来年1月期放送のドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系 木曜22時)が、放送前から視聴率の大コケを予想する声がネット上で上がっています。
『アライブ がん専門医のカルテ』は、女優・ピアニストの松下奈緒さんが主演の医療ドラマで、ガンに特化した腫瘍内科を舞台に、ガン診療のスペシャリストたちの戦いや苦悩を描いた医療ヒューマンストーリーとなっています。
舞台となる腫瘍内科は、薬物療法を専門とするガン治療に取り組む診療科で、全ての種類のガン患者の診療を行い、適切な治療を受けるために必要とされる存在です。
日本ではあまり馴染みのない腫瘍内科にスポットを当て、医療現場の新たな一面を描くとしており、主演の松下奈緒さんは横浜みなと総合病院の腫瘍内科医・恩田心役を演じ、心とバディを組む消化器外科医・梶山薫役には木村佳乃さんが起用されています。
<↓の画像が、バディを組む松下奈緒さんと木村佳乃さんの写真>
この他に、心の夫・恩田匠役を中村俊介さん、匠の父・恩田京太郎役を北大路欣也さん、心の同僚で腫瘍内科医・守野光男役を藤井隆さん、腫瘍内科部長・阿久津晃役を木下ほうかさん。
<↓の画像が、『アライブ がん専門医のカルテ』出演者の写真>
心が担当する患者・高坂民代役を高畑淳子さん、心の元上司で関東医科大学付属病院の消化器外科副科長・須藤進役を田辺誠一さん、薫に接近しキーパーソンとなる関川隆一役を三浦翔平さん、研修医・結城涼役を清原翔さん、同期の夏樹奈海役を岡崎紗絵さんが演じます。
脚本は、福山雅治さん主演のドラマ『ラヴソング』、西内まりやさん主演の『突然ですが、明日結婚します』、浅野忠信さん主演の『刑事ゆがみ』などを手掛けた脚本家・倉光泰子さんが担当します。
松下奈緒さんが地上波の連ドラで主演を務めるのは、2016年4月期放送の『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)以来約4年ぶりとなっており、松下さんのファン等の間では大きな注目を集めているのですが、視聴率が大コケするのではと予想されています。
フジテレビ系の木曜劇場枠(木曜22時)では今年、1月期に竹内結子さん主演『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』、4月期に二階堂ふみさん&KAT-TUN・亀梨和也さん主演『ストロベリーナイト・サーガ』、7月期に深田恭子さん主演『ルパンの娘』、10月期に新木優子さん主演『モトカレマニア』が放送されました。
『スキャンダル専門弁護士』は全10話の期間平均視聴率が6.8%、『ストロベリーナイト・サーガ』は6.6%、『ルパンの娘』は7.1%、そして『モトカレマニア』は4.4%と大コケし、他の作品よりも1~2話分少ない全9話での打ち切り?終了となっていました。
このように木曜劇場枠は視聴率低迷が続いていることに加えて、来年1月期には各局で医療系ドラマが放送されるため、厳しい結果になるのではとみられています。
来年1月期には『アライブ がん専門医のカルテ』のほか、上白石萌音さん&佐藤健さんW主演の『恋はつづくよどこまでも』(TBS系 火曜22時)、伊藤英明さん主演の『病室で念仏を唱えないでください』(同 金曜22時)、天海祐希さん主演の『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系 土曜22時)、小泉孝太郎さん主演の『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』(テレビ東京系 月曜22時)などが放送されます。
このように医療系ドラマがあまりにも多いことから、ネット上でも医療ドラマが多すぎだという声が上がっています。
また、医療モノが同じタイミングで放送されることに加えて、松下奈緒さんは数字を持っていない女優とも言われているため、数字獲得には苦戦するのではないかという声もあります。
松下奈緒さんが前回同枠で主演した『早子先生、結婚するって本当ですか?』は、第1話が6.8%、その後は5%前後での推移となっており、全9話の期間平均視聴率は5.6%というコケっぷりでした。
ちなみに、同年1月期放送の『ナオミとカナコ』は平均7.5%、7月期放送の『営業部長 吉良奈津子』は7.1%、10月期放送の『Chef~三ツ星の給食~』は7.0%となっており、同枠の年平均と比較しても1%以上低い数字でした。
こうした過去の成績も含めて、『アライブ がん専門医のカルテ』は大コケするのでは懸念されているのですが、果たしてどういった結果となるのか、第1話終了後の視聴者の反応や数字にも注目したいところです。