今年も複数のドラマや映画、CMに出演し活躍している人気若手女優・浜辺美波さん(はまべ・みなみ 19歳)の主演作が、相次いで微妙な結果になっており、今後の活動への影響を懸念する声も上がり始めています。
2011年の『東宝シンデレラオーディション』に出場したことがきっかけで芸能界入りした浜辺美波さんは、2015年放送の実写ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』、2016年放送の『咲-Saki-』、2017年公開の大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』などへの出演で人気が上昇しました。
今年は、2~3月放送の連ドラ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系)で主演し、8月スタートの『私たちはどうかしている』(日本テレビ系 水曜22時)では人気イケメン俳優・横浜流星さんとW主演し、放送開始前から大きな注目を集めていました。
しかし、『私たちはどうかしている』の初回平均視聴率は9.6%、第2話は7.8%と2ケタに届かず、この数字に対してニュースサイト『日刊サイゾー』は“大爆死”だとしています。
なお、6~8月に放送の篠原涼子さん主演『ハケンの品格 第2シリーズ』は初回14.2%を記録、その後も12%前後の数字を獲得し、全8話の期間平均視聴率は12.7%でした。
浜辺美波さんはさらに、14日から公開がスタートした実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』で主演し、『君の膵臓をたべたい』でW主演した北村匠海さんと再共演しているのですが、上映館数が303館と大規模公開にも関わらず、国内映画ランキングで初週6位スタート、2週目には7位にランクダウンしています。
数字が伸び悩んでいる要因としては、作品の内容や新型コロナウイルスの影響も挙げられていますが、それに加えて女優としてはまだ力不足だと指摘されており、『サイゾーウーマン』の記事で映画ライターは、「浜辺はまだ主演として作品の興行を引っ張っていくには、まだ力不足のような気がします。彼女は『君の膵臓をたべたい』のヒット後、ドラマ『賭ケグルイ』(TBS 系)に主演し、同作を『season2』、さらには劇場版まで制作されるほどのヒット作に成長させましたが、これは、高杉真宙、森川葵、矢本悠馬、中川大志、池田エライザ、福原遥ら豪華若手キャストに支えられてのものという印象。『アリバイ崩し承ります』や『私たちはどうかしている』についても、そこまでの存在感は発揮できていない印象です」
と語っています。
また、浜辺美波さんは美少女だが個性的なタイプではないとし、「浜辺の“共演者を食うほどではない”存在感が、個性派俳優やイケメン俳優と組ませやすい要因になっているのでしょうが、やはり彼女自身のインパクトの弱さから、集客力は乏しいと言える。(中略)朝ドラヒロインを演じて、より幅広い層からの支持を得る……それが女優としてランクアップする秘訣なのでは」
としています。
浜辺美波さんは、長澤まさみさんや上白石萌音さん、上白石萌歌さんと同じ芸能事務所『東宝芸能』に所属し、事務所に大きな期待を寄せられ“ゴリ押し”とも言われるほど猛プッシュされていますが、そろそろ結果を残さないと今後の活躍は難しくなるとの声もあります。
ちなみに、浜辺美波さんは今年この他にも、10月スタート予定のドラマ『タリオ 復讐代行の2人』(NHK)で岡田将生さんとW主演し、9月公開予定の映画『映像研には手を出すな!』、12月公開予定の『約束のネバーランド』などの作品への出演が発表されており、年内いっぱいは露出が続きます。
浜辺美波さんは『アリバイ崩し承ります』で好視聴率を獲得し、土曜ナイトドラマ枠では歴代1位という結果を残しており、同枠で昨年放送された『おっさんずラブ-in the sky-』の数字を超えています。
現時点で出演作品の多くが大爆死、大コケしているわけではなく、まずまずの結果を残しているものもあり、人気も着実に伸ばしています。
7月に『日経エンタテインメント!』が発表した「タレントパワーランキング2020」では、女優急上昇TOP20で清原果耶さん、今田美桜さん等を抜き、浜辺美波さんが1位になっており、認知度と関心度を掛け合わせたスコアは昨年から倍近い数字に上昇しています。
現時点ではまだ女優として力不足との指摘があるものの、今年でまだ20歳なので、これからの更なる成長に期待したいですね。