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水曜日のダウンタウンで誘拐・拉致監禁企画の放送取りやめ、お蔵入りの可能性も? 大トニーブチギレ激怒で賛否両論、BPOにもクレーム

水曜日のダウンタウン・ジョジョの鉄塔システム第2弾放送中止理由…再び警察沙汰のトラブルで差し替え? 拉致監禁事件の影響?

20日放送のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系 水曜22時)の内容が突如変更、差し替えられたことで物議を醸しており、ネット上では様々な憶測を呼ぶ事態となっています。

『水曜日のダウンタウン』は、現在規制が厳しくなっている地上波の番組の中でもかなり攻めた企画を放送しており、ネット上などでは度々物議を醸しているのですが、5月30日に放送された「数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説」は、出演した芸人がブチギレ激怒する場面もオンエアし、視聴者の間でも賛否両論となっていました。

「数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説」というのは、実写映画化もされた人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部のエピソード「鉄塔に住もう」を模した企画で、最初に目出し帽姿の2人がお笑いコンビ『コロコロチキチキペッパーズ』のナダルさんを駅前で襲撃して拉致し、企画内容を説明することなく車に乗せてある倉庫へ移動し檻(おり)に入れ、脱出方法は自身の身代わりとなる芸人を電話で呼び出すという内容でした。

<↓の画像が、拉致・監禁されたコロコロチキチキペッパーズ・ナダルさんの写真>

5月30日放送「数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説」予告動画

これを数珠つなぎで続けていき、檻に入る芸人が変わっていくという企画だったのですが、この企画には「呼び出す際にテレビの企画だとバレてはいけない」というルールがあり、番組の企画だとは知らずに呼び出され、監禁されるというかなり攻めた企画内容であるため、番組スタッフに対して激怒する芸人もおり、マテンロウ・大トニーさんは「死ね! マジで。何が面白れえんだよ、若手芸人使ってよ。クソだぞ、こんな番組!」と激怒していました。

<↓の画像が、大トニーさんがブチギレ激怒していたシーンの写真>

この企画は丸1日行われ、9人目の芸人で企画終了となっていたのですが、番組のプロデューサー・藤井健太郎さんは放送翌日の6月1日にツイッターを更新し、「鉄塔生活は10日間の予定だった。」と明かしていました。

そして、この企画の第2弾が6月20日に放送されることが前週の13日放送回で予告されており、場所を倉庫から山奥の廃墟に変更して放送するとしていたのですが、突然放送内容が差し替えられたことが明らかとなり、視聴者らの間で様々な憶測を呼んでいます。

この企画に対してはネット上でも多くの批判が寄せられ、『放送倫理・番組向上機構(BPO)』にも同番組のことを指摘しているとみられる意見があり、「子どもが真似をして人間関係を壊したり、いじめを助長するおそれがある。子どもも見る時間帯にここまで悪ノリした企画を放送するのはいかがなものか」という声が寄せられています。

そのため、あまりにも過激であるため放送内容が変更されたのではなかという説に加えて、静岡県浜松市で5月に、29歳の女性看護師が3人の男に拉致・監禁され、6月9日に女性の遺体が発見されるという事件が発生したことを受けて、放送を取り止めたのではないかという説も浮上していました。

しかし、TBSはこの件について真相を明らかにしておらず、藤井健太郎プロデューサーもツイッターなどでは言及を避けている状況にあるため、どのような理由で放送が取り止めになったのかは定かではなかったのですが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』によると、ロケ中に警察沙汰のトラブルが発生していたことが分かったと報じており、これが原因の可能性が出てきています。

TBSの番組制作会社関係者によると、5月下旬にナダルさんを車に押し込めて連れ去るというロケを行った際、事情を知らない一般人がその現場を目撃して「男性が誘拐された」と警察へ通報し、警察官が駆け付ける騒動になったといいます。

