25日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、東京五輪の開幕直前に開会式担当者が相次いで辞任した騒動を取り上げ、ミュージシャンの小山田圭吾さんの障害者イジメ問題などについて出演者たちが言及しました。
ゲストコメンテーターとして出演した『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんは、小山田圭吾さんが過去の障害者イジメ公言問題が蒸し返され、開会式の音楽担当を“辞任”したことについて、「本人が退いたってことなんですけど、解任というのがあってもよかったのかなと思います」「(その理由は)“イジメ”って言葉が問題の本質を突きづらくなってて。小山田さんがやっていたことは20何年前とはいえ、僕はこれは完全に“犯罪を犯している人”だと認識している」
と持論を展開しました。
続けて、「犯罪名で呼ばないと、イジメがあったか無いかということになると、問題が薄まっていくような気がして。これは過去に起きた“犯罪”っていう捉え方の方が正しいんじゃないかなと僕は思います」
と語っていました。
また、タレントのウエンツ瑛士さんは、「やってしまったこと、言ってしまったことは全く相応しくない。糾弾されるべきものであることは大前提」とした上で、「(問題は)反省しているか、してないか」「本当に反省って心の中でしている反省もあるし、表立ってしている反省もあるし…。反省というものをどこで示せば、この先成り立つのかなと」「反省しているんだったら、行動で示さないといけないのか。でも、示したら示したで反省アピールかということもあるだろうし。今後の立ち居振る舞いとして、自分が改善しました、改心しましたというのをどのように示していく必要があるのか、すごく考えさせられました」
などと語っていました。
さらに、司会の東野幸治さんは、「僕なんて若い時を思い出すと、いろいろと不適切な発言をたくさんしてきていると思う。忘れている場合もあるし。過去の発言とか過去のネタとか振り返ってみると、あの発言は良かったんかなとか(思う)」
と語っていました。
このように出演者それぞれが自身のこれまでの言動なども振り返りながら、小山田圭吾さん等の問題について言及していたのですが、夏休みでたまたまこの日の放送を欠席していたダウンタウン・松本人志さんが過去に、障害を持つ同級生イジメを自ら告白していたことをニュースサイト『日刊サイゾー』が伝えています。
『日刊サイゾー』によれば、松本人志さん8年前の2013年6月に自身のツイッター上で、同級生をイジメた過去を告白していたとし、そのツイートも当時ネット上では物議を醸していたとしています。
松本人志さんが当時ツイッターに投稿していた文章は以下のような内容でした。
小学生の時。岡田って奴が居てね。足が悪くてね。片足引きずるように歩くの。
オレ何度かイジメた事が有ってね。でも子供って気まぐれで。いちど家に遊びにいったの。友達でもないくせに。。。
そろそろ帰ろかなって思ってたら岡田のお母さんがパートから帰ってきてね。。。
クラスメイトを岡田が連れてきたの初めてやったんやろうね。お母さんが凄い嬉しそうで。オレにやさしくて。ありがとうね。仲良くしてあげてね。って何度も言われて。。。
オレ罪悪感でたまらんようになってね。。。おばちゃんオレ岡田のことイジメたこと有るって。言えなくてね。。。
なにより。岡田がお母さんの前でオレと親友のふりしたのが切なくて。辛くて。。。
オレ心の中で。岡田と。お母さんと。いろんなもんに何度もゴメンなさいって思って。。。
でも岡田とはその後も友達ってわけでもなかったな。。。
なんとなくの昔話。。。
おわり。
<↓の画像が、松本人志さんがツイッターに投稿したイジメ告白ツイート写真>
このイジメ告白ツイートについて週刊誌編集者は、「当時は、4000件以上ものリツイートがされ、物議を醸していただけに、このことを覚えていた視聴者は『ワイドナショー』で小山田氏を批判するのか、擁護するのか注視していましたが、この日(7月18日の放送)は石橋貴明の離婚や、来日した国際オリンピック委員会・バッハ会長の言動、福山雅治が子どもの写真を撮られた件などがメインで扱われており、小山田氏のイジメ過去の話題は完全スルーされていました」
と語っています。
また、ライター・編集者の黒崎さとしさんは、「今年2月の『ワイドナショー』にて、女子バレー韓国代表選手2人が小・中学生時代のイジメ行為が判明したことを受け、東京五輪代表から外れたというニュースを取り上げた際に、松本は「(過去のイジメを)どこまでさかのぼるのか」「完全に被害者、加害者って言い切れるのかな」との持論を語ってもいる。それだけに、やはり小山田氏の件でどんな見解を持っているのかは気になるところだ」
としています。
松本人志さんが小学生時代の同級生に対して、どういったイジメを行っていたのか詳細は明らかになっていないほか、その同級生宅に遊びに行ったことがきっかけでイジメに対して強い罪悪感を抱き、心の中で謝罪の言葉を繰り返していたとしています。
一方の小山田圭吾さんは、小学校から高校にかけて障害を持つ同級生等に凄惨なイジメ行為を繰り返し、そうした行為を悪びれる様子もなく、20代半ばになった時点でも雑誌のインタビューで堂々と過去の問題行為を笑いながら語っていたことから、同じイジメ加害者でも松本人志さんとは大きな違いがあります。
ただ、松本人志さんも過去に障害を持つ同級生をイジメた過去があるとのことで、小山田圭吾さんの過去の言動、一連の騒動をどのように思っているのかは気になります。
夏休みから復帰後に、小山田圭吾さんの騒動について触れたり、過去に自身が明かしたイジメについて語る可能性は低いとみられますが、今後番組内でイジメに関する話題が取り上げられた際に、どういった発言をするのかに注目したいところですね。