女優・橋本環奈さん(23)が主演の映画『バイオレンスアクション』(瑠東東一郎監督)が19日から公開され、公開初週の興行成績が見事な“大爆死”となっているとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
橋本環奈さん主演の『バイオレンスアクション』は、2016年から今年7月まで『やわらかスピリッツ』で連載のハードボイルド・アクション漫画が原作で、凄腕の殺し屋という裏の顔を持つ専門学生・菊野ケイの過激な日常を描いた作品となっています。
出演者は橋本環奈さんのほか、杉野遥亮さん、鈴鹿央士さん、馬場ふみかさん、森崎ウィンさん、大東駿介さん、元『NMB48』の太田夢莉さん、猪塚健太さん、箭内夢菜さん、『矢野・兵動』の兵動大樹さん、『野性爆弾』のくっきー!さん、佐藤二朗さん、城田優さん、高橋克典さん、『ナインティナイン』の岡村隆史さんとなっています。
映画は19日から全国348館で大規模公開され、初週末の2日間の動員数ランキングでは初登場9位となっており、この成績に対してサイゾーウーマンの記事では芸能ライターが、「情報解禁当初、同作は『動員数が伸び悩みそう』と関係者の間でも囁かれていた」と明かし、その前評判を覆すことができずに「歴史的な大コケスタートを切った」と語っています。
若手女優の中ではトップクラスの人気・知名度を誇る橋本環奈さんの主演作が、苦戦しそうだと予想されていた理由については、「これまでも橋本は単独主演で結果を残せていないので、ジャニーズタレントのようないわゆる“集客力のある出演者”がいないと興行面は厳しいと、マスコミ関係者の間で指摘されていた」
としています。
『バイオレンスアクション』が大爆死している理由はキャストの問題だけではないようで、「公開が始まると、ネット上ではキャスティング以前に、演出やストーリーへの酷評が続出するようになった。『アクションシーンが雑』『コメディシーンがスベッている』『映像が安っぽい』『何からなにまでお粗末で手抜きのような映画』など、低評価の嵐となっている」
と語っています。
ネット上では酷評の声と共に、「映画館に3人くらいしか人がいなかった」「ガラガラすぎて泣けてくる」などと悲惨な状況も報告されているとし、「先週公開がスタートしたばかりなのに、各シネコンは、同作を次々と座席数の少ないスクリーンでの上映に切り替えています。恐らく映画興行ランキングのトップ10からもすぐ消えてしまうとみられ、『ヒットした場合に』期待される続編の制作は、ほぼ絶望視されています」「あまりの大コケぶりに、このままでは、同作は橋本の黒歴史になってしまうだろう」
としています。
橋本環奈さんは、情報誌『日経エンタテインメント!』が6月に発表した「タレントパワーランキング」(認知度・関心度のスコアを基にしたランキング)の女優部門で、広瀬すずさん、有村架純さん、戸田恵梨香さん、広瀬アリスさん、浜辺美波さんなどの人気女優を抜いて8位にランクインするなど、高い人気を得ています。
ただ、指摘されているように主演作では良い結果を残せておらず、有名なのは2016年3月公開の初主演映画『セーラー服と機関銃-卒業-』の大コケで、全国238館とそこそこの規模で公開されましたが、初週末の映画ランキングで初登場12位、最終興行成績は9,200万円と大爆死していました。
その後は、ヒロインを務めた『銀魂』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』『今日から俺は!!劇場版』などはヒットしましたが、単独主演でヒットした作品はまだありません。
そして、『セーラー服と機関銃-卒業-』に続き“黒歴史”になりそうとまで言われている『バイオレンスアクション』は、作品自体の評価はかなり低く、映画情報サイト『Filmarks』『Yahoo!映画』『映画.com』に寄せられたレビューを見ると酷評の嵐で、平均点数も5点満点中2.8点と散々な結果になっています。
そうした中でも、橋本環奈さんの演技を評価する声は多く上がっており、それが唯一の救いといったところでしょうかね…。
橋本環奈さんは今後も主演映画の公開が控えていて、10月14日に公開されるホラー映画『カラダ探し』(羽住英一郎監督)で主演し、この作品では眞栄田郷敦さん、山本舞香さん、神尾楓珠さん、醍醐虎汰朗さん、横田真悠さん、柳俊太郎さん、柄本佑さん等と共演していますが、この作品はどういった結果になるのかにも注目したいところです。