俳優・鈴木亮平さん(34)が主演で西郷隆盛役を演じるNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』に、俳優・渡辺謙さん(57)が島津斉彬(しまづ・なりあきら)役で出演することが正式に発表されました。
渡辺謙さんは1984年放送の『山河燃ゆ』でNHK大河ドラマに初出演し、1987年の『独眼竜政宗』で初主演を務めました。
また、NHK大河ドラマ史上初めて、1993年~1994年にかけて年またぎで放送された『炎立つ』の第1部と第3部で主演し、2001年放送の『北条時宗』にも出演しており、NHK大河ドラマへの出演は今回で5度目となります。
渡辺謙さんが今回演じる島津家第28代当主・島津斉彬は、聡明で卓越した知識を持ち、壮大な政治哲学によって時代を牽引したカリスマで、西郷隆盛ら幕末に活躍した人材を育て上げ、西郷隆盛にとっては生涯の師という人物です。
<↓の画像は、『西郷どん』出演者たちの写真>
(上段左から平田満さん、風間杜夫さん、松坂慶子さん、渡部豪太さん、下段左から桜庭ななみさん、瑛太さん、鈴木亮平、黒木華さん、ドランクドラゴン・塚地武雅さん)
島津斉彬役に渡辺謙さんを起用した理由について、NHKの制作統括・櫻井賢さんは、「主人公に最も大きな影響を与える島津斉彬役は、かつて大河ドラマの主演を務め、海外に活躍の場を広げられている渡辺謙さんです。西郷の生涯を生き抜く鈴木亮平さんが、俳優として、西郷どんとして、その大きな背中を追いかけ、大いにぶつかり合い、撮影現場に虚実ない交ぜの“師弟関係”が生まれ、大河ドラマ『西郷どん』に力強いエネルギーがあふれ出すことを期待しています」と話しています。
また、渡辺謙さんは「俳優としての基礎を育てていただいた『大河ドラマ』に恩返しをさせてもらう機会をいただきました。鹿児島で絶大な人気を持つ斉彬公ですが、彼の苦悩、無意、希望、勇気、さまざまな思いを感じながら、行きていこうと思っております」とコメントしています。
なお、今回の発表では渡辺謙さんの他にも、島津斉彬の異母兄・島津久光役で青木崇高さん、斉彬の側室・喜久役を戸田菜穂さん、斉彬の側近・山田為久役を徳井優さんが演じること、さらに市原悦子さんが語りを担当することも発表されましたのですが、ネット上の反応を見てみると、
- 斉彬役似合ってると思うけど、不倫のことはどうなった?
- 大河ドラマに恩返しする前にすることあるんじゃないの???
- 記者会見から逃げた渡辺謙。イメージに傷がついちゃったね
- 不倫したら活動自粛するタレントがいるのに、不倫してもスルーして大河ドラマに起用される不思議
- NHKってスキャンダル芸能人はアウトにすると思ってた…まっ良いけどどうせ見ないしNHKは紅白からして見てないし…全然見てないのに受信料だけ取られる腹立たしさよ…
- まだ不倫問題の説明責任を果たしていない
- 不倫報道以降、バッシングがハゲしいですね。事務所に守られていても、視聴者は騙されない。
- とうとうキャスト発表の前に不倫釈明会見を開かなかったね。これはもう、釈明会見をやらないってことだな。
などと、渡辺謙さんの不倫スキャンダルに対する批判コメントが殺到しており、報道からあの件について一切触れていないために物議を醸しています。
渡辺謙さんが『西郷どん』に出演が決定しているという噂は以前から上がっていたものの、あの不倫スキャンダルによってNHK側が正式発表を出来ない状態にあり、4月12日開催の発表会見にも出席できなかったそうで、降板の可能性もあるのではないかとも囁かれていました。
しかし、『西郷どん』の原作者である林真理子さんは以前インタビューで「島津斉彬は渡辺謙さんが理想」だと話していたほか、過去に4度も大河ドラマに出演歴があることから、NHK側もキャストを変更しなかったのかもしれません。
『週刊文春』によって、20歳以上年下の元ホステスで、ジュエリーデザイナーの女性との不倫をスクープされた渡辺謙さんは、後日会見をすると話していたものの、諸事情があり会見が行なえない状態にあると言われているのですが、世間の反応を見る限り、今後謝罪会見はキッチリと行った方が良さそうです。