視聴率が低迷しているフジテレビの月9枠(月曜21時～)で7月から、女優・桐谷美玲さんが主演を務める『好きな人がいること』がスタートする事が日付が変わった1日0時過ぎに発表され、同日19時からはインターネット上(YouTube、LINE LIVE、ツイキャス)で制作発表が生配信されました。
スポーツ紙が報じている記事によれば、約1時間の配信で約60万人が視聴したとのこと。
地上波ドラマの制作発表をネットで生配信するのは、国内では初となっており、主演の桐谷さんの他に、共演の三浦翔平さん(27)、野村周平さん(22)、山崎賢人さん(21)の3人も制作発表に出演していました。
＜↓の画像左から、三浦翔平さん、桐谷美玲さん、山崎賢人さん、野村周平さん＞
脚本を担当するのは、昨年7月期に同枠放送された福士蒼汰さん主演『恋仲』、同じく福士さんが主演で昨年3月に公開の映画『ストロボ・エッジ』を手がけた桑村さや香さんで、オリジナルドラマとなっています。
演出は、『HERO』や『恋仲』等の金井紘さん、『医龍4』や『ラスト・シンデレラ』等の田中亮さん、『HERO』や『探偵の探偵』等の森脇智延さんが担当。
この作品の舞台は海辺のレストランとなっており、桐谷さんはパティシエの櫻井美咲、三浦さん、野村さん、山崎さんの3人は兄弟役で、三浦さんが長男の柴崎夏向、山崎さんが次男の柴崎千秋、野村さんが三男の柴崎冬真を演じます。
ヒロインの美咲は、パティシエの仕事を優先するあまり、キスの仕方を忘れてしまうほど恋愛にご無沙汰。
しかし、仕事を失ってしまった美咲は、高校時代の初恋の相手・千秋(三浦さん)が経営のレストランで住み込みで働く事になり、柴崎3兄弟とひとつ屋根の下で暮らすことになり…というストーリー展開のロマンチック・ラブコメディー。
ドラマのホームページを見ると、出演者の順序から相手役は山崎さんとみられているものの、現時点では明らかにされていないのですが、桐谷さんと山崎さんは昨年9月公開の映画『ヒロイン失格』以来の共演となっています。
主演の桐谷さんは、今回演じる役柄について「こんなイケメンに囲まれて、夢のよう」と語り、ドラマのタイトルについては「キラキラ感がすごい。女の子は好きな人がいると、本当にかわいくなる。役と一緒にキラキラしたい」と意気込み、『恋仲』以来の月9出演となる野村さんは、「夏の月9ほど気持ちいいものはない」、月9初出演となる山崎さんは「新しい月9、ムーブメントを起こすような熱いドラマにしたい」と語っていました。
そして、このドラマに対する反応をネットで見てみると、
- フジは一旦恋愛ドラマから離れた方がいい気がするんだが…
- 作品の内容より事務所の売り込みでキャストが決まっている。これだから視聴者が付いていかないんだよ
- ランチの女王が思い出された…
- 第２のランチの女王な気がする…… ランチの女王大好きだっただけに最悪だな・・・視聴率稼ぎたいから、視聴率が高かったランチの女王のような設定にするんだ、フジ・・・ 最悪。 見ないわ、もう
- 桐谷美玲は好きだがドラマに全く興味わかない。パテシエ…もう何か…80年代バブルが抜けきらない月９感が半端ない。
- 恋愛ドラマは今の世の中求められてないんじゃないの？こないだの月9もコケてたし 有名役者使ったとこで失敗しそう。
- 桐谷美玲さん…美人さんだけど演技力がアレですよね（苦笑）
- またキャストありきで内容スカスカのドラマの予感。
などのコメントが寄せられています。
4月より月9でスタートした福山雅治三主演の『ラヴソング』は初回平均視聴率10.6％、第2話は9.1％、第3話は9.4％と低空飛行しており、次こそはと考えていると思われるのですが、果たして10～20代の層をターゲットにした恋愛ドラマでどれほどの数字を取れるでしょうか。
主演を務める桐谷さんは、1月期放送の『スミカスミレ 45歳若返った女』(テレビ朝日系 金曜23時15分～)で主演を務め、初回平均7.8％、全8話の期間平均視聴率は約6.5％と微妙な結果に終わっています。
さらに、昨年秋に日本へ進出したアメリカの大手映像配信サービス『Netflix（ネットフリックス）』とフジテレビが共同制作したオリジナルドラマ『アンダーウェア』で主演を務めたのですが、この作品が地上波（金曜21時00分～22時52分）で放送された際の初回平均は6.5％、第2話は3.7％、第3話は4.3％と大コケしています。
桐谷さんはここ最近、数多くのドラマや映画に出演しているものの、数字を持っていないと言われてしまっており、山崎さんや野村さんといった若手のイケメン俳優を起用しても好視聴率は望めないのではないかと予想されるのですが、初回でどれほどの数字を獲得できるかに注目したいところですね。