シンガーソングライターの“マッキー”こと槇原敬之さん(まきはら・のりゆき 54歳)が、新たにスタートした1時間の冠ラジオ番組『槇原敬之 Sweet Inspiration』(FM COCOLO 土曜19時)に出演し、3年前に有罪判決を受けた違法薬物事件を謝罪、更生することを宣言しました。
槇原敬之さんは2020年8月に、覚醒剤と危険ドラッグ「RUSH(ラッシュ)」の所持罪で懲役2年・執行猶予3年の有罪判決を受け、それから1年後に音楽活動を再開させました。
1999年以来21年ぶり2度目の違法薬物事件の影響で、セルフカバーアルバム『Bespoke』の発売が延期となったほか、2015年からパーソナリティを務めていたラジオ番組『Who cares?』(bayfm)は打ち切り終了となりました。
そして、事件後初となるレギュラー番組『槇原敬之 Sweet Inspiration』が7日からスタートし、槇原敬之さんは初回の放送で、「僕、槇原敬之は数年前から皆さんに大変ご心配をおかけいたしました。ここで改めて、心配してくださった皆さんにお詫びとお礼を言いたいと思います。ご心配いただき本当にありがとうございました。改めて誠実に人生を生き、丁寧に日々を暮らして、皆さんの暮らしに寄り添っていける音楽をしっかり作っていきたいと思います。本当にご心配をおかけしました」
と謝罪しました。
続けて、「今後は二度と皆さんの期待を裏切らず、真っ直ぐ生きていこうと思います。これからも宜しくお願いします」
と、更生に向けた決意を宣言しました。
そんな槇原敬之さんに対してネット上では、
- マッキー、応援してるよ!
- 何度も事件でラジオ終了してるので、今度こそずっと続けてほしい
- 槇原さんほどの人が薬物でつまずくなんてもったいない。これからも良い音楽を作って、みんなを幸せにして下さい!
槇原さんには薬物の助けなんぞ必要ないの!どうかそれを分かって自信を持ってほしいです。 - 私の青春時代に、1番聴いたのがマッキー。友人達とドライブ行く時にいつも聴いてた。マッキーの曲を聴くとあの楽しかった時代が思い浮かぶ。
でも、もう聴けなくなりCDも全部処分した。カラオケでも2度と歌わない。
ほんとに悲しい。いい思い出が辛い思い出にすり替わってしまった。もう曲を聴くことはないけど、人として立ち直って欲しい - 「二度と皆さん裏切らずまっすぐ生きる」って言っても、既に2度も裏切ったよね。
二度あることは三度あるとも言うし、槇原敬之さんの言葉を素直には信じられん。が、歌は好きなので今でも聞いてる。 - 芸能界の甘さを感じるな…影響力がある人物が薬物に手を出したってことが、薬物のハードルを下げる要因に繋がると思うし、ほとぼりが冷めれば復帰出来てしまうことも薬物を軽く考えてしまう要因だと思う
- 彼の歌は好きやから、期待しています。才能があるのに社会が排除したら潰れてくだらないエンタメに成り下る。罪は償ったんやから頑張ってや。
などの声が上がっています。
槇原敬之さんは1999年に当時交際していた恋人で、個人事務所の前社長と共に違法薬物事件で逮捕され有罪判決を受け、「法を犯すことの重大さを痛感いたしております。今後は、絶対にこの様な事を起こさないことを、堅くお約束いたします」
などとコメントしていましたが、その後も違法薬物の所持・使用について警察が内偵捜査をしていたことが明らかになっています。
それから15年後に、再び恋人だった男性が違法薬物事件で2度目の逮捕となり、この事件がきっかけで槇原敬之さんが当時仕事場として使用のマンションから覚醒剤などが見つかり、さらに2020年当時暮らしていた自宅からも覚醒剤が発見され逮捕となりました。
ただ、槇原敬之さん本人は違法薬物の処分に困り所持していた、すでに薬物や逮捕されたパートナーとも縁を切っているなどと主張し、今後また薬物に手を出す可能性を裁判で問われると「全く手を出すことはないと思います」とし、「警察にずっと怯えて生きていくのもバカバカしくなった。薬自体が嫌になって止めた」などと語っていたのですが、2度も逮捕されていることから現在も疑念や心配の声が上がっています。
過去にも、元タレント・歌手の田代まさしさん(67)らも違法薬物事件で複数回逮捕されており、今後また活動が活発的になる中で誘惑に負け、薬物に手を出してしまうのではないかという不安は拭えませんが、今月からまた新たにラジオ番組がスタートしたほか、25日発売のシンガーソングライター・さだまさしさんのトリビュートアルバム『みんなのさだ』にも参加、来年3月からは約2年ぶりの全国ツアーがスタート予定で、応援を続けてくれているファン、仕事関係者等を二度と裏切ることがないように、薬物を使わない努力を続けていってほしいですね。