女優・柴咲コウさん主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(日曜20時)が8日スタートし、関東地区の初回平均視聴率は16.9%、関西地区は17.3%だったことが明らかとなりました。
昨年放送された堺雅人さん主演『真田丸』の初回は、関東地区で19.9%、関西地区で20.1%を記録しており、両地区ともに3%ダウン。
その一方で、BSプレミアムでの放送(日曜18時)の視聴率に(関東地区)ついては、『おんな城主 直虎』が4.3%、『真田丸』が3.3%、2015年放送の『花燃ゆ』は2.8%で、数字が伸びていることが明らかとなっています。
2010年以降に放送された大河ドラマの初回平均を見てみると、2010年の福山雅治さん主演『龍馬伝』は23.2%、2011年放送の上野樹里さん主演『江〜姫たちの戦国〜』は21.7%、2012年放送の松山ケンイチさん主演『平清盛』は17.3%。
2013年放送の綾瀬はるかさん主演『八重の桜』は21.4%、2014年放送のV6・岡田准一さん主演の『軍師官兵衛』は18.9%、2015年放送の井上真央さん主演『花燃ゆ』は16.7%、昨年の『真田丸』は19.9%となっています。
柴咲さんが主演の『おんな城主 直虎』は、男の名前で跡目を継ぎ、戦国時代を生き抜いた女性城主・井伊直虎(いい・なおとら)の生涯を描いています。
<↓の画像が、井伊直虎を演じる柴咲コウさんの写真>
脚本は、TBS系ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』、『JIN-仁-』、『天皇の料理番』、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』などを手掛けた人気脚本家・森下佳子さんが担当しているオリジナル作品です。
そして、初回放送に対してネット上では、
- 想像していたより意外に良かった。これからどうなるかだな…
- まだ始まったところだしこれからだよね。真田丸とはまた違った感じでいいと思う、朝ドラよりは期待できそう
- そもそも実在したのかすらよく分からない人物が題材なので、脚本は大変かと思いますが頑張って欲しい。
- 初回は参考にならんし。2回目以降が勝負。知名度がないからなあ。
- 真田丸は初回から引き込まれたけど。今年の大河は魅力に欠ける。
- 初回見た限りでは上がってきそうな予感がしない。題材、キャストもそんなに魅力を感じられない。
などのコメントが寄せられています。
柴咲さんが演じる井伊直虎については、史料が極めて少なく史実性の再検証が求められている人物ということから、放送開始前から大河ドラマファンの間では物議を醸していたのですが、とりあえずは大コケした『花燃ゆ』の初回視聴率を超えれたようですね。
しかし、初回平均の数字は、1989年放送『春日局』の14.3%、1977年放送『花神』の16.5%、2015年放送『花燃ゆ』の16.7%に次ぐ、大河史上4番目に低い数字となっています。
戦国時代を描いた作品は人気が高く、比較的視聴率が取りやすいとされていますが、今後の展開次第では、『花燃ゆ』が記録した歴代ワーストタイの期間平均視聴率12.0%を下回る可能性もあり、引き続き数字の推移に注目していきたいですね。