女優・桐谷美玲さん(27)が、4月期放送のドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系 木曜22時)で主演を務めることが明らかとなりました。
『人は見た目が100パーセント』は、女性向け漫画雑誌『BE・LOVE』で2014年より連載の大久保ヒロミさん原作の同名漫画を実写化したドラマとなっており、桐谷さんは真面目で見た目は冴えない女子力ゼロのリケジョ(理系女子)役に挑戦します。
桐谷さん演じる主人公・城之内純(じょうのうち・じゅん)は、製紙会社に勤務する研究員なのですが、研究に没頭するあまり女子力や美に対して背を向け、「自分に自信がない」「男性にモテたことがない」「ガールズトークが得意ではない」「メークやおしゃれもほとんどしない」「イケメンや美女には目も合わせられない」「自分の容姿を褒められたことがない」といった、ないない尽くしの主人公。
しかし、自分は女子ではなく「女子モドキ(JSM)」なのかもしれないということに気付き、研究室の同僚女子2人と3人で流行のメイクやファッション、美容などといった美の特別研究をスタートさせ、ステキ女子を目指して奮闘する姿を描いています。
<大久保ヒロミさん原作の『人は見た目が100パーセント』>
桐谷さんは、2012年から5年連続で『世界で最も美しい顔100人』にランクインしているほか、昨年オリコンが発表した『女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング』で6位、美容雑誌『VOCE』が選ぶ「2016年最も美しい顔」に選出されるなどしています。
そのため、なぜ桐谷さんが主演に抜擢されたのか、起用理由が気になるところですが、草ヶ谷大輔プロデューサーは桐谷さんを起用した理由について、「主人公・純が必死にもがき、頑張る部分が、モデルだけでなく、女優・声優、そしてニュースキャスターと次々と活躍の場を広げ、常に新しい事に挑戦し続けていらっしゃる桐谷さんにふさわしいと思い、オファーさせていただきました。」と説明。
また、「過去、作品の中で“変顔”や“どじょうすくい”など、大胆なお芝居にも挑戦し、多くの話題を集めた桐谷さんが、今回、新境地である“ヒト科女子モドキ”をどんな風に演じていただけるのか、今から楽しみにしています。」「原作には登場しないキャラクターやオリジナルストーリーにも是非ご期待ください。」とコメントしています。
<↓の画像は、『好きな人がいること』で見せたどじょうすくい姿の写真>
<↓の画像は、『ヒロイン失格』で見せた変顔の写真>
このような理由から主演に抜擢された桐谷さんは、「今回は、女子力ゼロの“女子モドキ”の役を演じさせていただきます。タイトルが『人は見た目が100パーセント』ということなんですが…、私は見た目に関していうと“清潔感”を大事にしたいなと思っています。」とコメント。
原作者の大久保ヒロミさんは、「あのとても美しい桐谷美玲さんが、“女子モドキ”を演じてくださるなんて!! いいんでしょうか…。桐谷さんの白衣姿を想像するだけでワクワクします。原作はギャグメーンですが、ドラマではきっと原作にはないストーリーも見られると思うので、純粋に一視聴者として、とても楽しみにしています!」と語っています。
そして、これに対してネット上では、
- 原作を理解していないキャスティング。桐谷美玲が主役の冴えない研究者って無理がある。その三人がお手本にする、女子力満点の秘書課の子っていうならバッチリなのに。漫画を原作にして、可愛いタレントを主役にしとけばなんとかなると思ってるのかな?
- 美玲ちゃんがないない尽くしって……とツッコミながら楽しむ作品ですね、わかります(笑)。
- 桐谷美玲みたいな人が女子力ゼロとか言われても説得力ないなぁー。配役もうちょっと工夫すれば面白そうなドラマなのにな。
- 石原さとみが主演した、水曜22時の日テレのドラマを意識している。ここ最近のフジテレビのドラマはTBSや日テレのドラマを露骨なほど模倣しすぎだ。
- 原作読んでたけど、あれドラマ化って。。原作は面白いけど、主人公は高身長のオシャレダメ美人なのになんで桐谷美玲やねん。
などのコメントが寄せられています。
桐谷さんは昨年7月期にフジテレビの月9ドラマ『好きな人がいること』で主演し、初回平均視聴率は10.1%、その後も大体7~9%台で推移し、全10話の期間平均視聴率は8.9%という微妙な結果に終わっているのですが、人気イケメン俳優の山崎賢人さん、野村周平さん、三浦翔平さんが出演しており、10~20代の女性の間では大きな反響を呼び、番組公式SNSのフォロワーは合計で約170万に達するほどでした。
また、2015年9月公開の主演映画『ヒロイン失格』でも山崎賢人さん、坂口健太郎さんらと共演し、最終興行収入は24.3億円を記録するなど、人気が高い方なので主演に起用されるのも分かるのですが、桐谷さんが女子力ゼロのリケジョ役を演じるというのはどうなのでしょうか…。
視聴者や原作のファンからまた多くの批判を浴び、大コケということにならないか心配ではありますが、違和感を抱かないような演技を見せてくれることに期待したいですね。