俳優の“ツダカン”こと津田寛治さん(つだ・かんじ 56歳)が、現在シーズン5が放送中の人気刑事ドラマ『特捜9』シリーズ(テレビ朝日系 水曜21時)から“完全卒業”すると週刊誌『週刊女性』が報じています。
<↓の画像は、津田寛治さんの写真>
2006~2017年にかけて放送の渡瀬恒彦さん主演ドラマ『警視庁捜査一課9係』シリーズの続編として、2018年からスタートした元V6・井ノ原快彦さん主演の『特捜9』シリーズは今年5年目を迎え、最新のシーズン5では前シリーズからレギュラー出演していた津田寛治さんのほか、『特捜9』から出演の山田裕貴さん、ジャニーズJr.のユニット『Travis Japan』の宮近海斗さんがレギュラーから外れました。
それぞれレギュラーを外れた理由は異なり、宮近海斗さんはアメリカ・ロサンゼルス留学、山田裕貴さんはNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ちむどんどん』にも出演中で、スケジュールの都合でシーズン5の第3話で「謹慎」という形となり、レギュラーを外れたと週刊女性は伝えています。
また、週刊女性は津田寛治さんがレギュラーを外れた理由について、津田さん本人の意向だったとし、「現場の若返りを希望する井ノ原快彦さんなどの方針で、『警視庁捜査一課9係』時代から監督を務めたベテランスタッフが次々にリストラされました。津田さんは渡瀬恒彦さんを慕っていましたからね。そのため、“渡瀬イズム”を引き継ぐスタッフの相次ぐリストラに今でも納得がいっていない」
と、テレビ朝日関係者が証言しています。
こうした問題から、津田寛治さんと制作サイドの関係が悪化しているとの情報はかねてから週刊女性などが報じており、2019年放送のシーズン2の打ち上げでは、津田さんが欠席していたことも判明し物議を醸しました。
テレビ朝日関係者はこの件について、「津田さんなりの抵抗だったという見方が強い。本人はシーズン3で降板するつもりでしたが、テレ朝が説得。前作で村瀬が何者かに襲われて現場復帰できなくなったり、小宮山(羽田美智子さん)と結婚することになったのは、降板が既定路線になったからです」
としています。
そして、4月からスタートしたシーズン5では津田寛治さん演じる村瀬健吾が、警視庁の捜査一課から捜査支援分析センターへ異動し、レギュラーを外れて不定期にゲスト出演する形になっており、これは今シーズンをもって“完全卒業”を決断したからだといいます。
テレビ朝日関係者は、「第6話で井ノ原さん演じる浅輪直樹に向かって、『俺はお前らだから任せたんだ!!』と言うシーンがありましたが、それは卒業を決めた津田さんの思いが込められたものだとか。テレ朝側には正式に降板を申し出たそうです」
と明かしています。
週刊女性は真相を確かめるため、津田寛治さんの降板は事実なのかテレビ朝日に確認したところ、「何も決まっていません」と回答したとし、一方の津田さんの所属事務所『La sette(ラ・セッテ)』は、「弊社からお答えできることはありませんが、津田も『特捜9』はとても大切な作品だと思っております」
と、否定も肯定もしなかったとのことです。
津田寛治さんは、『警視庁捜査一課9係』から中心メンバーの1人だった方で、シーズン4の最終回ではついに、羽田美智子さん演じる小宮山志保と結婚するという展開に視聴者は歓喜し、今後の展開に期待する声が上がっていました。
しかし、シーズン5で特捜班を離れ、さらに山田裕貴さんも謹慎という形で姿を消し、新たに元乃木坂46の深川麻衣さん、Snow Manの向井康二さんがレギュラーに加入しましたが、急な展開に視聴者からは困惑の声が上がっており、視聴率にも影響を及ぼしています。
シーズン5は、初回平均世帯視聴率がシリーズ過去最低の12.4%でスタートし、第5話と第7話では初めて9%台まで落ち込み、最新の第8話までの世帯視聴率の平均値は、前作から約2.5%下がっています。
こうした状態の中で津田寛治さんが“完全卒業”となれば、視聴者離れがさらに加速することが懸念されますが、果たして今後どういった展開を迎えるでしょうかね…。