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吉本興業のお家騒動・闇営業問題で松本人志が独立も? 芸人から怒りの声、騒動悪化も…

松本人志が加藤浩次や友近との対立関係の真相ワイドナショーで言及。トラブルの裏側や今後の思い、退社も辞さない覚悟明かす

ダウンタウン・松本人志さんが28日、情報ワイドショー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系 日曜午前10時)に出演し、大騒動に発展している闇営業問題について改めて言及しました。

松本人志さんは、闇営業問題で契約終了した宮迫博之さん、謹慎処分が下されたロンドンブーツ1号2号・田村亮さんによる謝罪会見後の20日深夜に、東野幸治さんを連れて吉本興業の大崎洋会長、岡本昭彦社長の2人と会談しました。

宮迫博之さん、ロンブー亮さんの会見映像

21日に緊急生放送された『ワイドナショー』では松本人志さんが、トップ2人と会談したことを報告するとともに、22日に岡本昭彦社長が会見することを明らかにし、岡本社長の会見には大きな注目が集まったのですが、芸能界史上稀に見るグダグダ会見を約5時間半にわたって行い騒動がさらに拡大し、吉本芸人たちからも様々な批判の声が噴出する事態となりました。

<↓の画像は、22日に会見した岡本昭彦社長の写真>

岡本昭彦社長の会見映像

その中でも極楽とんぼ・加藤浩次さんは司会を務める『スッキリ』(日本テレビ系)で、岡本昭彦社長ら経営陣に対する怒りをあらわにし、今後トップが変わらなければ吉本興業を辞めるとまで宣言したことで、新たな騒動が勃発するなどしています。

<↓の画像は、『スッキリ』で怒りをぶちまけた加藤浩次さんの写真>

22日放送『スッキリ』の映像

そして、28日放送の『ワイドナショー』で松本人志さんは、22日に行われた岡本昭彦社長の会見に対する感想を聞かれると、「僕も東野も頑張って社長の会見までお膳立てして、それなりに良い感じのトスを上げたんですが、岡本社長がこうきてこうやった(敵陣ではなく味方にアタックする仕草)。マジかよっていう。0点でしたね」と切り捨て、落胆した様子を見せました。

また、先週の『ワイドナショー』で松本人志さんが、大崎洋会長が辞めたら自分も吉本興業を辞めると語った一方、加藤浩次さんがトップが変わらなければ吉本興業を辞めると宣言したことについては、「マスコミの人ってすぐに僕と加藤のVS関係を作ろうとするんですけど、(『スッキリ』の放送後)すぐ加藤に電話したんですよ、『全然好きに言ってええよ。俺そんなん全然怒ってないから。ホンマにお前が思うように言った方がええよ。嫌な思いもずっとしてきたんやろから、それ言ってええからな』って。そっからは加藤の方からも全然電話してくれるし、何のVS構造にもなってない。むしろ2人の言ってることは全く同じ気持ちで、ただ、ゴールが少し違いはあるので、折衷案(せっちゅうあん)を探ってる状態なんですよ」と、2人で話し合いをしたことや、対立関係にはなっていないと説明しました。

番組終盤には騒動について、「少し良い方向が見えてきた。一時よりは良くなったんじゃないか」「加藤にも言ってるんですよ、『俺、スッキリ出るで』って。何かあれば本当に出るし」とも語り、これに対して東野幸治さんは、「良ければ加藤さんも、こちらの方(ワイドナショー)に少し来ていただければありがたい」と番組出演を呼び掛けていました。

さらに、松本人志さんが岡本昭彦社長の会見後にツイッターで、「寝不足芸人がいっぱいやろな~でもプロ根性で乗り越えましょう。私達は生まれつきオモロイ。」とつぶやいたことに対して、後輩の友近さんは23日放送の『ゴゴスマ』(TBS系)で、「(松本人志さんは)今の大崎、岡本体制で会社をみんなでやっていこうって考えを持っていらっしゃる方で、お二人との絆がすごく強いと思う。(中略)吉本興業の中で、こうやってみんな前向きに頑張って行こうっていう思いをつづられたと思うんですね。ただ、私はこれ見て、まだここの気持ちまで追い付いてない。(中略)芸人と社長との信頼関係というのが成り立ってない関係で、あの会見を見ても余計に不信感を抱いてしまったので、まだこの気持ちにはならない」などと語っていました。

<↓の画像は、『ゴゴスマ』で問題に言及した友近さんの写真>

これによって松本人志さんと友近さんの対立にも注目が集まり、騒動がさらに泥沼化していたのですが、これについて松本人志さんは、「(メディアは)友近と俺ともVS関係を作ろうとしてるんでしょうけど、俺、昨日も楽屋で友近とずっとしゃべってたんや。これ以上しゃべってたら(よからぬ噂で)疑われるんじゃないかってぐらい」と説明し、友近さんとも決して対立関係にはなっていないと説明していました。

こうした裏側を明らかにした上で自身の思いについては、「とにかく吉本の芸人が誰1人辞めることなく、(吉本興業の所属タレントは)6000人かは分からないけど、上から500人ぐらいは誰1人辞めることなく、楽しく吉本が普通の会社に戻れることを願っている。(中略)自分の保身は一切無い」と明かし、「芸人が本当に一体となって、会社に改善して(もらい)、それから膿(うみ)は全部…何か悪い事やってるんやったら正直に全部言ってくれと。そこをちゃんと(吉本興業が)明確にしないんやったら、もう僕が全員芸人連れて出ますわ」とも語っています。

そんな松本人志さんは24日に自身のツイッターを更新し、「吉本芸人が全員集まって岡本社長会見大反省会&大討論会を生配信でやる。夢を見た。」とツイートしたことで大きな注目を集めましたが、この件について松本さんは、「今ね、少しまとまりかけてるんですよ。なので、今はそのタイミングではない」としていました。

松本人志さんはこのように現在の状況、自身の思いなどを明かしていたのですが、ネット上での反応を見てみると、

などのコメントが寄せられています。

吉本興業の芸人が大規模振り込め詐欺グループや暴力団のパーティーに闇営業で参加し、ギャラを貰っていたことが発覚したのが今回の騒動の発端ですが、芸人だけでなく吉本興業側にも様々な落ち度があったことが徐々に明らかとなり、政府や国の行政機関『公正取引委員会』が吉本興業に注意などを行ったことで、これから少しずつ事務所全体が変わっていきそうな気配を見せています。

まず吉本興業は、外部有識者からなる「経営アドバイザリー委員会」を設置することを発表し、同委員会は反社会的勢力排除に向けた体制の構築、タレントとの関係性強化の方策、現在のコンプライアンス(法令遵守)態勢の検証や強化、吉本興業全体のガバナンス(企業統治)の強化方策に関する意見を求めることを目的としており、事務所とタレントの関係性では契約方法やギャラの配分などに関するアドバイスを求めていくそうです。

このように吉本興業が新たな動きを見せる中で、吉本興業の中では経営陣と肩を並べる存在とみられる松本人志さんも、芸人たちの不満を少しでも減らせるよう色々と動いている様子で、松本さんは経営陣側に付いているということで批判的な声も多く上がってはいますが、松本さんや明石家さんまさん等が経営陣と話し合いをしたことによって、ようやく重い腰を上げたようにも見えます。

松本人志さん等には引き続き、吉本興業が掲げている「芸人ファースト」が実現するように、様々な芸人たちから話を聞きながら、吉本興業が良い方へ向かうように動いてもらいたいです。

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