2009年4月から放送のバラエティ番組『火曜サプライズ』(略称:火サプ 日本テレビ系 火曜19時)が、来年3月に打ち切り終了となることを『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じ、ネット上では様々な声が上がっています。
スポニチによれば、『火曜サプライズ』は現在も平均視聴率10%超えで安定しているものの、番組サイドは関係先に「編成の総合的な判断」と説明し、スポニチの取材に日本テレビ関係者も番組終了の理由について「視聴率が理由ではない」と語ったとしています。
実際に12月1日放送回も平均世帯視聴率は11.3%(関東地区)を記録し、同時間帯で民放トップの数字となっていました。
番組スタートから10年以上が経った現在も好視聴率を記録する人気番組でしたが、打ち切り終了決定の背景には新型コロナウイルスの影響もあるとし、番組のメインコーナーである街ブラ企画「アポなしグルメ旅」が打撃を受けていたといいます。
このコーナーは、番組レギュラーのウエンツ瑛士さんやDAIGOさんがゲストと街ブラロケをしながら、アポ無しで飲食店に撮影交渉を行い、ロケをさせてもらうといった内容でした。
<↓の画像は、『火曜サプライズ』レギュラー出演者の写真>
その内容もコロナ禍では「感染予防の観点からアポなしでは十分な準備ができない」として、アポ無しロケに対して難色を示されることが増え、ロケすることが困難な状況に陥っていたそうで、「ウィズコロナの生活が続く限り、これまで通りのロケはできない。それならば別の番組に、と判断をしたそうです」
と番組関係者が明かしています。
打ち切り終了の理由はそれだけでなく、番組制作費の削減や広告獲得の問題も挙げられているといい、日本テレビ関係者は、「ただ視聴率が良ければ、番組スポンサーが喜ぶ時代ではない。広告効果があるかないか、といった部分も含めた総合的な判断」
と話したとしています。
そして、『火曜サプライズ』の打ち切り終了報道を受けてネット上では、
- ぜひ見たいと思う番組ではない。良くも悪くも印象に残らないからちょうどよかったけどね。やたらウルサイ番組に変わるのは嫌かも。
- 何が「サプライズ」かも全く分からんし、ただ芸能人が街を歩いて飯を食ってるだけの番組。「コロナの影響」とは体の良い言い訳見付かって、良かった良かった。
- この番組に限らずスタジオの芸能人いらないよね?昔に比べて内輪で盛り上がってる番組多い。打ち切りになって寂しい番組も少ないし。
- 同じ駅の同じ店に、何度もロケに行くようになっていて、マンネリを感じる。
日テレを代表する番宣番組が無くなるのは、局も困るだろうから ロケの少ない番宣番組が始まるのかな? - ウエンツがなあ。俳優の勉強で留学して帰ってきて、しばらく俳優業に専念すると思ったら、早速バラエティに出て留学する前と変わらないと思ったし、ウエンツのなんか偉そうな態度も好きじゃない
帰ってきてから舞台もやってるみたいだから、番組が終わるこの機会に俳優業に専念すればいいし、正直日テレ以外の番組でウエンツをほとんど見たことない - コロナのせいもあるけど、ウエンツが留学する前とちょっと街歩きしてる時のゲストとの間の雰囲気、距離感が変わってしまったような気がしてた。
でも昨日の大泉洋の回は前に戻ったみたいで面白かった。大泉さんのキャラと、感染再拡大の前の収録だったからかな。 - この状況では仕方ないですね。番宣とは言え、生のゲストの声が聞けて楽しい番組だった。
でも、アポ無しもだいぶん飽きられてきていたのも事実。番組改編もやむを得なかったのだろう。
コロナが収まったときに、別な形でゲストの生の声が聞けたらいいですね。
などの声が上がっています。
日本テレビでは『火曜サプライズ』の他にも、『メレンゲの気持ち』(土曜正午)が来年3月をもって打ち切り終了となることがスポニチによって報じられており、こちらも番組の視聴率は毎週同時間帯トップの数字を記録しているものの、放送開始から25年の節目に新鮮を求めて終わることが決定したとされています。
『火曜サプライズ』も放送から10年以上が経ち、現在も視聴率は好調ながらマンネリ化を指摘されており、今回の打ち切り終了報道にも仕方がないという声も少なくありません。
また、『火曜サプライズ』と『メレンゲの気持ち』は番組制作費が高かったこともネックになっていたとの情報もあり、ニュースサイト『日刊大衆』によれば、近年スタートした番組と比較すると制作費が高く、以前から日本テレビの上層部の終了候補リスト入りしていたそうです。
日本テレビではこの他にも、2011年4月スタートの『幸せ!ボンビーガール』(火曜22時)が打ち切り候補になっているとされ、こちらは番組の視聴率低迷が原因として挙げられており、平均視聴率が1ケタ後半で推移しているため、もし打ち切りを逃れたとしてもレギュラー出演者を減らし、番組制作費の削減が行われるだろうと予想されています。
このように10年ほど続いている番組が複数打ち切り対象となっているようですが、コロナの影響で今後も終了を余儀なくされる番組は増えそうな気配ですね。