人気ミステリー作家・湊かなえさんの小説を原作としたスペシャルドラマ『往復書簡~十五年後の補習』(TBS系)が9月30日に放送され、主演は女優の松下奈緒さんが務めていたのですが、平均視聴率は7.6%(関東地区)と2ケタに届かず。
同時間帯には日本テレビ系で放送された桐谷美玲さん主演の映画『ヒロイン失格』は8.3%、フジテレビ系で放送の映画『ターミネーター4』は6.5%、テレビ朝日系で放送の『報道ステーション』は13.5%、テレビ東京系で放送の『ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説スペシャル 2016秋』は10.6%。
特にこれといった強力なライバル番組は無かったものの、フジテレビに次いで低い数字となっており、爆死したとも一部では報じられています。
松下さんの他にはこのドラマに、市川隼人さん、鹿賀丈史さん、多岐川裕美さん、山崎銀之丞さん、森永悠希さん、大沢逸美さん、篠田諒さん、長野里美さんらが出演。
湊さんの作品がTBSでドラマ化されるのは、2013年1月期放送の『夜行観覧車』、2014年10月期放送の『Nのために』に続いて3作目となっており、注目を集めていたのですが、同時間帯ではテレ東の視聴率をも下回って民放4位という結果に。
今回主演を務めた松下さんは、2月~3月に放送されたドラマ『恋の三陸 列車コンで行こう!』(NHK 土曜22時)で主演を務めているのですが、初回平均視聴率は2.7%、第2話は3.2%、第3話(最終回)は3.5%と5%にも届かず。
その後3月に放送された実写ドラマ『天才バカボン~家族の絆』(日本テレビ系 金曜21時)ではバカボンのママ役を演じ、12.2%と好視聴率を獲得。
しかし、4月期放送の『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系 木曜22時)で、これまで伸ばしていた髪をバッサリとカットして大きくイメージチェンジして主演を務めたものの、初回6.8%、第3話で最低の4.9%を記録し、そこから最終回までは5%台のまま上がることなく終了した結果、全9話の期間平均視聴率は約5.6%という結果に終わっています。
松下さんはすでに今年に入ってから3本の主演作が低視聴率となっていることから、数字を持っていない女優と言われてしまっており、以前に比べかなり人気も落ちてしまっているように感じられます。
そんな松下さんなのですが、再び主演ドラマが放送されることが10日に発表されており、新たに主演を務める作品は、22日(土)21時から放送されるスペシャルドラマ『特命指揮官 郷間彩香』(フジテレビ系)。
<スペシャルドラマ『特命指揮官 郷間彩香』で主演を務める松下奈緒さん>
この作品は、小説家・梶永正史さんの『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』が原作となっており、松下さんが刑事役を演じるのは2011年1月期放送の主演ドラマ『CONTROL~犯罪心理捜査~』(フジテレビ系)以来5年ぶりとのこと。
共演者は、鈴木亮平さん、SMAPの稲垣吾郎さん、18年ぶりのドラマ出演だという内田裕也さんなどとなっています。
松下さんはこのドラマについて、「中身の濃い作品になっています」と語り、稲垣さんは「ニューヒロインが生まれたなという感じがあります。格好いいですよね」とコメントするなどしており、どれほどの数字を獲得できるのかに注目したいところですが、松下さんの主演作は低視聴率が続いているだけに、あまり高い数字は期待できないかもしれないですね…。