多目的トイレなどでの行為も明らかにされた不倫スキャンダルによって、アンジャッシュ・渡部建さんが降板となった生放送の情報バラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系 土曜午前9時30分)で、不適切な演出があったとして視聴者等の間で物議を醸し、イジメ行為だと非難の声も上がるなど炎上状態になっており、その演出を巡っては様々な憶測も飛び交っています。
視聴者の間で物議を醸した演出は、年内最後の放送だった26日のエンディングの場面で、MCの佐藤栞里さんが挨拶を終えると、CGによる複数の風船が飛び、その中の赤い風船には渡部建さんとみられる人物の顔が薄っすら描かれていました。
その風船が出演者たちの頭上を飛んでいったところで、なぜか赤い風船だけ破裂、木っ端微塵になるという演出がされていました。
<↓の画像が、渡部建さんの顔付き風船の破裂シーンの写真>
このシーンに対してネット上では、
- ブランチのこと嫌いになった
- 渡部が不倫で迷惑かけたからとはいえ、やり方が陰湿
- 最後に渡部風船が割れてんのも気持ち悪い 流石に度が過ぎてるよあれは
- さすがに、やりすぎというか相方の児島さんにも失礼では…
- 王様のブランチで赤の風船に渡部の顔面貼り付けて爆破しとるのエグすぎやろ!!
- これはちょっとひどくないか?悪ふざけにも程があると思う…
- 誹謗中傷が~いじめが~とか言ってるテレビ局がこれだからな。理由があったらなんでもOKって考えなのかな。
- ほんと悪質。イジメの縮図だよね。問われたら「いじりのつもりでしたすみません」で終わる気でしょ。
笑える・バズるって思っての演出かわからないけど、悪い意味でバズってますよ。 - 風船の演出どういうことだよ。公共の電波でイジメか?やってること渡部の何倍も最低だぞ。
制作した奴番組で顔出して謝罪しろ。あとこんなクソ番組即刻打ち切れ
などと批判の声が噴出しています。
また、ロンドンブーツ1号2号・田村淳さん、タレント・伊集院光さんらもこの演出に対して「とても気持ちが悪い」「うわって思った」などと否定的な反応を示していました。
番組制作サイドはなぜ、年内最後のエンディングシーンにこのような演出を盛り込んだのか、その意図は明らかになっていないのですが、渡部建さんの不倫スキャンダルに対して特に怒りをあらわにし、激怒しているのがTBSだと以前から囁かれていました。
大きな理由は、渡部建さんが仕事復帰の場として、日本テレビ系で大晦日に放送される『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』を選んだためとされ、渡部さんの仕事復帰が報じられた後にTBSは『王様のブランチ』からの降板を決定、公式サイト上からも写真などを削除しました。
その後、謝罪会見の前日に番組降板が発表され、これに対してネット上では、なぜ今になって降板発表?との声も多く上がっていました。
フリージャーナリスト・片岡亮さんが番組スタッフに話を聞いたところ、渡部建さんの『王様のブランチ』降板について、「無言の抗議みたいなもんですよ。だって特番を選んだのはギャラと視聴率が一番高いからでしょ。裏切られた気分です」
と語ったとしています。
また、ニュースサイト『サイゾーウーマン』の記事ではテレビ局関係者が、「テレビ業界の慣例的に、総合MCを持つタレントなら、復帰の場として選ぶのはその局と決まっていて、他局で復帰することはまずあり得ない話なんです。TBSはキー局の中でも、道筋や仁義を最も気にする局だけに、『渡部は永久出禁だ』と公言する局幹部も。」「今回『王様のブランチ』で、まるでイジメのような演出が行われたのは、TBSから渡部への“絶縁宣言”にも見える」
と明かしています。
続けて、「いくら渡部の行動が不義理だったとはいえ、半強制的に番組から降板させ、ダメ押しでこの演出とは……。はっきりいって、放送に乗せていいものとは言い難いでしょう。また、現在も総合司会を務める佐藤栞里や、共演者のオリエンタルラジオ・藤森慎吾が『イジメに加担した』ように見えてしまうのも問題」
だと指摘しています。
悪ノリ演出がネット上で大きな波紋を呼び、いくら何でもやり過ぎ、イジメだとしてTBSに謝罪を求める声も多く上がる事態となっていますが、番組放送から3日後の現時点では謝罪などはありません。
ただ、『王様のブランチ』の公式ツイッターが26日夜に投稿したツイートに対しては、150件以上の批判を含むコメントが寄せられ炎上状態になっており、問題のシーンの動画や画像を添付したものもあることから、番組サイドもネット上で炎上していることは把握しているとみられます。
この演出は今後、BPO(放送倫理・番組向上機構)案件になる可能性もありそうで、TBS側が今後どういった対応をするのかに注目したいですね。