9日21時から放送の脚本家・橋田壽賀子さん追悼ドラマ『ひとりぼっち －人と人をつなぐ愛の物語－』（TBS系）に、橋田さんと親交が深かった女優・泉ピン子さんが出演しない理由を巡り、元TBSの石井ふく子プロデューサーとの確執も取り沙汰されています。
そうした中で週刊誌『週刊女性』が石井ふく子プロデューサーに取材を行い、『ひとりぼっち』に泉ピン子さんが出演しない理由、ピン子さんとの確執に関する話を聞いています。
石井ふく子プロデューサーが手掛ける9日放送のスペシャルドラマ『ひとりぼっち』は、『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ等で長年タッグを組んだ橋田壽賀子さんに捧げるドラマとして制作され、主演は相葉雅紀さんが務めます。
また、渡鬼シリーズに出演していた上戸彩さん、えなりかずきさん、角野卓造さん、中田喜子さん、野村真美さん、藤田朋子さん、小林綾子さん、船越英一郎さん、一路真輝さん等も出演し、渡鬼ファミリーが久しぶりに再集結するということで注目を集めています。
＜↓の画像は、スペシャルドラマ『ひとりぼっち』出演者の写真＞
しかし、ドラマの制作発表前から『週刊文春』に報じられていた通り、橋田壽賀子さんと公私共に親交が深く、橋田さんの最期も看取った泉ピン子さんの名前が無く、この“ピン子外し”の理由を巡ってこれまでに様々な報道が飛び交い、2月には『女性セブン』がピン子さんと石井ふく子プロデューサーの関係悪化、2人の確執を報じました。
2人の関係が悪化した背景には、橋田壽賀子さんの遺骨などを巡るトラブルがあり、この問題は昨年6月に『週刊新潮』の報道で表沙汰となりました。
泉ピン子さんは橋田壽賀子さんの遺骨を火葬場で分骨してもらったと主張し、それを食べたり、海洋散骨したなどとスポーツ紙や週刊誌に語っていたものの、橋田家の関係者が週刊新潮の取材に「彼女がお骨を手に入れた可能性は無い」と完全否定しました。
＜↓の画像は、泉ピン子さんと橋田壽賀子さんの写真＞
さらに、石井ふく子プロデューサーが運営を託されている一般社団法人『橋田文化財団』も同誌の取材に対して、「財団側から差し上げたということはありません。持っているという発言が本当なら、どこで手に入れられたのかは分かりません。（中略）ただ、遺骨の移動を担当していたのは財団で、泉さんが1人でお骨を運ぶ機会は無かったはず。お骨の周りには必ずどなたかがいらしたはずで、そうした時に泉さんがお骨を抜いたという話は聞いていません」
と語っていました。
これによって泉ピン子さんの発言にウソ疑惑が浮上し、物議を醸す中でピン子さんは『女性自身』の取材に対して、「ふざけるんじゃないわよ」「私が骨を持っていない！？誰が言ってるの。だって葬儀後のお骨上げの場で、私、みんなの前で承諾を得ていただいたんですから。」
などと反論し、週刊新潮の記事は「悔しかった」と語っていました。
その後、橋田壽賀子さんの追悼ドラマ『ひとりぼっち』に泉ピン子さんが出演しないことが週刊文春に報じられ、それに続いて石井ふく子プロデューサーとの確執も報じられました。
＜↓の画像は、泉ピン子さんと石井ふく子プロデューサーの写真＞
この件についてそれぞれが沈黙を続ける中で、週刊女性は石井ふく子プロデューサーに取材を行い、まずは『ひとりぼっち』のキャスティングについて、「ドラマに出てくださる『渡鬼』のみなさんは、こちらからお誘いしたわけではありません。誘わなくとも“橋田先生にずっとお世話になったから、何か役に立ちたい”“セリフはなくてもいい、ギャラもいらない”と言ってきたので、主人公が営むおにぎり屋さんのお客さん役で出てもらうことになりました。ピン子さんからは、ひと言もなかったので出演していないだけです。外したわけではありませんので、文句を言われる筋合いはない」
と語り、制作サイドがわざと泉ピン子さんを外したわけではないと説明しています。
しかし、石井ふく子プロデューサーも泉ピン子さんの言動に困惑し、不信感を抱いているようで、「ご親戚でもないのに、橋田さんが希望なさらないことをやって、嘘も吹聴されたら問題になっちゃいますよ。誰もお骨を渡してないんですから。しかも食べたなんて、あれにはビックリしました。食べたって身体から出ちゃうでしょ。途方もないことをおっしゃるから、みんなびっくりしています。」
と語っています。
そして、「ピン子さんは“嘘つき村の村長さん”なんです」「これ以上、彼女の言動に対しては、あんまり騒がないことにしています」
と語り、泉ピン子さんの言動に呆れ果てている様子です。
週刊女性は、泉ピン子さんの事務所にもこの件について何度か問い合わせたそうなのですが、回答は得られなかったとのことです。
『ひとりぼっち』は、橋田壽賀子さんに捧げるドラマとしているだけに、橋田さんと関係が深かった泉ピン子さんが出演しないというのは違和感があり、ピン子さんの方から出演したいとの連絡が無かったとしても、何のわだかまりも無ければ制作サイドから出演オファーを出していたのではないかと思います。
泉ピン子さんは、『ひとりぼっち』に出演のえなりかずきさんとも“共演NG”状態にあることが2019年に発覚しており、それを明かしたのが橋田壽賀子さんだったことで大きな話題となりました。
その後も2人の関係は修復できていないようですが、泉ピン子さんは他の渡鬼出演者やスタッフとの関係も良くないとの報道もあり、さらに石井ふく子プロデューサーとの関係も悪化しているのは間違いないようなので、『ひとりぼっち』に出演しないというのは当然の流れなのかもしれません。
泉ピン子さんは奔放な言動で周囲に多くの敵を作り、それにより橋田壽賀子さんが亡くなって以降は仕事が激減しているとの報道もあるものの、週刊女性によると本人はまだ役者業には意欲的とのことですが、業界内でかなり悪評が飛び交っているようなので、やはり以前のようにテレビドラマで主演するといったことはなかなか難しそうですね。