合成麻薬「MDMA」「LSD」の所持罪で懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受け、表舞台から姿を消した女優・沢尻エリカさん(34歳)に、芸能界復帰計画が浮上していることを『東京スポーツ』(東スポ)が報じ、ネット上では様々な声が上がっています。
沢尻エリカさんは昨年11月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、尿鑑定では体内から薬物の成分は検出されなかったものの、自宅マンションからMDMAの粉末、LSDの成分を含む紙片や液体が見つかり、同12月に起訴されました。
沢尻エリカ被告は当初から違法薬物の所持・使用を認めており、芸能界入りして間もない19歳のころから様々な違法薬物を使用、数年前から知人女性から薬物を入手していたことなどが裁判で明らかにされました。
沢尻エリカさんは裁判で今後について、「女優業への復帰は考えていません。影響力のある立場の人間としてあまりに身勝手な行為で、多くの方を裏切り、傷つけてしまった。復帰する資格はない」
などと、実質的な芸能界引退宣言をしていました。
一方で、沢尻エリカさんの芸能マネージメントを手掛ける『エイベックス・マネジメント』は、今後も支援を行っていくとのコメントを発表しており、事務所幹部は今後また出演作を見たいとの思いを明かしています。
沢尻エリカさんは現在、母親や兄で元俳優の澤尻剣士さん夫婦のサポートを受けながら生活をしているとされ、4月に週刊誌『女性セブン』が報じた記事によれば、沢尻さんは映画を見たり、読書をしながら自分自身と向き合っているそうですが、感情の起伏が激しいことから、些細なことで母親と口論になることもあるようだと知人が証言しています。
また、芸能界では沢尻エリカさんの演技力を評価する声が多く、年内復帰を望む声もあるとしているのですが、東スポの記事で芸能事情通は、「日本での復帰ではなく、彼女の復帰の第一歩は中国になるのではないかといった情報がささやかれ始めているんです。中国での映画などに出演し、その後に日本で復帰するという計画が持ち上がっているようなんです」
との情報を明かしています。
過去には、歌手・女優の“のりピー”こと酒井法子さんが薬物事件で有罪判決を受けた後、日本だけでなく中国での芸能活動にも力を入れ、復帰後は中華圏でもコンサートやディナーショーを開催しています。
こうした例もあるため、沢尻エリカさんも中国での女優復帰計画が浮上しているようです。
沢尻エリカさんが2005年に主演し、ヒットしたドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)は2007年に中国でも放送されており、これがきっかけで沢尻さんの人気・知名度は中国でも上昇、非公式のファンクラブには1万人以上の会員がいるとも言われ、中国での復帰説が以前から囁かれています。
芸能プロダクション幹部は沢尻エリカさんについて、「いまでも『作品に出演してほしい』と願っている関係者も多い。エイベックスもその実力を買って解雇していないとも言われています。海外だけでなく、近年はネットドラマなどの需要も高くなっている。地上波テレビや日本の映画ではなく、そういうところでの復帰ならば、ハードルも低いのでは」
と語り、中国やネット配信のドラマで女優復帰する可能性もあるとしています。
沢尻エリカさんは事件前に、親交が深い写真家・映画監督の蜷川実花さんが手掛けたオリジナルドラマ『Followers』(Netflix)に出演し、作品が配信されたのは有罪判決を受けた直後ながらカットされることなく、そのまま出演シーンが配信されました。
<↓の画像は、『Followers』出演の沢尻エリカさんの写真>
また、昨年同じく違法薬物事件で有罪判決を受けた電気グルーヴ・ピエール瀧さんは3月から、2021年配信予定の『全裸監督 シーズン2』の撮影に参加しており、沢尻エリカさんも外資系のネットドラマであれば年内復帰する可能性は十分あるとみられているのですが、沢尻さんの女優復帰報道に対してネット上では、
- もう彼女のために復帰しないほうが良いのでは
- 中国でドラックで捕まったら一生戻って来れないよ
- 復帰するなら、中国で!日本に帰って来なくていいよ。
- 事務所は金儲けの為だろう。タレントも商品でしかない、因果な商売だよね
- 存在感はあるかもしれないけど代わりになる人は居るからね、本人は芸能界を引退するって言ってるんだから引退させればいいじゃん
- 復帰は好きなようにしたら良いと思うがまた派手な生活、環境、人間関係に戻ったら再犯の可能性は高くなるだろうな。この人の場合、年月が年月だしね。
- 本人が拒んでも周囲の人間が放って置かないでしょう。彼女には「話題性」と言う商品価値がありますから。興行屋が放置するはずないない
- 本人の希望というより、エイベックスの意向だろう。恩を着せられて一生事務所の奴隷にさせられそう。
よほど自分の意思が強くないと、これからも変なのが周りに寄ってきて食い物にされそう。芸能界は怖いな。
などの声が上がっています。
沢尻エリカさんは逮捕される前から、大麻や違法薬物の使用疑惑を『週刊文春』などによって報じられており、2009年9月末に前所属事務所『スターダストプロモーション』に契約解除された理由も、大麻使用が原因だったと週刊文春は伝えていました。
しかし、沢尻エリカさんは2011年にエイベックスとマネージメント契約を交わし、強力なサポートを受けて再び様々なドラマや映画、CMに出演し、今年スタートのNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にも起用されていたのですが、放送開始約2ヶ月前に逮捕されたことで急遽降板が決定、CM契約なども解除されており、損害賠償金額は総額5億円以上、20億円に上るとも言われています。
こうした違約金を肩代わりしたのもエイベックスだと言われており、薬物事件後も契約解除しなかったのは今後女優復帰させ、返済をさせていく計画なのではとも囁かれています。
沢尻エリカさんはこれまでに「別に…」騒動や離婚騒動によって、イメージを著しく落としながらも再起してきた方なので、裁判では女優引退宣言をしながらも復帰する可能性は十分あるかと思いますが、復帰する場所やタイミングに関してはまだ不確かな情報しかなく、今回の東スポの記事も噂レベルの内容となっているので、引き続き沢尻さんとその周辺の動向に注目していきたいですね。