女優の“深キョン”こと深田恭子さん(ふかだ・きょうこ 38歳)が、「適応障害」と診断されたことで芸能活動を休止することが明らかになりました。
所属事務所『ホリプロ』によると、深田恭子さんは昨年春ごろから体調を崩しがちになり、今月に入ってから医師に「適応障害」と診断されたそうです。
深田恭子さんは7月期に、フジテレビ系で放送の連続ドラマで主演することが決まっていたそうですが、芸能活動休止によって降板となり、当面は治療に専念するとのことです。
フジテレビはこの発表を受けて、「深田恭子さんの1日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます」とコメントし、深田恭子さんが主演予定だったドラマはクランクイン前で、代役を立てるかどうかもまだ決まっていないといいます。
深田恭子さんが発症した「適応障害」は、環境に上手く適応できず、うつ状態や不安状態などの症状が現れ、社会生活に支障をきたす精神障害で、「うつ病」などとは異なる病気です。
症状は、抑うつ、倦怠感、不安、怒り、焦り、緊張などがあり、特定の状況や出来事が耐え難いほど辛く感じ、それによって溜まったストレスが感情や行動に現れ、暴飲暴食や無断欠席、浪費、無謀な運転やケンカなど、攻撃的な行動を取るようになる場合もあります。
この病気の発症原因はストレスで、その人が感じる全てのストレスが要因となり、症状を改善するためには、その原因から離れて環境を調整することが必要とされています。
治療法としては、カウンセリングなどを取り入れて、ストレスへの対処法を学んで適応力を高めたり、睡眠薬などを使った薬物療法もあります。
過去には、ロンドンブーツ1号2号・田村亮さん、元TBSアナウンサーの小林悠さん、元乃木坂46の中元日芽香さん等が適応障害を発症しています。
深田恭子さんは仕事のストレスが原因で適応障害を発症したのか、それとも仕事以外のプライベートで強いストレスを感じていたのか発症原因は不明です。
ただ、深田恭子さんはコロナ禍にも数多くの仕事をこなしており、昨年にはドラマ『ルパンの娘 第2シリーズ』(フジテレビ系)で主演を務めたり、写真集を出版したり、複数のCMに出演していました。
また、今年は映画『ルパンの娘 劇場版』、『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』などに出演するほか、CM関係を含めて複数のイベントに出席しており、直近では24日に行われた『キリン 午後の紅茶』の記者発表会に登場しました。
『東京スポーツ』(東スポ)によれば、この時のイベントで深田恭子さんの様子に異変が見られたといい、イベントの冒頭で声がかすれたり、試食用のイチゴを落としたり、目がうつろで呂律が回らない状態になることもあったといいます。
深田恭子さんは少し前から以前に比べて“激ヤセ”したとも指摘されており、やつれているように見えるとして心配の声も上がっていました。
これから病気の治療を開始し、仕事復帰までどれほどの時間が掛かるかは分かりませんが、復帰を焦ることなくしっかりと体を休め、健康を取り戻してまた元気な姿を見せてほしいですね。