元プロ野球選手・清原和博さん(54)が、YouTubeチャンネル『清ちゃんスポーツ』(登録者数:約51万人)にアップした動画で、『北海道日本ハムファイターズ』の“ビッグボス”に就任した新庄剛志監督(しんじょう・つよし 49歳)の監督就任会見での服装・身だしなみ等に苦言を呈し、ネット上では「お前が言うな」と大炎上状態になっています。
新庄剛志さんは4日に行われた監督就任会見で、オーダースーツ会社『DAVID LAYER』に特注したワインレッドのスリーピーススーツと、襟の高さが10センチの白シャツを着用し胸元を大きく開け、首には黒・赤・ゴールドのネックレス、さらにサングラスもかけたド派手スタイルで登場したことで大きな話題になり、ネット上では「襟がレジェンド」「エリマキトカゲもびっくりするぐらい襟が立ってる」などの声が上がっていました。
<↓の画像は、就任会見での新庄剛志監督の写真>
この会見から約2週間後に、清原和博さんはYouTubeチャンネルに新庄剛志監督に言及した動画をアップし、新庄剛志監督の会見映像を見たことを明かした上で、「見た瞬間にちょっとイラっとしました」「もうちょっと(服装を)ちゃんとしてくると思ったんですよ。プロ野球の監督になったらある程度ちゃんとしてくる」「プロ野球100年の歴史があるわけですよ。(元巨人の)川上(哲治)監督から始まってね。絶対プロ野球のOBたちは口に出さないと思いますけど、僕らの年代までの選手までは、みんな嫌な気分になっているのは間違いないと思います。監督になるのはいいんですが、パフォーマンスでああいうことをするのは(許せない)」
などと語っていました。
一方で母校・PL学園の後輩であり、公私ともに親交が深い立浪和義監督(52)が『中日ドラゴンズ』の新監督に就任し、低迷が続くチームの規律を正すために、選手やチームスタッフ等に対して「茶髪・長髪・ヒゲ禁止」を通達したことに賛同し、チーム再建のためには必要なことだと熱弁しています。
その中で清原和博さんは、「僕も現役時代にはピアスを開けたり、いろんな髪型もしましたよ。でもこれはプレーに自身を持っていたから。でも、今の中日のスタメンをみんな言えないでしょ。それで、ジャージ(新庄剛志監督)の方が目立っているのは、どうも嫌だなぁ。だから、習慣として今までYahooニュースを見てたんですが、もう見ないようにしました。(嫌な気持ちになるから?)そうですねぇ。」
などと語っていました。
<↓の画像は、ジャージ姿でキャンプを視察した新庄剛志監督の写真>
また、動画の演出を手掛けているプロデューサー・演出家のマッコイ斎藤さんから最後に一言を求められると、「選手の皆さん、プロ野球界を盛り上げてください。ジャージを着ている男なんかに負けないでください!」
と呼び掛けていました。
このように新庄剛志監督の服装・身だしなみ等に対して、苦言を呈した清原和博さんに対してネット上では、
- キヨさんも現役時代から相当チャラチャラしてたじゃない
- よくもまぁ自分のこと棚に上げて言えるな
- アンタが言うか?空いた口が塞がらないよ
- 人の事言う前に自分がしてきた事見直してみな
- お前はどういう立場でモノをいっとるんだ。誰がなんと言おうとお前が言うな状態だぞ
- 自分はギラギラのネックレス付けて、ドでかいピアスしてバッターBOXに立ってたやろ。川上監督が許してくれたと思うか?
日サロで真っ黒になって、チンピラみたいな選手を不快に思って見ていたOB達もいただろう。人にケチつける前に、まずは自分の反省をすることや。
などと批判が殺到しており、炎上状態になっています。
清原和博さんは1997年に、『西武ライオンズ』から『読売ジャイアンツ(巨人)』へFA移籍し、その後徐々に容姿が変化していきました。
<↓の画像は、巨人入団会見時の長嶋茂雄さんと清原和博さんの写真>
2001年シーズンをもって長嶋茂雄さんが監督を退任し、堀内恒夫さんが監督時代の2004~2005年ごろから、ヒゲを生やして髪を染めたり、金のネックレスやダイヤのピアスを両耳に付けて、試合に出場するようになったことで、野村克也さんらプロ野球OBからも非難されていました。
<↓の画像は、2004年以降の清原和博さんの写真>
大きなダイヤのピアスをつけるようになった理由については著書で、「巨人軍に契約交渉の席で煮え湯を飲まされ、その悔しさを忘れないために刺青の代わりにつけた」
などと綴っています。
清原和博さんは2008年シーズンをもって現役を引退後には、上半身や右足などにド派手な龍の刺青(タトゥー)を入れたり、2014年に巨人のキャンプ視察に訪れた際には、上下白のスーツにVネックシャツ、十字架のネックレスやサングラスを付けて現れ、まるでヤクザのような風貌だったことで物議を醸しました。
<↓の画像は、2014年に巨人のキャンプ視察時の写真>
<↓の画像は、清原和博さんの刺青写真>
このように容姿が大きく変化した裏で、清原和博さんは覚醒剤などの違法薬物に手を出しており、2016年2月に覚醒剤の所持・使用で逮捕され、同5月末に懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決が下されました。
こうした過去を持つ清原和博さんが、新庄剛志監督の服装・身だしなみに怒りをあらわにし、「イラッとした」「嫌な気分になった」などと語り、新庄監督の格好に対して苦言を呈すというのは正直驚きです。
違法薬物の影響か何かで、過去の記憶も曖昧になっているのかは定かではないものの、かつてプロ野球選手とは思えない姿を見せていただけに、お前が言うなといった批判が噴出するのは当然だと思いますし、人のことを批判する前に自身の行動を改めていってほしいですね。