今年の『第72回 NHK紅白歌合戦』に出場する歌手の曲目が21日に正式発表されたのですが、NHKは出場予定の歌手・松田聖子さん(本名=蒲池法子 59歳)の歌唱曲ついて、「後日改めてお知らせします」と告知し、これに対してネット上では様々な声が上がっています。
松田聖子さんの一人娘で、女優・歌手の神田沙也加さん(享年35)が18日夜に急死し、21日に松田聖子さんは位牌を持って霊柩車に乗り、沙也加さんの遺体が搬送された北海道札幌市内の斎場へ向かい、父親で俳優・神田正輝さん(70)も斎場入りして密葬が営まれ、遺体を火葬した後に正輝さんと聖子さんは揃って会見を行いました。
神田沙也加さんの遺骨が入った骨壷を抱えた神田正輝さんは、「近親者のみでお別れ、お骨にすることができました。皆さんご協力ありがとうございました。今は2人とも話せる状態ではないので、しばらくの間、そっとしておいて頂ければと思います」
と語り、位牌を持った松田聖子さんも目に涙を浮かべながら、「ありがとうございます」と言って頭を深く下げていました。
<↓の画像は、21日に揃って会見した松田聖子さんと神田正輝さんの写真>
ニュース・情報番組『news every.』(日本テレビ系)でも会見の模様を生中継し、メインキャスターを務める藤井貴彦アナウンサーは時折声を詰まらせ、涙声になりながらこのニュースを伝えていました。
そして、松田聖子さんは神田沙也加さんの訃報を受けて、19日~26日にかけて開催予定だったディナーショーを急遽中止し、聖子さんの所属事務所は「松田は現実を受け止めることができない状態」と説明していました。
松田聖子さんは憔悴しきっているとのことで、紅白も出場を辞退する可能性があるとみられており、NHKは聖子さんの曲目のみ発表を延期したのですが、聖子さんの紅白出場についてネット上では、
- どちらの選択もどうか無理をしないで決めて欲しい
- 大晦日まで日がない中で、傷が癒えない聖子さんのテレビで歌っている姿を見るのは正直辛い。状況が状況だけに出演を控えても理解されると思う
- 見るに耐えますが、聖子さんはプロなのでプロ精神で出場するかもしれません。彼女の判断に任せ受け入れたいと思います
- 出場しなくてもいいと思うけど、逆に出場することで供養になるって本人が思うなら出場してもいいと思う。泣きながらだって、声が出なくたっていいんだから。
- 見てるほうが辛い。本人がプロ意識から出ますと言ったとしても、沙也加さんを弔う事を優先してほしいし、周りが配慮してほしい。
- 無理する必要はない。出場者皆で聖子さんの楽曲を歌えば良い。そして、歌える様になったら沙也加さんの為に歌えば良いと思う。
人前で歌うなら、聖子さんを長く応援してくれてるファンの前で、優しさ一杯の中で歌をまた、歌って欲しい。 - 無理して出なくて良い。テレビ的には悲しみを乗り越えて熱唱…的なことを期待してんだろうけど…そんなもん要らない。静かに娘の側にいてあげて欲しい。
などの声が上がっています。
スポーツ紙の報道によると、NHKは20日に紅白出場歌手の曲目を発表する予定だったものの、神田沙也加さんの訃報を受けて曲目の発表を延期し、NHKサイドは松田聖子さんの出場辞退の可能性も視野に入れながら、聖子さんが落ち着いて話ができる状態になるまで出場可否の判断を待つ意向を示しているそうです。
NHKは『スポーツニッポン』の取材に対して、「聖子さんの気持ちを考えて、あらかじめ決めていた選曲でよいのか、演出はどうするのかを聞きたい。ただ、積極的に連絡を取ることは控え、出場を辞退される可能性も考慮しながら、お話しできる状態になるまで待ちたい」
と説明したとしています。
昨年デビュー40周年を迎えた松田聖子さんは昨年までに、紅白には合計24回出場し、2013年から8回連続出場を果たしており、今年も出場すると自身が持つ連続出場記録に並びます。
松田聖子さんと神田沙也加さんは2011年の紅白で初めて歌番組共演を果たし、2人で聖子さんが選曲したという坂本九さんの代表曲『上を向いて歩こう』を歌唱、2014年の紅白にも親子揃って出場を果たし、この時は揃ってパフォーマンスを披露しませんでしたが、沙也加さんが歌唱後に聖子さんは涙を流しており、紅白は親子にとっても非常に思い入れのある番組だったのではないかと思います。
しかし、神田沙也加さんが35歳という若さで突然この世を去り、紅白の本番まで10日しかなく、いくらプロと言ってもこの状況の中で、表舞台で歌うというのはかなり辛いことだと思うため、出場するかどうかは慎重に判断をしてもらいたいですね。