長寿番組『笑点』（日本テレビ系）の大喜利メンバーでもあった人気落語家・三遊亭円楽さんが、9月30日に肺ガンにより72歳で急死し、日本テレビは先日行った定例社長会見で、後任メンバー選びを進めていることを明かしていたのですが、昨年末をもって降板した林家三平さん(51)の番組復帰説が浮上しているようです。
三遊亭円楽さんが急死して以降、複数のメディアが円楽さんの後任選びに関する情報を伝えており、『日刊ゲンダイ』によると現時点で本命視されている落語家は、春風亭一之輔さん(44)をはじめ、柳亭小痴楽さん(32)、春風亭昇々(37)、蝶花桜桃花さん(41)、立川晴の輔さん(49)といった若手から中堅の人気落語家たちといいます。
日刊ゲンダイはさらに、林家三平さんの“出戻り”説が急浮上しているとも報じており、三平さんは2016年に、桂歌丸さんが司会を勇退、春風亭昇太さん(62)が6代目司会に就任したことで大喜利メンバーとなり、10年ぶりの新メンバー加入ということで大きな注目を集めました。
しかし、番組出演から5年半後の昨年12月に番組降板を発表し、その理由については、「この5年半、一度も座布団10枚を取ったことがありません。ですから、表に出て自分のスキルを上げて、また座布団10枚を獲得するためにも勉強し直して参ります。」
と語っていました。
番組の視聴者からもかねてから、林家三平さんの大喜利はつまらないとして交代を望む声が多く、三平さんが降板後の今年1月には桂宮治さん(46)が新メンバーとして加入し、宮治さんは視聴者からも好評を得ています。
日刊ゲンダイによると、林家三平さんは三遊亭円楽さんからも「落語がヘタな上に大喜利でも使いものにならない」等と酷評されていたそうです。
それにも関わらず、林家三平さんが三遊亭円楽さんの後任候補に急浮上し、出戻りが囁かれている理由について演芸ライターは、「大喜利については、以前、ビートたけしが『大喜利のネタは何人もの放送作家が裏で作っている』と暴露しているように、三平は台本通りやっていただけ。彼に責任はありません。そのため、一門からは三平を再び笑点へという声が上がっているといい、三平自身も返り咲きを猛アピールしているとのことです」
と、舞台裏を明かしています。
この報道に対してネット上では、
- 三平出すなら番組のセンスを疑う
- 三遊亭一門からやないの？
- 実力ある若手起用してけよ
- 大して面白くもない人をわざわざ呼び戻す必要もないのでは？
これからは『面白くなかったら交代』みたいな下剋上が起こるようにするのも面白いかも - 三平はダメ、他番組でもスベり倒してた。それもイジりようのあるスベりでなく、ただ現場が凍りつくだけのやつ
- 三遊亭兼好さんは落語の実力もあるし、明るいキャラクターで笑点にも馴染むと思う。円楽さんと同じ三遊亭一門だし良いのでは？
- 三平師匠は笑顔はいいけど…三遊亭楽大（伊集院光）なら頭の回転も早いし面白いこと言いそうなんだが
- 今のゲスト扱いで一枠あけてるほうが、毎回ワクワク出来るしそれでよくない？
などの声が上がっています。
林家三平さんの大喜利の回答がつまらなかったのは、全て放送作家のせいで本人に責任は無いとのことですが、そもそも三平さんは様々なバラエティ番組にも出演し、高い知名度を誇る一方で人気は高いとは言えず、もし復帰したとしても番組の視聴率回復などに繋がるとは思えないので、三平さんが復帰する可能性は低いのではないでしょうかね…。
笑点の人気を支えていた桂歌丸さん、三遊亭円楽さんが番組から去って以降、番組の視聴率は再び低迷を続けており、かつては世帯平均視聴率が15％以上を連発していたものの、現在はギリギリ10％を超えているような状態で、1ケタまで落ちるのは時間の問題とみられています。
林家木久扇さん(85)の降板も囁かれている状況の中で、ここであえて不評を買っていた林家三平さんを再投入し、番組全体が活気づくとはどうしても思えず、それならば新たな落語家を入れて様子見をした方がいいのではないかと思いますね。
ネット上でも、林家三平さんの笑点復帰説に対しては否定的な反応ばかりで、肯定的な声はかなり少ない様子ですが、三遊亭円楽さんからも「体鍛えるよりも芸鍛えろ」と言われ、「（アドバイスをしても）人の言うことを聞かなかった」などと暴露されていた三平さんをあえて起用するのか否か、後任メンバー選びの動向を引き続き見守っていきたいですね。