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松岡修造がバスケ女子日本代表のドイツ戦で異例のインタビューが物議。選手への配慮欠けた行為に非難相次ぐ

松岡修造がパリ五輪・バスケ女子のハーフタイムに選手インタビューし炎上…テレビ朝日が中継で迷惑行為と批判殺到

元テニスプレーヤーで、2004年のソチ五輪からテレビ朝日の五輪番組でメインキャスターを務めている松岡修造さん(56)が、1日に行われたパリ五輪のバスケットボール女子・1次リーグの日本VSドイツ戦で、ハーフタイム中に異例の選手インタビューを敢行し、ネット上で批判が噴出し炎上状態が続いています。

バスケ女子日本代表(世界ランク9位)は2021年の東京五輪で初の銀メダルを獲得し、パリ五輪でのメダル獲得に期待が寄せられていましたが、1次リーグの初戦で世界ランク1位のアメリカと対戦し、結果は76-102で黒星スタートとなりました。

続いて1日に行われた第2戦では、世界ランク19位で格下のドイツと対戦し、結果は64-75で敗れて2連敗となり、決勝トーナメント進出には、4日に行われる世界ランク6位のベルギー戦で勝つことが絶対条件となっています。

そのドイツ戦のハーフタイムで、松岡修造さんはキャプテンの林咲希選手にインタビュー取材を行い、「前半戦日本、苦しい状況から勢いづいてきました」「(日本は)後半強いです。スピードがある、足がある、スタミナがあります」「最後に、チーム力、一番あると思います。思いは?」などと次々に質問を投げかけました。

これに対して林咲希選手は、「本当に踏ん張ったと思います。結構、点数が開くかなというところでも、全員が点を取りにいったりとか頑張っていたので。いい流れできていたと思います」などと、しっかりと質問に答えていました。

このシーンなどに対してネット上では、

などの批判が噴出し、現在も炎上状態が続いています。

お笑いタレント・ほんこんさんも3日放送のラジオ番組『土曜の午後は、トコトンほんこん!』(ラジオ大阪)でこの炎上騒動を取り上げ、松岡修造さんの異例のハーフタイムインタビューに怒りをあらわにし、「アスリートやってたんやったら分かれ』って」「ハーフタイムとか試合の空いてる時間とかではいらんのんちゃう。テレビのエゴやで。そんなもん」などと苦言を呈していました。

松岡修造さんは現役時代に、1988年のソウル五輪、1992年のバルセロナ五輪、1996年のアトランタ五輪に3大会連続で出場し、現役引退後には『日本オリンピック委員会(JOC)』のスポーツ環境専門委員、アスリート委員、またオリンピアンの相互理解と親睦を図る『日本オリンピアンズ協会』の理事なども務めていました。

東京五輪では、JOCから日本選手団を応援するプロジェクトの応援団長にも抜擢されています。

そうした方が、大事な一戦の途中にわざわざ選手を呼び出し、必要性が全く感じられないインタビューを行うというのは理解に苦しみます。

『東京スポーツ』(東スポ)によれば、番組制作の現場は上からの重圧も非常に大きく、「何か新しい見せ方をしないといけない」として、こうした選手への配慮に欠けた取材が行われたといいます。

テレビ局は五輪中継でも視聴率を取ることが一番の目的で、選手ファーストではなく、何よりも番組を最優先に考えていることが改めて露呈した形です。

それにしても、松岡修造さんは過去に何度も五輪に出場している元トップアスリートで、選手たちがどういった気持ちで試合に望んでいるのかをよく分かっているはずですし、テレビ局サイドから試合途中にインタビューするように言われても、どうにか断ることはできなかったのかと思いますね。

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