漫画原作のドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系 水曜22時)の視聴率が低迷を続け、この結果に日本テレビの上層部が激怒していることや、主演を務めているイケメン俳優・横浜流星さん(よこはま・りゅうせい 23歳)が、“主演陥落”の危機を迎えていることをニュースサイト『日刊大衆』が報じています。
『私たちはどうかしている』は、漫画家・安藤なつみさんが女性向け漫画雑誌『BE・LOVE』で2016年から連載している同名漫画の実写化で、老舗和菓子屋を舞台に繰り広げられるラブミステリー作品となっています。
実写版は横浜流星さんと女優・浜辺美波さんのW主演で、2人の他に観月ありささん、佐野史郎さん、高杉真宙さん、岸井ゆきのさん、山崎育三郎さん、須藤理彩さん、中村ゆりさん、吉沢悠さん、鈴木伸之さん、前原滉さん、和田聰宏さん、岡部たかしさん、草野大成さん等が出演しています。
放送は7月スタートの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で1ヶ月遅れの8月スタートとなり、第1話の世帯平均視聴率(関東地区)は9.6%、第2話は7.8%、第3話は8.2%、第4話は8.4%と、1ケタでの推移を続けています。
タイムシフト視聴率(録画視聴率)と総合視聴率(リアルタイムとタイムシフトの合計)は、第1話がタイムシフト視聴率が8.0%、総合視聴率17.0%、第2話がタイムシフト視聴率が7.6%、総合視聴率は14.8%でした。
『日刊大衆』によれば、この数字に対して日本テレビ内では厳しい声が飛んでいるといい、「『わたどう』の体たらくに、日テレの上層部はカンカンに怒っているそうです。なんでも、上層部がドラマスタッフに会った際、タイトルに引っ掛けて『お前たちがどうかしている!』と言い放ったといいます。そう聞けば冗談のようにも思えますが、その目つきや表情は本気だったそうですよ」
と制作会社関係者が明かしています。
『私たちはどうかしている』で主演に抜擢された横浜流星さんは、昨年7月期放送の『あなたの番です 反撃編』に出演、今年1月期放送の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』では清野菜名さんとW主演し、『あなたの番です』に出演してから日本テレビのドラマに続けて起用され、これによって人気・知名度がさらにアップしています。
一方で、主演作ではまだ結果を残せておらず、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』も放送開始前には注目を集め、初回9.5%と日曜ドラマ枠としてはまずまずの数字を記録したものの、第2話で7.9%、第5話で6.7%までダウンし、全10話の期間平均視聴率は8.1%でした。
また、昨年公開の主演映画『いなくなれ、群青』と『チア男子!!』も興行成績が伸びず、残念な結果となっていました。
これに対してテレビ誌記者は、「昨年の横浜は、『日経トレンディ』が選ぶ、“2019年今年の顔”にも選ばれるほどの注目を集め、今年から主演クラス俳優に格上げ。ただ、『シロクロ』や『わたどう』の成績を見ると、いきなり分厚い壁にぶち当たっていると言えますよね」
と指摘しています。
また、芸能プロダクション関係者は、「映画やドラマが不調の場合、脚本が悪い、良い共演者に恵まれなかったなど、他に要因があったとしても、結果が出なかったときの責任は主演俳優が負うものなんです。(中略)『わたどう』の数字がもうちょっと上がってこないと、もしかすると横浜さんは一度、主演クラスから落ちてしまうかもしれません」
と語っています。
このように主演作が2作連続でコケてしまったことにより、“主演陥落”となる可能性もあるそうなのですが、横浜流星さんは大手芸能事務所『スターダストプロモーション』に所属し、数多くいる若手俳優の中でも横浜さんを“ゴリ押し”と揶揄されるほど猛プッシュしています。
『私たちはどうかしている』が終了後の10月には、吉高由里子さんとのW主演映画『きみの瞳が問いかけている』の公開も控えており、今後の出演作で結果を残せば主演クラスを維持できるだろうと思います。
『私たちはどうかしている』でW主演している浜辺美波さんも、主演作で結果を残していないことで危機を迎えているとも言われていますが、まだまだ若いので、今後も様々な役を演じて数字を取れる役者になっていってほしいですね。