俳優・永山絢斗容疑者(ながやま・けんと 34歳)が大麻所持で逮捕され、公開への影響が懸念されていた実写映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』が、予定通り今月30日から公開されることが正式発表されました。
製作委員会は公式サイトやツイッター上で、永山絢斗容疑者の逮捕による再撮影・再編集などはせずに30日から映画を公開すると発表し、4月から公開中の2部作の前編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』も、このまま公開を続けるとしています。
この対応について製作委員会は、「報道があってからたくさんのご意見、叱咤激励をいただきまして、あらためてこの作品は本当に多くの人たちに支えられているのだと再認識いたしました。そして、そうした声に応えることが私たちに出来ることだという結論に至りました。」
と説明しています。
同名人気漫画が原作の実写映画『東京リベンジャーズ』シリーズは俳優・北村匠海さんが主演を務め、1作目は新型コロナウイルスの影響により、当初の予定より9ヶ月遅れの2021年7月から公開され、累計観客動員数は335万人、最終興行収入は45億円の大ヒットを記録し、2021年公開の実写映画では1位となっていました。
続いて公開の『東京リベンジャーズ2』は前後編の2部作となっており、4月から公開の前編は公開3日間の観客動員数が42.8万人、興行収入は5.8億円超えの好スタートを切り、公開3週間で興行収入は20億円を突破し、先週時点で累計観客動員数は181万人、興行収入は24億円超えとなっています。
続編も大ヒットを記録し、後編の公開が迫る中で重要キャラクターの1人・場地圭介(ばじ・けいすけ)役を演じている永山絢斗容疑者が逮捕され、公開延期やお蔵入りも懸念されていました。
しかし、再編集もせずに公開されることが発表されネット上では、
- 対応が甘すぎじゃない 他だと許されないのに
- いい宣伝になったな
- モラルより金
- 関係企業は大麻容認企業ということですね
- 不良映画に出てる奴が大麻やってて何が悪い
- この映画見て大麻やる奴出てきたらどーすんだ?その時点で作品に罪が発生するだろ
- 作品には罪はないしな こんなんでいちいち公開中止してたらきりがないわ 他の出演者たちのことも考えてやらんと
- 作品に罪はないけど、麻薬の力を借りた演技であることは考えなきゃね
- 覚醒剤とか出てきたら再逮捕で上映中止もあり得るからファンはさっさと見に行っとけ
- よくやったそれでいい アホの意見は聞く必要無い 行くつもり無かったが観に行くわ
こう言うのを評価しないと出演者に不祥事でお蔵とか撮り直しする馬鹿が後を絶たない - 完成以後のキャストの不祥事は、もう事故みたいなもんで無視したらいいでしょ。関わった一人でも不祥事を起こしたら永久にお蔵入りとか、それはバカ過ぎだろうよ
などの声が上がっています。
永山絢斗容疑者は15日夜に、自宅マンションの家宅捜索を受けて大麻取締法違反(所持)で逮捕されましたが、その3日前には『東京リベンジャーズ2』の完成披露試写会に出席し、その時の様子が少しおかしく、トークを振られてもしばらく無反応だったり、しどろもどろになったりしていたことでも注目を集めています。
永山絢斗容疑者はいつから大麻を所持・使用していたのかは定かではありませんが、週刊誌『週刊文春』の取材に永山容疑者の知人は、「『偽物では意味がない。本物をヤラないとカッコ悪いじゃん』と言い、長年違法ドラッグを使い続けてきました。」と証言し、大麻やその他の違法薬物を常習的に使用していた可能性も指摘されています。
そうしたこともあり映画の公開を巡っては賛否両論となっており、約3年前に俳優・伊勢谷友介さんが大麻所持で逮捕された際にも、複数の出演映画が予定通り公開されたことで物議を醸しましたが、永山絢斗容疑者も初犯で今後起訴されても執行猶予が付く可能性が非常に高いですし、主演でもないことから予定通りの公開は妥当な判断だと思います。
『東京リベンジャーズ』シリーズで主演の北村匠海さんは、映画『とんかつDJアゲ太郎』でも伊勢谷友介さんの逮捕、伊藤健太郎さんのひき逃げ事件に巻き込まれ、続いて『東京リベンジャーズ2』では永山絢斗容疑者が逮捕されるという不運が重なり、世間からは同情の声が相次いでいますが、永山容疑者の逮捕で良くも悪くも作品に大きな注目が集まっていますし、今月末から公開の後編も大ヒットとなる可能性が高く、どこまで興行成績を伸ばすのかにも注目したいですね。