落語家・タレントの6代目・桂文枝さん(前名=桂三枝 本名=河村静也 78歳)が、1971年から50年以上にわたって司会を務めてきたバラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)からの“勇退”を発表し、ネット上では様々な声が上がっています。
桂文枝さんは7日に、番組を制作するABC朝日放送テレビで記者会見を行い、今年3月27日の放送回をもって『新婚さんいらっしゃい!』から降板することを発表しました。
番組はタイトル変更はせず4月以降も継続予定で、現時点で桂文枝さんの後任は未定といい、1997年7月からアシスタントを務めているタレント・山瀬まみさん(52)の今後については、後日発表するとのことです。
ちなみに、番組の放送回数は9日で2,545回を迎え、ゲスト出演した新婚さんは5,000組以上にのぼります。
<↓の画像は、『新婚さんいらっしゃい!』司会の桂文枝さん、山瀬まみさんの写真>
桂文枝さんは番組降板を決断した理由について、昨年7月に78歳となり「若いカップルの話を聞くのは無理があるなと、潮時やなと思った」と語り、番組出演の声がけをされた恩人のプロデューサーが昨年5月に亡くなったこと等も、降板を考えた理由として挙げており、自ら「卒業させてほしいと(局に)お願いした」と明かしています。
『新婚さんいらっしゃい!』は2015年7月2日で放送開始から44年127日を迎え、「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定され、この時点で桂文枝さんは、「この勲章をもらったことで、私はどうなっても悔いがない」「この番組だけはたとえ司会者が変わっても、いつまでも続けていただきたい」
との思いを明かしていました。
そのため後任司会者に対しても、「どういう方がされるかわからないが、(持ちギャグの「いらっしゃ~い」も)ご自由にやっていただけたら。番組名に僕のギャグが残るだけでありがたいし嬉しい」
と語っています。
番組を勇退後の活動については、「体は元気なんで、これからは落語一筋で頑張っていきたい」としています。
また、会見では桂文枝さんが番組で座っているイスの話になり、ゲストの夫婦が驚くような発言をした時などに、文枝さんがイスから転げ落ちるというのが定番となっていましたが、「次の司会者の方が、このまま使いたいとおっしゃるならば使っていただくのが良いと思いますし、いらないとおっしゃったら私が引き取りたいと思います。家宝にします。母の仏前に供えたい」
と語っていました。
<↓の画像は、イスから転げ落ちる桂文枝さんの写真>
そして、桂文枝さんの番組降板発表を受けてネット上では、
- 50年以上も続くとか凄過ぎる。素人相手にも面白い内容だと身体張って椅子からズッコケたり、文枝さんの優しさが溢れてたね。
- さすがに20年以上も続いているだけあって、山瀬まみさんとのコンビが一番合ってますね。個人的には片平なぎささんとのコンビも好きでした。
文枝さんの色が強すぎて次の司会者の人は大変そう。正直、番組自体もここで終わっている方が良かったような気もする - 「新婚さんいらっしゃい!」はもはや文枝さんの番組なんだから、文枝さんの勇退ではなく、番組を終了し、新婚さんを出演させる別の企画にした方が、次の司会者も楽だし、番組も長続きすると思う。
- 4年前と6年前に二度の不倫報道があったが、その時が辞める時期だった。いずれにしても、お疲れさまでした
- 桂文枝さんには女性問題で、あまりにもブラックな面が世間に知られてしまったから、今まで司会を続けていたことが異常
- もう78歳なんですね。晩年は叩かれたり、身内を相次いで亡くされるなど大変でしたね。かなり堪えているのではと察します。
残された人生、自分自身を見つめ直し感謝の人生を歩んでいただけたらと·····自分自身も傷つけた人たちも救われますように。 - 会社の部下が出演したことがある。文枝、山瀬、新婚が話す言葉は全て台本通り。新婚の話し方(嫁側)も、台本通り。だから、どんな新婚も嫁側の話し方がほとんど同じ。
まぁ、全ての番組は台本で出来ているから仕方ないのだが、こういた演出が現代の若年層に受け入れられなくなってテレビ離れが進んでいるのでしょうね。 - 番組のヤラセ感がすごいし、面白くないから打ち切りでもいいと思う、アタック25でさえ終わったのに
- ちょっとクセのあるカップルに軽く突っ込み、ふと本音を引き出したりノロけさせたりと、それは文枝さんだからできたと思う。年齢差とは違うのではないか。
残念すぎるけど、積み上げてきた文枝さんがそう決断するなら、受け入れるしかない。
同じABCでアタック25も終了した。司会を永く務めた児玉清さんがいなくなり、最終的に続かなくなった。
新婚さんいらっしゃい!も、思い切ってキッパリと終わらせてもいいような。
などの声が上がっています。
桂文枝さんは過去に複数回、大きく年の離れた女性との不倫スキャンダルを週刊誌にスクープされながらも司会を務め、1976年2月から放送されている黒柳徹子さん司会の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)と同様に、『新婚さんいらっしゃい!』が50年以上も放送が続いたのは、桂文枝さんの名司会ぶりがあってこそだと思います。
そのためネット上では、桂文枝さんが番組を降板するならば、このまま番組を終了させた方がいいのではないか、同じような内容でも番組名の変更などリニューアルをした方がいいといった声も多く上がっています。
やはり後任の司会者は荷が重いでしょうし、このタイミングで終了させてもいいのではないかと思いますが、このまま継続するからには後任の司会者に、番組がさらに盛り上がるように頑張って欲しいですね。
なお、後任の司会者は現時点で未定とされていますが、『スポーツニッポン』の取材によれば、後任候補として藤井隆さん、ナインティナイン・岡村隆史さん、麒麟・川島明さん等の名前が挙がっているといい、果たして誰が選ばれるのか、今後の後任発表にも注目したいです。