元NHKでフリーアナウンサーの森本毅郎さん(もりもと・たけろう 82歳)が、1990年から放送の冠ラジオ番組『森本毅郎・スタンバイ!』(TBS系 平日午前6時30分)で、突然怒鳴り声を上げる場面があったことから「放送事故」として話題になっており、ネット上で物議を醸しています。
森本毅郎さんの怒声がスタジオに響いたのは、放送開始から1時間以上経ったCM明けのタイミングで、マイクから離れたところで森本毅郎さんが「聞こえねぇんだよっ!」と怒鳴る声が入り、その後アシスタントを務める元TBSでフリーの遠藤泰子アナウンサー(77)が「おっ、スポーッ…失礼しました(苦笑)」とうろたえながら、番組を進行してスポンサーを読み上げました。
その後再びCMに入り、それが明けると森本毅郎さんは昨日の衆議院議員総選挙について語り始め、怒声については特に釈明などはしませんでした。
そして、生放送中に聞こえた森本毅郎さんの怒声に対してリスナーからは「放送事故」などの声が上がっているほか、このトラブルに対してネット上では、
- スタッフに対するパワハラ発言は気分よくない
- リアルで聴いていたがあれは本物のパワハラ。多分、日常化していると思った。そして何もなかったようにシレっとスタンバイ。裏表があるな。
- 知りたくない一面を知ってしまって、こんな人だったんだと正直がっかり。誰にも感情はあるけど、あれは聞いて気持ちいいものではなかった。
- 前々からパーソナリティも投稿するリスナーもなかなか上から目線だと感じていた。まぁこういうことが起こっても不思議じゃあないよね
- 前にも、毅郎氏が「現場にアタック」のコーナーで男性ディレクターに怒鳴ってるのを聴いたな。
毅郎氏は御年82歳。キレる老人と化しているのだろうか。 - ちょっと、いや、かなり驚きました。怒声が流れてきて森本さんの声の様だったので、何があったの?と思いました。
現場の裏ではあんな感じなのかなと気持ちがざわつき見方が少し変わりました。 - プロとして熱い気持ちを持つのは良いけど、本放送に声が入って不快な思いをしたリスナーは沢山いるし、もう聴かないって人も出てくるかもしれない。提供してるスポンサーにも失礼な話。
リスナー、スポンサーには少なくとも謝罪を述べるべきだった。何事もなかったように進行してるんじゃねーよ プロ失格です。 - 放送事故や進行上のアクシデントを起こしたくないが故にこんな事になったのかもしれないけど、本当のプロならそんな怒鳴ったりはしないと思う。
もう、そろそろ引退の道も考えるべきかもしれない - 森本毅郎さん、今まで活躍した功績は認めるけど人間は引き際も大事。
TBSラジオの長寿番組のパーソナリティー・出演者だった大沢悠里さんや毒蝮三太夫さんが潔く一線を退いたのだから、82歳になる森本さんも引き際を考えた方が良い。
などの声が上がっています。
森本毅郎さんは誰に、何に対して激怒していたのか詳細は不明で、スタッフに対するパワハラ言動とは言い切れないのですが、生放送中にこうした音声が入ってしまったこと、その後この件について釈明などをしなかったことで波紋を呼んでおり、そろそろ番組を降りた方がいいのではとの声も少なくありません。
『森本毅郎・スタンバイ!』は、「聴く朝刊」をキャッチコピーに1990年4月から30年以上にわたって放送されている番組で、今年1月には放送回数が8,000回を迎えています。
2019年11月には、森本毅郎さんが生放送中に心臓の痛みを訴え、救急搬送されるトラブルがありましたが、大事には至らずに週明けから番組に復帰しました。
当時週刊誌『週刊女性』の取材を受けた森本毅郎さんは、今後の仕事について「身体のことは本人にしかわからない。周りが“もういいよ”というまで仕事は続けるつもりです。」と答えていました。
そんな森本毅郎さんは現在『森本毅郎・スタンバイ!』の他に、『噂の!東京マガジン』(BS-TBS 日曜13時)でも司会を務めており、こちらも1989年10月から放送されている人気長寿番組ですが、老化によって感情のコントロールができなくなっているのだとすれば、今後大きなトラブルが起こる前に一線を退いた方がいいのかもしれないですね…。