女優・歌手の柴咲コウさん(本名=山村幸恵 38歳)が来年春、窪田正孝さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』に出演することを12日発売の週刊誌『週刊新潮』が報じているほか、2016年に立ち上げた事業が苦戦していることを伝えています。
柴咲コウさんは2016年11月に、ネット上でアパレルや食品などの独自商品を販売する会社『Les Trois Graces(レトロワグラース)』を設立し、2017年には所属事務所『スターダストプロモーション』から自身のファンクラブ事業を引き継いで運営を行っています。
当初の計画書では、2017年9月末までに資本金を1億6900万円にまで積み上げるとしていましたが、今年10月にようやく資本金を7000万円以上増やして約1億6000万円にしており、現在は事業拡大を進めているといいます。
しかし、この事業は苦戦を強いられていると『週刊新潮』は伝えており、IT業界関係者は『レトロワグラース』について、「通販サイトがリニューアルしたことを受けて現在、出血大サービスのセールを行っているんです。通常のECサイトはクーポンなどが配られることが多いのですが、柴咲のキャンペーンは過剰ですね」
と語っています。
柴咲コウさんがプロデュースを手掛けるアパレルブランド『MES VACANCES(ミヴァコンス)』では、新規会員登録者は2月まで何度でも送料無料、12月中に会員登録の上で商品を購入した場合には、次回から使用できる5000円クーポンプレゼント、さらに15日までに商品購入した方の中から抽選で1名に10万円のコート、2名に10万円のセットアップをプレゼントするとしています。
<↓の画像は、『MES VACANCES』で販売している一部商品の写真>
前出の関係者はこれについて、「自分がしたいこと全てをプロデュースして販売しようとした結果、手を広げすぎたんでしょう。志の高さと実際の経営手腕は別問題ですからね。飲食店や美容サロンの経営を始めるという計画まであるようで、来年は真価が問われる年になりますよ」
と語っています。
そんな柴咲コウさんが来年春に、スターダストの後輩である窪田正孝さん主演の朝ドラ『エール』に出演するとの情報も伝えており、柴咲さんは歌手としても活躍していることから、『エール』では歌手役で白羽の矢が立ったといい、すでに撮影も始まっているとのことです。
<↓の画像は、朝ドラ『エール』の主演・窪田正孝さん、ヒロインの二階堂ふみさんの写真>
この報道に対してニュースサイト『サイゾーウーマン』は、「『エール』は“バーター出演”だろう」「自社ビジネスがうまくいっていない証拠」とテレビ局関係者から指摘されていることを伝えています。
柴咲コウさんがNHKドラマに出演するのは、2017年に主演した大河ドラマ『おんな城主 直虎』以来3年ぶりで、大河ドラマ終了後は『レトロワグラース』の経営に力を入れており、2017年以降に出演した作品は、同じくスターダストの山田孝之さんと菅田将暉さんがW主演した昨年7月期放送の深夜ドラマ『dele(ディーリー)』(テレビ朝日系)の第5話、今年4月期放送の『坂の途中の家』(WOWOW)、今年2月公開の映画『ねことじいちゃん』、来年公開予定の映画『燃えよ剣』ぐらいです。
地上波の連ドラには1年以上出演しておらず、『エール』が久しぶりの連ドラ出演となることから、大きな注目を集めるのは必至です。
しかし、芸能プロダクション関係者は柴咲コウさんの『エール』出演について、「柴咲は、窪田と同じ芸能事務所・スターダストプロモーションに所属しているとあって、いわば“後輩のバーター”で出演させてもらうようなものですよ。」
と指摘しています。
さらに、「大河主演後の仕事選びは相当慎重になるのに、なぜこのような“女優としての価値が下がりそうなキャスティング”を引き受けたのか。普通ならまず避ける、というか断るのが自然です。しかし、一時期と比べて柴咲の露出が減っていて、なおかつ自社ビジネスもうまくいっていない状況を踏まえると、背に腹はかえられないということなのかもしれません」
と憶測しています。
果たして、事業が上手くいっていないことと、『エール』への“バーター出演”が関係しているのか否かは定かではありませんが、どのような裏事情、理由があるにせよ、柴咲コウさんが演技している姿をもっと見たいとの声は多く上がっており、個人的にもドラマで活躍する姿を見たいと思っていたので、『エール』への出演が事実であれば楽しみですね。
今後も事業に力を入れつつ、年に数本の映画やドラマに出演するというペースが続きそうですが、『エール』への出演をきっかけに、来年以降はもう少し女優の仕事が増えることに期待したいです。