複数の女性との不倫関係や、多目的トイレで性的な行為が週刊誌『週刊文春』にスクープされ、2020年6月から芸能活動を自粛していたアンジャッシュ・渡部建さん(49)が5日、コンビの冠ローカル番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ 火曜22時)の収録に参加して仕事復帰し、ネット上では芸能活動継続の是非を巡って再び物議を醸すなど、大荒れの状態となっています。
渡部建さんは仕事復帰にあたり、所属事務所『プロダクション人力舎』を通じて謝罪コメントを出し、このタイミングで活動再開を決意した理由については、「いま一度活動をさせて頂ける機会があれば、ゼロからまた頑張りたいという思いに至りました。今後、いただけるお仕事があれば、ひとつひとつ丁寧に全力で務めて参りたいと思います」
としています。
<↓の画像が、『白黒アンジャッシュ』で仕事復帰した現在の渡部建さんの写真>
また、相方の児嶋一哉さんは自身のYouTubeチャンネルに動画をアップし、渡部建さんの芸能活動再開を報告しており、「渡部のやったことで、ものすごく多くの方にご迷惑、不快な思いをさせて本当にすいませんでした」と謝罪した上で、「なかなかどういう回になるのか、自信がないというかね。見ていただいて、となると思う。色々なご意見あると思いますけど、温かく見守っていただけたらなと思います」
と呼び掛けています。
渡部建さんの妻で女優・佐々木希さんは、インスタグラム上で渡部さんの活動再開を報告しており、「本日より主人が仕事復帰することとなりました。これからはゼロから頑張る主人の姿を見守ることに決め、今まで以上に感謝の気持ちを持ち、家族と共に前に進んでいこうと思っています。(中略)この数年の間、憶測や事実ではない内容の記事に何度もやるせない気持ちにもなりました…。ですが、これからも私の気持ちはこのInstagramで綴りたいと思っておりますので、御理解の程どうか宜しくお願い申し上げます。」
などと綴っています。
渡部建さんの今後の活動を巡っては様々な憶測が飛び交っていますが、『スポーツニッポン』(スポニチ)が番組関係者に取材したところ、「当面の間は他の仕事は考えず、この番組で地道にやっていくとのことです」と語っています。
また、スポニチの取材に関係者は、渡部建さんの方から昨年末に「仕事を再開したい」と事務所に相談し、児嶋一哉さんの了承も得られたことで、事務所とテレビ局側が話し合い、『白黒アンジャッシュ』での復帰が決まったそうです。
ただ、『スポーツ報知』の取材に人力舎は、現時点で『白黒アンジャッシュ』以外に決まっている仕事が無く、ライブ活動なども未定とし、「色々な反応があると思うので、そんな簡単にはいかないことは承知しています」と語っています。
そして、仕事復帰後には渡部建さんと児嶋一哉さんの2ショット写真が公開されたのですが、児嶋さんは体の前で手を組んでいる一方、渡部さんは後ろで手を組んでいることが物議を醸しており、後ろ手はビジネス上では失礼にあたることから、「反省しているのに後ろ手はないだろ」という批判も噴出するなど物議を醸しています。
<↓の画像が、『白黒アンジャッシュ』で仕事復帰した渡部建さんと児嶋一哉さんの写真>
『東京スポーツ』(東スポ)によれば、世間から多くの批判が上がる中でも、渡部建さんの本格復帰に向けて手を差し伸べようとしている芸人は多いそうで、実際に『吉本興業』所属のお笑いコンビ『鬼越トマホーク』の坂井良多さん(36)はツイッター上で、「帰りに1万円払うので我々のYouTubeチャンネルで是非コラボして下さい!」
と共演オファーを出しています。
また、『千原兄弟』の千原ジュニアさんは『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)で、渡部建さんの仕事復帰について、「どこか芸人としてワクワクするところもあるし。俺は渡部くんと絡みたい。これに来週来てくれへんかな。視聴者の方は『私は見ない』という方もたくさんおられるでしょうけど、我々芸人はイジって、ご覧になっている方に笑っていただけるようにするしかなくない?」
と語っていました。
しかし、東スポの記事ではテレビ局関係者が、「ネックは不倫の中身。複数の女性が相手で、さらに多目的トイレという場所の問題もあり、イジって笑いにすることが難しい。もしイジって笑いにすれば、共演した芸人や番組、テレビ局、スポンサーにまで抗議が来る可能性が大いにあり、起用に踏み切れない」
と明かしています。
復帰後もかなり厳しい状況が続くのは本人たちも分かった上で、登録者数が100万人到達目前の児嶋一哉さんのYouTubeチャンネルで共演というプランもあるそうです。
芸能プロダクション関係者は、「1年半以上も芸能活動から遠ざかったこともあり、渡部はどう人を笑わせていいか分からなくなっていると聞いています。『白黒アンジャッシュ』だけでは、芸人としてのブランクは埋められない。ユーチューブならテレビのようにスポンサーの顔色をうかがう必要がなく、渡部が伸び伸びできるとの判断もある。そこで他の芸人とも絡めば、感覚をつかめるでしょう」
と語っています。
渡部建さんの復帰を巡るこれらの報道を受けてネット上では、
- テレビに拘らずにYouTubeとか他で仕事考えればいい
- 今回の復帰で児嶋さんが株を上げるだけで、渡部の評価は上がらないと思う
- 今後は児嶋さんあっての渡部って感じでしか見れない。今までも児嶋さんピンで頑張って来たので、今さらコンビにならなくても…
- 逮捕されてないけど、私の旦那でも親族でもないけれど、したことが生理的に受け付けない。児嶋さんには申し訳ないけれど、復帰は勘弁してもらいたい
- コジマさん自身、いじられてナンボの芸風。そのコジマさんが、はたしてワタベさんをうまく使いこなせるのか?想像つかない。
- 奥さんが許してるからとか、充分反省したからとか、そういうことではなく、奥さんや浮気相手の人たちに嘘をついて、女性を性欲を処理する物のように扱う人は見たくない
- 渡部が不快というのもあるけども。今後はあの偉そうなグルメキャラも通用せず、やらかしたことをイジれる雰囲気でもなく、腫れ物を触るみたいに扱われて番組の雰囲気が痛々しく寒々しくなるのを目にしたくないので、出てこなくていいと思う
などの声が上がっています。
週刊文春に様々な問題行為が報じられ、その直前に芸能活動自粛を決定して表舞台から姿を消し、2020年末の年越し特番『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時』(日本テレビ系)に出演して、シレッと復帰しようとしていたこと等からイメージが著しく悪化しており、テレビには出てほしくないとの声が上がるのも仕方がないでしょうね。
しかし、あのスキャンダルからすでに1年半以上が経過したことや、一番の被害者である佐々木希さん、そして児嶋一哉さんの許しを得ての復帰であるため、芸能活動再開に対して理解を示す声も上がっています。
そして、渡部建さんの活動再開を受けて日本テレビが、今後の動向を固唾をのんで見守っているとの情報もあり、『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』によると、日本テレビは『絶対に笑ってはいけない』での仕事復帰が失敗に終わった後も、渡部さんが出演していた『行列のできる相談所』を復帰の場にしようと動いていたのも事実だとしています。
結局はスポンサーとの兼ね合いによって断念したそうですが、『白黒アンジャッシュ』で復帰後に世間の反応が良い方へ変化していけば、全国放送の番組に登場する可能性はあるようです。
とりあえず現時点で決まっているのは『白黒アンジャッシュ』のみですが、テレビ局や芸人仲間など周囲が今後どういった動きを見せるのかにも、引き続き注目したいですね。