女優・松下奈緒さん(31)が主演を務めるドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)の第5話が19日放送され、平均視聴率が5.4%(関東地区)だったことが明らかとなりました。
4月21日よりスタートした本作の初回平均視聴率は6.8%と2ケタに届かず、第2話も6.1%、第3話で4.9%と早くも5%を下回り、第4話も5.0%とほぼ変わらず、19日放送の第5話も5.4%と低視聴率となっています。
この低空飛行によって、夕刊紙『日刊ゲンダイ』は今期フジテレビ系で低視聴率を記録している『早子先生、結婚するって本当ですか?』、芦田愛菜さんとシャーロット・ケイト・フォックスさんW主演の『OUR HOUSE』の打ち切りが決定したという記事を報じており、フジテレビの関係者が「ともに1~2話のカットが決定したそうです」と、事実上の打ち切りが決定したと話しているといいます。
松下さんが連ドラで主演を務めるのは、石原さとみさんとW主演を務めた2014年10月期放送の『ディア・シスター』(フジテレビ系)以来1年半ぶり、単独主演は2013年4月期放送の『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』(フジテレビ系)以来3年ぶり。
また、清楚なお嬢様という感じのイメージがある松下さんが、変顔やダジャレ、コマネチなどのギャグも披露するという3枚目のキャラクターを演じているとのことから。そこそこは話題になっていたのですが、全く数字に繋がらず、視聴者からは「松下の容姿で庶民の役はありえない」「どこをどう見ても小学校教師がイメージできない」などの不満の声が多く上がっています。
<低視聴率が続き打ち切り説も浮上しているフジテレビドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』>
また、元光GENJIの佐藤アツヒロさんが19年ぶりに連ドラ出演するなど、話題作りも行っているのですが効果は見られず、打ち切りラインギリギリの数字で推移している状況にあるのですが、この原因はフジテレビのドラマということが大前提にあるだけでなく、松下さんが数字を持っていない女優だと素敵する声も多く上がっています。
松下さんは2010年度上半期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ゲゲゲの女房』で主演を務め、この作品がきっかけで大きな注目を集めることになり、その後も様々なドラマに出演しました。
しかし、その後出演したドラマで平均視聴率が2ケタを獲得した作品は多いとは言えず、2012年1月期放送の『早海さんと呼ばれる日』(フジテレビ系)は、全10話の期間平均視聴率が10.5%とギリギリの2ケタで、その後放送されたスペシャルも6.3%と7.8%。
2013年4月期に放送の主演ドラマ『鴨、京都へ行く。 老舗旅館の女将日記』(日本テレビ系)についても、全11話の期間平均視聴率が9.8%で、数字を持っていない女優とも言われてしまっています。
そんな松下さんを窮地から救うドラマの話が上がっているとニュースサイト『日刊サイゾー』は報じており、今年3月11日に同局の『金曜ロードSHOW!』枠(金曜21時00分~22時54分)で放送された実写ドラマ『天才バカボン~家族の絆』は、視聴者からの評判が良く、その結果平均視聴率は12.2%と好記録を出したことから、連ドラ化が内定。
<3月に放送されたくりぃむしちゅー・上田晋也さん主演の『天才バカボン~家族の絆』>
まだ内定の状態で正式な発表はありませんが、来年の夏クール(2017年7月期)でのドラマ化が内定したそうで、松下さん側は今後、主演にこだわることなく、数字が取れそうなドラマに出演していく方針にしたようです。
今年1月期に放送された堀北真希さん主演の『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』など、スペシャルドラマが連ドラ化するパターンというのはよくありますが、果たして実写版『天才バカボン』についても連ドラ化となるのでしょうか。
もし連ドラ化された場合、これまでに実写化作品を多数放送している土曜ドラマ枠(土曜21時~)での放送となる可能性が高そうですが、今後の正式発表をとりあえずは待ちたいですね。