不倫問題で2020年6月から芸能活動を自粛していたアンジャッシュ・渡部建さん（わたべ・けん 49歳）が、15日夜放送の冠番組『白黒アンジャッシュ』（千葉テレビ 火曜22時）に出演し、不倫騒動に対する謝罪をすると共に、これまでの生活なども明かしました。
番組冒頭で、まずは相方の児嶋一哉さん(49)が1人で登場しあいさつを行い、後から登場した渡部建さんは神妙な面持ちで、「まずは、視聴者のみなさん、僕がしてしまった本当にばかげたことで大変、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。本当にすいませんでした。特にですね、多目的トイレを必要としている方々、本当に大変な不便をおかけしましたし、大変、不快な思いをさせてしまったと思います。心より反省しています。ごめんなさい」
と謝罪しました。
＜↓の画像が、『白黒アンジャッシュ』で仕事復帰し謝罪した渡部建さんの写真＞
- 『白黒アンジャッシュ』渡部建さんの謝罪シーンの動画1（Twitter）
- 『白黒アンジャッシュ』渡部建さんの謝罪シーンの動画2（Twitter）
渡部建さんの謝罪後に児嶋一哉さんは不倫騒動について、「（悪いのは）お前の人間性だと思う。お前は調子に乗っていた。お前の人を雑に扱うようなことが、女性をあんな扱いするようなことになった。ありえないことになったのは全部お前のせいだ。オレも、えらそうにしているな、こいつ、態度でかいなと思ったけど、注意できなかった。立場弱くて、言えなかったオレも責任を感じる。だけど、これからは調子乗るなよ、と言う。反省していると思うけど、なんで、そんなことをしてしまったんだろうね。」
と語りました。
妻で女優の佐々木希さんは復帰を応援している？と問われた渡部建さんは、佐々木さんも復帰に賛成してくれていることを明かし、「家族で、また一から頑張って行こう、って思いはあって。こういう（番組に）復帰をしたいって思いには、賛成はしてくれている」
と明かしていました。
児嶋一哉さんは渡部建さんの仕事復帰を了承した理由について、「1年8か月でやって思ったのは、当然1人の力じゃないし、お前が頑張ってきたから、アンジャッシュとしてもテレビに出れたけども、人間性の部分は本当に大嫌いで、言えなかった部分もいっぱいある。お前が『白黒アンジャッシュ』でやりたいという部分も聞いて、結成30年目で切り捨てるのも違うし、どこかで助けてあげたい思いもあるけど、でも、一番はお前のためではなく、家族のため。奥さん、お子さん、親とかのために、『白黒アンジャッシュ』からやらせてもらえたら、という部分が強い。ちょっとかわいそうすぎる。お前が一歩踏み出して、変わっていく姿を見せたらいいなと。お前の家族のためっていうのが一番です」
と語っていました。
気になる今後の活動について、オファーがあれば『白黒アンジャッシュ』以外の番組等にも出演するのか聞かれた渡部建さんは、「芸能に限らず、仕事される場があれば」「もちろん、ニーズがなければ再開できない。基本的には万が一、オファーいただけるならということ」
と答えていました。
また、芸能活動自粛中に東京・豊洲市場で働いていた件について、「報道では、豊洲は“出禁”（出入り禁止）となっているけど、今も行かせてもらっている」「ありがたいことに、豊洲の会社の人たちからは『うちは全く気にしなくていいよ』と言われ、報道の翌日からも行かせてもらっている」「お給料はもらっていないけど、これもってきなと、魚を頂いている」
と、現在も豊洲市場で働いていることを明かしました。
これまでの生活については、「基本は育児と家事。奥さんが働きに出なきゃいけないから。送って、迎えに行ってという感じ。出歩くことはないけど、週末は国のルールを守りながら、出かけることもあったけど、子供と2人っきりの時間も多かったかな」
と語っていました。
- 休業中の生活について語ったシーンの動画（Twitter）
