昨年は4本の連続ドラマに出演するなど、多忙を極めていた俳優・田中圭さん（たなか・けい 36歳）が、今年は現時点で連ドラ出演は0本と、ドラマの仕事が昨年と比較すると“激減”しており、夕刊紙『日刊ゲンダイ』は田中さんがテレビから姿を消した理由について伝えています。
田中圭さんは昨年、4本の連続ドラマのほかにも3本のドラマに出演し、加えて映画2本にも出演しており、田中さんをテレビで見ない日は無いといっても過言ではない状態でした。
しかし、今年は映画への出演が発表されている一方で、1月期放送のドラマには出演せず、4月期放送の春ドラマへの出演情報も特に無く、『日刊ゲンダイ』によれば、ファンからも「田中圭が消されてしまった」と動揺の声が上がっているといいます。
田中圭さんがテレビから消えた原因について芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、「原因はどうやら“あのニュース”が尾を引いているようだ。昨年9月4日にNHKが報じた“泥酔タクシー料金未払い事件”である。田中の酒癖の悪さを知った民放のドラマ関係者が急に彼の起用に及び腰になり、その余波が現在の“開店休業状態”に繋がっている。」
としています。
さらに、このトラブルはCMにも影響を及ぼしたとし、『BOAT RACE振興会』や『サントリー 角瓶』などがCM契約解消に向けて動いたそうです。
芸能プロダクション関係者は田中圭さんについて、「田中のだらしなさに呆れたのはテレビ局やスポンサーだけではありません。（TBSドラマの）『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』で共演した石原さとみなどは怒り心頭で、今後は“共演NG”になりそうです。『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課 神崎・黒木』を『Hey!Say!JUMP』山田涼介の代表作にしたかったジャニーズ事務所も、田中の失態に不信感を拭えない様子だといいます。田中は演技力もあり、シラフ時はとても聡明な役者なだけに残念がる演出家もいます」
と語っています。
こうした状況にあるため、ほとぼりが冷めるまで地上波のドラマに出演するのは難しいといい、別の芸能プロダクション関係者は田中圭さんの今後について、「田中にとって救いは、ドラマ業界で影響力の大きい事務所に所属しているということでしょう。ある程度の自主謹慎期間を経れば、小栗旬や綾野剛と抱き合わせでプロモーションをかけることができます。小栗が主演する2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』あたりが、田中の地上波復帰の第1弾になるのでは……ともっぱらの評判です。小栗はこれまでたくさんの大河ドラマに出演してきました。事務所としてNHKに“貸し”があると言っても過言ではありませんからね」
としています。
『日刊ゲンダイ』はこのように、田中圭さんのドラマ出演が激減している理由について報じているのですが、これに対してネット上では、
- 単純に今まで頑張ったから今はまとまったお休みを頂いてるだけなのでは？
逆にここ何年か働きすぎだと思います。まだ小さなお子さまもいるんだから家族と過ごす時間も大事ですよね。 - 圭さんがご自身で言われていました。今年はひとつずつの作品に集中してみたいから、掛け持ちをやめてみると。そして、今も色々な作品の撮影中とのことです。
- 今まで働き詰めだったし、コロナの自粛まで家庭にいることがほとんどなかったと言ってたから、今は家で過ごす大事さを改めて感じられる時間なのかなと思ってます。少しゆっくりできるならいいじゃないんでしょうか。
泥酔事件あったところで、映画は発表になったばかり。なのに問題上げることがおかしい。 - 忽然と消えたって、ただ今クールのドラマに出てないだけでひどい言われよう。むしろ今まで出過ぎて食傷気味になるところだったから、少しクッションあった方がいいわ。
- 普通に今までが働きすぎだったと思う。何本もかけ持ちしてゴチも出てていつ寝てんの？休んでる？って感じでしたし。
そんで、ドラマはあな番以外はあまり当たったものもなく、ちゃんと作品を選んででたほうがいいんじゃ…と思ってた。先消すとか酷かったし。
家族の時間も必要だと思うし、ゆっくりして欲しいわ。 - 売れっ子芸能人は大変だね。ちょっとテレビ出ないだけで姿を消したって…世間では田中圭そこまでイメージ悪ではないと思うし
今まで働きすぎ、少しゆっくり休んでリフレッシュして次の作品ってことでしょうよ
などと、記事に対して否定的な声が多く上がっています。
田中圭さんは2018年4月期放送の主演ドラマ『おっさんずラブ』（テレビ朝日系）がヒットして以降、テレビドラマの仕事が激増しました。
2018年は『おっさんずラブ』を含めて5本のドラマに出演し、2019年は4～9月にかけて『あなたの番です』（日本テレビ系）、7～9月に『Iターン』（テレビ東京系）、8月にスペシャルドラマ『絆のペダル』（日本テレビ系）、11～12月に『おっさんずラブ in the sky』（テレビ朝日系）に出演していました。
そして、昨年は1月期に『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』（日本テレビ系）、3月にスペシャルドラマ『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』（テレビ朝日系）、9～10月に『キワドい2人』（TBS系）、10～12月に『先生を消す方程式。』（テレビ朝日系）に出演。
加えて、昨年4月期には『らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜』（テレビ東京系）で主演予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で放送延期という形となりました。
田中圭さんはこの他にも複数の仕事を抱え、それによってドラマの撮影途中には居眠りすることもあり、睡眠時間を削ってまで多くの仕事をこなしていた様子から、ファンたちも体調を気遣い、もう少し仕事をセーブしてほしいとの声が上がっていました。
そのため、今年に入ってからテレビドラマの仕事が無いのは、タクシーでのトラブルが原因ではなく、単に田中圭さんサイドが仕事をセーブしているのではないかと推測する声が多く上がっています。
今年に入ってからドラマ出演がパタリと無くなった真相は不明ですが、昨年までオーバーワークだったのは事実で、メディア露出が多すぎることによって食傷気味との声もあったことから、テレビへの出演が減ったことが逆に、今後の活動に良い影響を与えるのではないかとも思います。
田中圭さんはテレビへの出演が減ったと言っても、今年2月公開の土屋太鳳さん主演映画『哀愁しんでれら』に出演しているほか、5月公開予定の『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』、今秋公開予定の『総理の夫』、12月公開予定の『あなたの番です 劇場版』で主演することが発表されています。
現時点で発表されている出演作品は映画のみですが、今後も様々な作品で是非とも良い演技を見せてほしいですね。