歌手・女優の森七菜さん(もり・なな 21歳)が、21歳の誕生日を迎えた8月31日に1stアルバム『アルバム』を発売し、先月には『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)で歌声を披露し、ファン等の間で大きな反響を呼んでいました。
しかし、夕刊紙『日刊ゲンダイ』は森七菜さんの歌声に対してネット上では、「聞くのに相当の我慢が必要なレベル」「歌番組に出ていいレベルのパフォーマンスではなかった」「突然カラオケ番組が始まったのかと思うくらい場違いで驚いた」などの酷評が噴出していたほか、アルバムの売り上げも不発に終わっているとし、歌手・女優の二刀流に黄色信号が灯っていると報じています。
日刊ゲンダイは森七菜さんについて、「女優としても、『ガリレオ』シリーズの完全新作スペシャルドラマ「ガリレオ 禁断の魔術」で事件のキーパーソンである女子高生を演じたが、思ったよりも話題にならず、女優としてもいまいち伸び悩んでいる印象」
と指摘しています。
音楽活動に関しても、「女優が行う歌手活動には、女優ならではの“表現力”も求められる。森の歌は歌唱力以前に、棒読み歌いにも聞こえてしまう表現力不足を克服する必要がありそうだ。」
としています。
また、PUFFYの『愛のしるし』、ホフディランの『スマイル』等のカバー曲も収録した1stアルバムの売り上げについても、オリコンの週間アルバムランキングで初登場16位、推定売り上げ枚数は「3,775枚」という結果で、大々的なプロモーション活動をしていたものの、不発に終わっていると報じています。
これに対してネット上では、
- 歌唱力が無さすぎる。歌番組に積極的に出ているが…テレビに出せるレベルじゃない
- 禁断の魔術は悪くなかったと思うけど。そんな無理矢理酷評しないでも。
- かけだしの微妙な立位置で事務所騒ぎしてるようじゃ、一般ウケはしないだろうね
- 女優さんなんだからお芝居に専念すればいいじゃないかと思う。
事務所の売り方・方針ならそれでもいいけど。この先も歌でずっと売って行こうなんて考えてはいないでしょうし。正直聴きたいとも思わない。 - 例えば菅田将暉さんにしても上白石萌音さんにしても、役者としての確固たる評価を得た上で、歌も評価される流れがあった。
この方は、役者での評価も宙ぶらりんな立ち位置で、今度は歌か?という印象。
役者をやりたいのか歌をやりたいのか軸が感じられない。役者一本で精進する懸命さを見せて欲しい。 - 特別可愛いわけでもない普通の子で演技も微妙。歌も上手い人ばかりが出てるFirst takeに何故?と思ったのは私だけ?どこが良いかさっぱり分からない。
などの声が上がっています。
森七菜さんは昨年1月に、当時所属していた事務所『アーブル』からの移籍を巡るトラブルが表沙汰になり、一連の騒動でイメージがかなり悪化しアンチも増え、騒動の影響か女優としての活動量も激減しました。
そうした中で音楽活動に力を入れるも、1stアルバムは見事な大コケとなってしまったようですが、森七菜さんを支持している同世代のファンはCDを買わずに、サブスクサービスやYouTube等で楽曲を視聴する人が多いとみられます。
実際に、カバー曲『愛のしるし』のミュージックビデオは、YouTubeで公開から1ヶ月で再生回数が130万回を超えているほか、一発撮り動画を公開のYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』(登録者数:684万人)が、先月公開した『スマイル』の歌唱動画は現時点で再生回数が約285万回に達しています。
森七菜さんは歌が下手、素人のカラオケレベル等と酷評の声もありますが、その素人っぽさが逆にいいなどと、“ヘタウマ”的な歌唱が魅力的として、歌手デビューした頃の広末涼子さんと重ね合わせる声も上がっています。
歌だけでなく演技に関しても決して酷評の声ばかりではなく、今年に入ってからは出演作も少しずつ増え、来年公開の映画『銀河鉄道の父』では菅田将暉さん、役所広司さんと共演、『君は放課後インソムニア』では奥平大兼さんとW主演することが発表されており、これからの活動で少しずつでも評価を変えていけるよう頑張ってほしいですね。