番組復帰にあたって佐々木希さんから言われた言葉については、「『なんでも聞かれたことは正直に話しなさい』とか。」と明かした上で、「正直、芸能界を辞めることが一番、みんなに迷惑をかけないなと思った時期もあった。児嶋も、あいつどうなった、と聞かれることもない。奥さんも何かする度に報道に出ることになる。引退すれば、（所属事務所の）『人力舎』もストレスが無くなるし、迷惑を掛けないんじゃないかなと思った時期もあって。」
と、一時は芸能界引退も考えていたことを告白しています。
そうした状況から芸能界復帰を決意した経緯、理由については、「奥さんとすごく話して、『逃げるように芸能界を辞めるのと、ダメ元で再チャレンジして玉砕する方が息子に見せる背中としてはいい。お父さんは1回失敗したけど、逃げずにチャレンジしたね、と言われる方がいい。』そんな話はした。もちろん、全部が上手くいくわけでもない。ここに立つだけでも大変だと分かるし…」
と明かしていました。
番組最後に児嶋一哉さんはコンビの今後について、「新生アンジャッシュ、新フォーメーションを探っていくしかない」「パワーアップしたアンジャッシュを見せられたらいいという思いはあるけどね。この空気で、いろんな現場には行けない。（番組は）次回から通常バージョンでやらせていただく。」
などと語っていました。
そして、渡部建さんの仕事復帰、番組内での発言などを受けてネット上では、このタイミングでの復帰に理解を示す声も多く上がる一方で、
- 何も謝ることないけど、気持ち悪いのは謝っても解消できない
- まあテレビに出てきたらチャンネルは変えるかな
- 言葉を読んだだけだと、相変わらず誠意がないし軽いね
- おちゃらけた背景とあいまってエンタのコントにしか見えないわ
- オリンピック期間中ってのがまた計算高い
- 性癖ってそう簡単には治らないからね
- 全国の公衆便所を清掃する旅に出ればよかったのに
- 今更話題にされてもだわ。謝罪される意味すらわからないけど、不快だから本当出ないで欲しい
- わざわざ多目的トイレに言及しなくても良いのに。ますます印象が悪くなる
- 僕がしてしまった 本当に馬鹿げたことって 言ったらダメじゃない？笑 馬鹿げた事じゃない！本当に不快で最低でクズなことだよ
- 喋りが胡散臭いから何言ってもダメ。舞台で大爆笑取ってネタ番組でコツコツやるのが一番近道。事務所がしっかりマネジメントしろよ
- 不倫相手の扱い方も凄かったから、女性全般馬鹿にしてそうと思うと、ほんと見たくないな
などと、復帰は自由ながら、全国放送のテレビ番組には今後も出演しないで欲しいといった声も少なくありません。
渡部建さんは2020年6月に週刊誌『週刊文春』によって、複数の女性との不倫スキャンダルをスクープされ、1人の女性とは佐々木希さんと結婚する前から男女関係にあり、多い時で週2回のペースで密会を重ね、六本木ヒルズの地下駐車場にある多目的トイレや、個人事務所としていたマンションの一室などに呼び出し、関係を持っていたとのことでした。
また、結婚式の翌月にも多目的トイレで行為に及んでいたそうで、渡部建さんは女性に対して、「奥さんとは仲が良い。絶賛子作り中だもん。でもそれとこれは別。」などと語っていたといいます。
その後も渡部建さんの乱れた女性関係、横暴な振る舞いなど、様々な裏の顔を明らかにする報道が相次ぎ、渡部さんのイメージは著しく悪化しており、報道からすでに2年近くが経つものの、顔を見るだけで不快感を抱くといった声が上がるのも仕方がないですね。
渡部建さんが今後いくら反省した姿を見せ、児嶋一哉さんや芸人仲間、事務所など、周囲がいくらサポートをしても、一度付いた印象を変えることはなかなか難しく、過去に不倫を報じられた俳優の原田龍二さん、袴田吉彦さん等のように騒動をネタにし、完全復活できるかどうかは分かりませんが、芸能界引退を一度は考えながらも、子供のことも考えて復帰を決断したからには、これからまた児嶋さんと共にお笑いに全力で取り組んでいき、新たなアンジャッシュらしいコント等も見せていってほしいです。