女優・松嶋菜々子さん(42)が主演の連続ドラマ『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系 木曜22時)の視聴率が大コケしており、第5話終了時点で打ち切りの可能性も囁かれています。
松嶋さんが連ドラの主演を務めるのは、2013年7月期放送の『救命病棟24時 第5シリーズ』(フジテレビ系)以来3年ぶりで、放送前には注目を集めていたのですが、初回平均視聴率は10.2%とギリギリの2ケタでスタートし、第2話は7.7%と早くも1ケタ台に落ち、その後も第3話は6.8%、第4話は6.4%、第5話は5.2%と右肩下がり。
<松嶋さんが主演のドラマ『営業部長 吉良奈津子』>
夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じているところによると、フジテレビに対し「視聴率が5%を切ったら出稿取りやめ」という打診がスポンサーから広告代理店にあったといい、全10話の放送予定だったものの、現在打ち切り説も流れており、全7話で終了という可能性も出てきたそうです。
これにフジテレビは大慌てしているそうなのですが、それ以上に真っ青状態なのがTBSだといい、松嶋さんは10月期にスタートする菅野美穂さんが主演の連ドラ『砂の塔~知りすぎた隣人』(金曜22時)に準主役で出演し、菅野さんとは2000年8月に放送のスペシャルドラマ『百年の物語』(TBS系)以来16年ぶりに共演することが明らかとなったのですが、松嶋さんはTBSのドラマに2クール連続で出演するそうで、負の連鎖を起こすのではないかと恐れているとのことです。
<菅野美穂さんが4年ぶりに主演を務めるTBSドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』>
また、ニュースサイト『日刊サイゾー』が報じている記事によれば、松嶋さんは主演以外をやらないことが業界の常識だといい、それにも関わらず『砂の塔』で準主役を演じる理由は、『営業部長 吉良奈津子』の大コケにあるようです。
松嶋さんサイドは当初TBSに対し、菅野さんとのW主演を要求していたそうで、「『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の続編オファーを断って、そっちに出演してやる」と強気な態度を見せていたといいます。
実際には、日テレ側から『家政婦のミタ』の続編オファーという話はなかったそうなのですが、TBSはいったん松嶋さんと菅野さんのW主演を了承する構えを見せていたそうです。
しかし、『営業部長 吉良奈津子』の視聴率は下がり続け、18日放送の第5話では5.2%と大コケし、打ち切り説も浮上するまでの酷い結果になっているため、TBSは現在の松嶋さんに主演を務める力は無いと判断し、菅野さんが単独主演を務める事になったとのことです。
こうしたTBS側の判断に対し、松嶋さん側はおかんむり状態だったそうなのですが、主演でなくても出演を断わらなかった背景には、松嶋さんの厳しい懐事情があるといいます。
夫で俳優の反町隆史さんは、昨年10月より水谷豊さんが主演の人気刑事ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)に出演しているものの、今シリーズで降板するのが既定路線となっているといい、反町家は愛犬のドーベルマンが起こした事件による損害賠償、子どものお受験、別荘の維持費などで出費がかさむために背に腹は代えられないそうです。
さらに、松嶋さんが所属する芸能事務所『セブンス・アヴェニュー(seventh avenue)』は、稼ぎ頭の井上真央さんが独立することがほぼ確定しているため、今は松嶋さんに頑張ってもらうしかないと考えているため、出演を断わらなかったようです。
そして、これに対してネット上では、
- フジだからダメなのであって、松嶋さんがダメなわけじゃない。脚本と演出の方であって俳優は問題ない
- 脚本でしょ?美女か野獣の時のようなスピード感、スッキリ感もない。毎週無駄にドロドロしてるし、イジメ方がネチネチしてるし……あんな企業ないでしょ…
- 吉良奈津子、面白く観てるけど、実際の広告会社とはかけ離れてるし、家庭崩壊が早すぎる。そしてベビーシッターと泰造の話はいらない。あれでストーリーが完全にブレてしまってる
- 何やっても下手くそ。歳いっても大根は全く変わらん。
などのコメントが寄せられています。
松嶋さんのドラマ1本あたりのギャラは、女優の中でトップクラスの300万円などと言われているため、主演に起用したにも関わらずこのような結果になったことに、フジテレビが肩を落としているのは間違いないでしょうね。
早くも『営業部長 吉良奈津子』については打ち切りも囁かれているのですが、視聴者から面白いという声が上がっている一方で、つまらないという声が多く上がっており、今は昔と違ってキャストで数字が取れる時代では無いため、脚本が面白く無いのであれば早期終了はやむを得ないかと思います。
これに対し、フジテレビだけでなくTBSも真っ青状態とのことなのですが、『砂の塔』で松嶋さんは1999年10月期放送の主演ドラマ『氷の世界』(フジテレビ系)以来、17年ぶりに悪役を演じ、菅野さん演じる主婦を攻撃するフラワーアレンジメント教室を開く“最凶の隣人”役ということから注目を集めており、ネット上では期待する声が多く上がっています。
松嶋さん自身は主演ではないことに対して不満を持っているかもしれませんが、主演で数字を取れないのであれば2番手、3番手に下がるのは当然のことで、もし『砂の塔』での演技が評価されれば、再び主演のオファーが来る可能性は十分あるかと思いますので、悪役を演じきってほしいと思いますね。
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