『ダウンタウン』の松本人志さん(61)が1月に芸能活動を休止し、週刊誌『週刊文春』が報じた性加害疑惑は事実無根として裁判を起こしたものの、今月8日付けで訴えを取り下げことで、芸能活動再開の時期や場所に大きな注目が集まっています。
12日発売の週刊誌『週刊女性』などによれば、現時点で一番有力視されている復帰場所は、吉本興業が運営している劇場『なんばグランド花月(NGK)』で、相方・浜田雅功さんとともにステージに出演する可能性があるといいます。
お笑い関係者は「吉本興業では、活動休止したお笑い芸人は、まず舞台復帰するのが通例」としています。
また、テレビ復帰にあたり有力視されている番組として、松本人志さんが企画・構成も担当している『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)のほか、吉本興業とABC朝日放送テレビが主催で、第1回から松本さんが審査員を務めている『M-1グランプリ』が挙げられています。
テレビ局関係者は、「テレビ番組への復帰はスポンサーの問題もあり、ハードルが高いという声もありますが、ガキ使のスタッフとスポンサーは、松本さんの復帰を待ち望んでいて、“いつでもどうぞ”という感じ。すぐにでも出演できる状態だそうです。M-1は松本さんがいないと始まらない。出場者だけでなく視聴者も、彼の審査があるからこその大会だと誰もが認識している」
と語っています。
この他に、松本人志さんは今後さらに、動画配信サービスの番組にも力を入れていきたいと考えているといい、2016年から『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』、2018年から『HITOSHI MATSUMOTO presents FREEZE』がAmazonプライムビデオで配信されており、テレビよりも予算をかけられ、規制も緩いことで自分がやりたいと思うことを実現できるため、復帰後は新たなコンテンツ制作に力を入れていくのではないかとしています。
『ピンズバNEWS(双葉社)』も同様に、動画配信サービスへの注力が有力視されているほか、テレビの復帰場所として有力視されているのは、ガキ使、M-1グランプリ、加えて『水曜日のダウンタウン』(TBS系)だとしています。
ガキ使に関してはローカル番組で全国放送されていないことや、深夜枠で視聴率もそこまで重要視されていないことから、他番組と比べると融通が利きやすいといいます。
記事では制作会社関係者が、「『笑ってはいけない』の復活はもうないと見られています。ですので、『ガキ使』も、遅かれ早かれ終焉に向うことになるだろう、と言われています」
と語り、2006~2020年にかけて放送されたガキ使の大晦日特番『絶対に笑ってはいけない』シリーズはこのまま復活することなく、ガキ使も終了するのではないかと業界内で囁かれているとしています。
水曜日のダウンタウンに関しては、松本人志さんが芸能活動休止後も、松本さんの姿を過去のVTR映像で流すなどしていて、制作サイドは早期の復帰を希望しているとみられるそうです。
さらに、10月放送の『キングオブコント2024』(TBS系)で松本人志さんが復帰するとの話もあったといい、「TBSサイドは、同番組での“松本人志復帰”の準備を本気で進めていたそうで、スポンサーへの根回しなどもしていたと聞こえてきています」
と明かしています。
これらの報道を受けてネット上では、
- 地上波はキツイでしょ。スポンサーがクレームの嵐になるよ。
- 松ちゃんの早い復帰を望みます。松ちゃんの的を射たコメントや、斜め上のコメントだったり、意表を突くコメントが無いと、どの番組もピリッとしない。
見たく無い人は見なければいいだけの話しだろ。 - 復帰するにしても、まずは記者会見して本人から謝罪と事の顛末を話すべきだと思う。今、世間の関心が再燃してるからこそ潔く謝罪し明らかしないと…
- 松本が出る番組のスポンサーをチェックして、その企業には金使わないようにする
- いずれ復帰するかもしれないが、今年のM-1には関わらないであげてほしいなあ。
M-1に出たら松本さんの話題に集中してしまい、出演者達の努力が無になってしまうから - やるならアマプラかネトフリ、だけどシモのスキャンダルに金出すかな U-NEXTとかABEMAとかで単発やってみて探る感じかな
いきなり全国はかなりリスクあるしM-1なんかは審査員発表した瞬間、数日で見合わせるハメになるよ スポンサーが多すぎるし一流すぎる
YouTubeはまあ信者多いし収益化も早いとおもうけど、松本がプライド的にやらなさそう - 本人はテレビに出たいと思ってるのかな。お笑いがやりたいなら劇場でも配信系でも色々やり方はある。
そっちでファンに向けてやるのが一番いいと思う。地上波に出て批判されるのも辛いでしょ。
などの声が上がっています。
テレビ番組への復帰に関しては、いずれもスポンサーサイドの意向次第とされていますが、週刊女性によると、ガキ使に関してはスポンサーも復帰を歓迎しているとのことから、まずはNGKで舞台復帰して様子見をしたうえで、事前告知無しでいきなり登場というパターンもありそうです。
ガキ使にはこれまでに、ダウンタウンのマネージャーだった岡本昭彦社長、藤原寛副社長らも出演し、ダウンタウンと幼馴染で盟友の放送作家・高須光聖さんが番組の構成を手掛け、番組の映像作品はいずれも吉本興業の子会社から販売されるなどしていて、復帰のハードルが一番低いのがガキ使とみられます。
ちなみに、ガキ使のスポンサーは固定されておらず、スポンサー無しの放送回もあります。
この他に、M-1グランプリは審査委員長・大会実行委員長を務めていた島田紳助さんが芸能界を引退後、松本人志さんが審査委員長的な役割を担っており、松本さんに審査してもらいたいという芸人は多いですし、松本さん自身もM-1復帰を熱望しているとかねてから噂されていました。
ただ、M-1のスポンサーである『サントリー』『セブンイ-レブン』『Cygames』『日清食品』といった大手企業が、現在の状況で出演をOKするとは考えにくく、松本人志さんの出演によってお笑い界最大のイベントに水を差すことになりかねないことから、M-1でテレビ復帰となる可能性は低いのではないかと思います。
一部スポーツ紙は松本人志さんの今後について、来年から芸能活動を再開させる意向で、『大阪・関西万博』のアンバサダー復帰を目指すとも報じられており、M-1の審査員復帰は来年以降となるのではと思いますが、世間から賛否の声が上がる中で、どこでどのようにテレビ復帰を果たすのかに注目したいです。