今年3月に6度のガン手術を告白した俳優・タレントの“辰兄”こと梅宮辰夫さん(うめみや・たつお 81歳)が、4月スタートの石坂浩二さん主演ドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系 平日午後12時30分 来年3月27日まで放送予定)で、ドラマ復帰を果たしたことが明らかになりました。
発表によると、梅宮辰夫さんは『やすらぎの刻』で脚本を担当している旧友・倉本聰さん(くらもと・そう 84歳)の依頼を受け、出演を快諾したといい、梅宮さんは石坂浩二さん演じるシナリオライターの主人公・菊村栄の亡くなった父親・栄一役を演じ、4日に行われた収録で天国から降りてきた幽霊役に初挑戦したとのことです。
<↓の画像が、『やすらぎの刻』で共演の石坂浩二さんと梅宮辰夫さんの写真>
梅宮辰夫さんは倉本聰さん原案のドラマ『前略おふくろ様』シリーズ(日本テレビ系 1975~1977年放送)に出演するなど、倉本さんとは40年来の友人で、6月上旬に関係者を通じて倉本さんがオファーしたところ、梅宮さんは「倉本さんの頼みなら」と快諾し、急遽台本に梅宮さんの出演シーンを加筆したといいます。
梅宮辰夫さんがドラマ出演するのは、2017年9月にAbemaTVで放送された『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル2』に出演以来、1年10ヶ月ぶりとなります。
ちなみに、梅宮辰夫さんは3月下旬に長野市の老人ホーム「表参道大門ヒルズ」のローカルCM撮影に参加しており、それ以来の仕事とのことです。
<↓の画像は、2017年12月の『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル2』完成発表会に出演した梅宮辰夫さんの写真>
梅宮辰夫さんは手術で幸いガンは克服できたものの、血液を浄化する人工透析を毎週月・水・金曜の3回、1日4時間受けているほか、腰部脊柱管狭窄症の持病もあり、現在は以前より体重が5kg減って55kg(身長168cm)まで落ちて歩行もゆっくりという状態にあるため、『やすらぎの刻』の撮影は7月4日に1日限定でスタジオで行ったといい、梅宮さんの主な出演シーンは、ソファに座って石坂浩二さんと掛け合いするというものだそうです。
梅宮辰夫さんは『やすらぎの刻』の15日~17日放送回に登場するといい、撮影を終えた梅宮さんは初の幽霊役について、「初めてだけど、やっぱり来たかという思いですね」と苦笑いし、現場では石坂浩二さんの元妻で女優・浅丘ルリ子さんと初対面して「今度は共演できたらいいね」と話し、今後は不定期に登場する予定といいます。
そして、梅宮辰夫さんの約2年ぶりとなるドラマ出演にネット上では、
- なんか痛々しいなぁ…
- 出演ということもあり、健康的に撮られてはいるが、やはり表情の違和感は隠せないですね。
- 明るいニュースですが、やはり表情など見ると、まだまだ闘病中なんだと、思うな。。
- ローカルテレビCMにご夫婦で出てらっしゃいますが、正直ドラマ復帰は厳しいのでは?と思わせるような状態です。
そのCM撮影の頃からはだいぶ状態も良くなられた、と期待してます。 - 本人や脚本家からしたら、生き様を見せると言う意味合いもあるんだろうけど、観てる方からしたらかなり痛々しく感じる。
出演するのも勇気、出演しないのも勇気。難しいね。 - 働ける気力がある間は働いた方がいいですね~。病気や 普段の嫌なこと 忘れられますから!
- 久しぶりの出演楽しみ。闘病生活頑張ってください。無理だけはしないでください。頑張って長生きして下さい。
- 少し顔色も良くなって肌の張りも出てきたような。透析は大変ですが、体調良いようですね。
昭和の大御所が少なくなり寂しくなってきましたが、無理されないように頑張ってください。 - 周囲は心配して、もうゆっくり過ごせば良いのでは?と思いますが、本人は仕事をしている方が気が張って良いのかもしれないですね。
少し前の姿を見て、危ないのでは?と思いましたが、そこから回復傾向にあるみたいで何よりです。くれぐれも無理はしない様にして欲しいです。
などのコメントが寄せられています。
梅宮辰夫さんは今年3月に週刊誌『週刊新潮』のインタビュー取材で、昨年9月に「前立腺ガン」、今年1月に「尿管ガン」の手術を受けていたことや、これまでに6度のガンに見舞われていることを告白しています。
今年1月に受けた尿管ガンの手術では腎臓も摘出し、それによって人工透析を欠かさず受けている状態で、これらの手術によって以前に比べるとかなり体重が落ち、顔もかなり痩せこけてしまっているため、見ていて痛々しい、心配になるという声も多く上がっています。
しかし、梅宮辰夫さん自身は様々な病気を乗り越えて、まだ芸能活動していく姿勢を見せており、見ている方はちょっと心配にはなりますが、引き続き治療を受けながらたまに仕事を行い、少しでも以前の元気を取り戻してほしいですね。