女優の松下奈緒さん(31)が4月より、フジテレビ系の木曜劇場枠(木曜日22時00分)でスタートするドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』で主演を務める事が7日発表されました。
清楚なイメージのある松下さんがサバサバにした性格に加えて、変顔やダジャレ、コマネチを披露するという三枚目のキャラクターを演じ、役作りのために高校生以来15年ぶり、デビュー以来初めてロングヘアからショートカットにした姿を公開し話題になっており、ドラマにも注目が集まっています。
『早子先生、結婚するって本当ですか?』は、立木早子さんがブログで連載し書籍化もされている婚活4コマエッセイ漫画をドラマ化したもので、松下さんが演じるのは、結婚を意識していない大食漢で酒豪で体育会系な34歳独身の小学校教師・立木早子(たつきはやこ)。
周囲に巻き込まれるかたちで結婚に向かって動き始め、運命の人と巡り合うべく奮闘していくというストーリーとなっており、早子の同僚教師で「婚活同盟」に巻き込む久我山ミカ役を貫地谷しほりさん、婚活同盟の一員で、ネガティブで恋愛に鈍感な音楽教師・成増梅子役を佐藤仁美さん、同じく同盟に参加する独身の先輩男性教師・千駄木廉太郎役を八嶋智人さん、その他には立木辰志さん、尾藤イサオさん、松坂慶子さん、山内圭哉さん、田野倉雄太さん等が出演します。
松下さんが民放の連ドラで主演を務めるのは、石原さとみさんとW主演を務めた2014年10月期放送の『ディア・シスター』(フジテレビ系)以来1年半ぶり、単独主演は2013年4月期放送の『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』(フジテレビ系)以来3年ぶりで、今回演じるのはこれまでのイメージと大きく違う役柄ということから注目が集まっているのですが、視聴率を心配する声も上がっています。
『ディア・シスター』は全10話の平均視聴率が11.3%とギリギリの2ケタで、『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』は全11話の平均が9.8%、2012年1月期放送の『早海さんと呼ばれる日』(フジテレビ系)は全10話の平均が10.5%、その後放送されたスペシャルドラマの視聴率も10%を下回っています。
さらに、2月27日より3週にわたって放送されているNHKの特集ドラマ『恋の三陸 列車コンで行こう!』(土曜22時00分~同45分)で主演を務めているのですが、民放よりも数字が低いのはもともとであるものの、初回の平均視聴率は2.7%、第2話は3.2%と悲惨な結果に。
そして、1月期に木曜劇場枠で放送されている広末涼子さんと内田有紀さんが共演の『ナオミとカナコ』が、初回平均視聴率7.9%と2ケタに届かず、その後も7~8%で推移しており、昨年10月期に同枠で放送された篠原涼子さん主演の『オトナ女子』も1度も2ケタを記録することなく全10話の平均は約8.7%でした。
このように木曜劇場枠のドラマ、フジテレビのドラマ全体が数字が取れていないことから、恐らく厳しい数字となるとみられるのですが、松下さんがサバサバした教師を演じる事や、ショートカットにイメチェンしたことで注目度が高い作品であることから、とりあえず初回でどれほどの数字を獲得できるのかに注目したいですね。