以前は民放各局でゴールデン・プライム帯に音楽番組を放送していたものの、ネットの普及等によって手軽に音楽を聴いたり、動画を視聴出来るようになったため視聴率が獲れず、現在は数えるほどしかない状況にあり、新たに音楽番組がスタートしたとしても23時過ぎと遅い時間となっていますが、4月よりフジテレビ系で毎週水曜日19時57分から、生放送の音楽番組がスタートすることが明らかとなりました。
新番組名は『水曜歌謡祭』で同局で68～90年に放送された「夜のヒットスタジオ」と92～94年放送された「MJ-MUSIC JOURNAL」に続き21年ぶりに手掛ける生放送音楽番組となります。
また、番組で司会を務めるのは人気お笑いコンビ「アンジャッシュ」のツッコミ担当で、現在はピンでも活躍しMCを務める機会も増えている渡部建さん(42)と、2012年に歌手デビュー25周年を迎えたことを機に、歌手活動を本格的に再開した歌手の森高千里さん(45)となっています。
同番組は、フジテレビ系で毎年12月に生放送されている大型音楽番組『FNS歌謡祭』の制作スタッフが手掛けており、番組の内容は誰もが口ずさめるヒット曲を中心にして、コラボやカバーなどの企画も予定しているとのことです。
「水曜歌謡祭」では出演者とのトークもあり、トークが得意ではないという森高さんは「観てくださっている方に楽しんでいただきたい。私にできることを精いっぱいやりたい」と意欲を見せています。
これにネットでは、
- 口パクは一体どうするんだろうね・・。ちゃんと歌わせてハプニングなどもあった方が面白いと思うんだけどね・・。
- こういう番組にお笑い芸人を使わないでほしい
- 生放送の歌番組か。昔は一杯あったけど今や貴重ですね。夜ヒットみたいな歌番組だと嬉しいな。
- やっぱり今は懐メロに頼るんだね。もっとも現在はヒットソングも少ないし、なによりみんなが知ってるような歌が、ほとんどなくなってしまったからな
- どうせフジだからな…長くは持たず低視聴率で打ち切りになるでしょ
などのコメントがありました。
渡部さんが司会を務めることに対して批判的な意見も出ていますが、2005年～2006年にかけてコンビで『ポップジャム』(NHK)の司会を務め、2013年～2014年にはピンで『せまソン♪』(日本テレビ系)の司会を務めた経験を持っていますし、下手に出しゃばり場の空気を乱すような方ではないので、新番組での司会にも期待したいですね。
また、森高さんはデビューしてから番組の司会を務めるのは初めてであることや、同番組は生放送であるため、これまで見たことがない森高さんの新たな一面を垣間見られる可能性があるため楽しみです。
そして、『FNS歌謡祭』の制作スタッフがこの番組を手掛けコラボ企画もあるとのことで、昨年9月にアーティスト同士のコラボ企画などを放送していた『僕らの音楽 Our Music』が終了してしまい、視聴者から多くの悲しむ声が寄せられており、他にこうした番組は無かったため、同様の企画が生放送される番組がスタートするというのは嬉しいですね。