その時はスタッフが事情説明をして誤解が解けたものの、TBSは後に警視庁に対して謝罪を行ったとのことです。

同関係者によると、通報されたのは東京都内だったそうなのですが、5月30日放送の番組でナダルさんが拉致されたのはJR新横浜駅前でした。

この件については、「通報されたのが第1弾のものだったとすれば、警察沙汰になったことで、都内ロケ分はお蔵入りにして、あらためて新横浜で同じ内容を収録する“ヤラセ”を行ったか。あるいは、20日放送の第2弾のために、再びナダルを起用して行われた、新規のロケで警察沙汰になったのかもしれません」と語っており、この関係者も問題になったのはどちらなのか分からないようです。

こうした証言を得た『サイゾーウーマン』はTBS広報部に書面を送付し事実確認を行ったものの、回答を得られなかったといい、電話取材に対しても「お答えすることはありません」と、否定も肯定もしなかったそうです。

そのため、警察沙汰のトラブルになっていたことが放送内容の差し替えの原因となったとハッキリとは言えないものの、その可能性は十分あるとみられます。

またテレビ局関係者は、「放送した企画が、またも裏で問題を起こしていた事実を指摘されることを恐れ、急きょ20日の放送内容を変更したのかもしれません。また、現在テレビ業界では、静岡県の看護師拉致殺害事件の影響などから、“拉致”“誘拐”を連想させる企画を自粛するムードが高まっています。」「一時とはいえ『略取・誘拐事件』として警察が出動したことに間違いはないため、ギリギリで放送自粛を決定したのかもしれません」と語っています。

なお、テレビ朝日も7月に放送予定だった誘拐を題材としたドラマ『幸色のワンルーム』の放送取り止めを18日に決定しており、放送中止の理由については「ドラマの詳細が分かってきたことから改めて精査した結果、総合的な判断として放送を見送ることにいたしました」と説明し、一方でこのドラマを制作する大阪・ABC朝日放送は予定通り放送するとしています。

『水曜日のダウンタウン』は2014年4月から放送がスタートし、他のバラエティ番組にはない過激さがあり、規制が厳しくなっている中でかなり攻めた番組として高い評価を受けてはいるものの、過去にもトラブルを何度も起こしている問題番組の一面もあります。

2015年にはヤラセが発覚したことで謝罪コメントを発表し、2016年5月末には安田大サーカス・クロちゃんをある部屋に閉じ込めて、ツイッターユーザーとのやり取りだけで救出してもらえるかという企画「クロちゃん、どこかに閉じ込められてもTwitterさえあれば助けてもらえる説」を実施したのですが、誤った情報がツイッター上で拡散された結果、企画とは無関係の住宅のインターホンを鳴らしたことで警察が出動するという騒動が発生しました。

そのようなトラブルが発生した結果、企画開始から約8時間後に番組公式ツイッターアカウントで企画中止と謝罪コメントが発表されました。

攻めすぎた企画によってこうしたトラブルも発生していることから、以前より厳しい声も多く上がっており、「数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説」に関しても物議を醸していたのですが、これらの失敗を教訓により面白い企画をまた新たに生み出してほしいものですね。

【追記 6/21 13時30分】

テレビ朝日が21日、『水曜日のダウンタウン』の収録中に警察沙汰のトラブルになっていたことを報じました。

<↓の画像が、テレビ朝日の報道>

警視庁によると、5月22日に東京・渋谷区恵比寿の路上でお笑い芸人を連れ去る撮影を行っていたところ、その現場を目撃した人から「男の人が車で連れ去られた」といった110番通報が相次ぎ、誘拐事件として警視庁が捜査をしたところ、使用された車からTBSが使用していた車だったことが明らかになったそうです。

そして、番組関係者2人を事情聴取したところ、芸人を連れ去る企画の撮影を行っていたと説明したそうで、警視庁は混乱を招いたとして関係者に厳重注意を行ったとのことです。

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