アメリカの映画賞『第92回アカデミー賞』(別名:オスカー)の授賞式が、日本時間10日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、女優・歌手の松たか子さん(まつ・たかこ 旧姓=藤間隆子 42歳)が日本人として初めてステージ上で歌唱パフォーマンスを披露しました。
松たか子さんは昨年11月公開のディズニーアニメ映画『アナと雪の女王2』で、前作から引き続き吹替版で主人公の1人・エルサの声を担当したほか、主題歌『イントゥ・ジ・アンノウン(Into the Unknown)』の歌唱も担当しました。
原曲は『第92回アカデミー賞』の歌曲賞にノミネートし、同曲を歌唱したアメリカ出身の女優・歌手イディナ・メンゼルさんのほか、松たか子さんら世界9ヶ国のエルサ役が集まり、本番ではリレー形式でそれぞれの国の言葉で歌唱パフォーマンスを披露しました。
<↓の画像が、アカデミー賞で歌唱パフォーマンスを披露した松たか子さんの写真>
松たか子さんはレッドカーペット登場時は和服姿でしたが、歌唱時にはロングドレスに着替えてステージに登場し、1コーラス目はイディナ・メンゼルさんがソロで歌い上げ、2コーラス目のリレー形式での歌唱では松さんが一番手を務め、圧巻のパフォーマンスを披露していました。
<↓の画像が、アカデミー賞に出席した松たか子さんの着物・ドレス姿の写真>
松たか子さんはレッドカーペットでのインタビューで、「自分以外のエルサと一緒にいるということはそうそうあることではないのでとっても貴重な時間、不思議な奇妙な時間です。楽屋がエルサだらけでキャッキャと言ってます(笑)」「みんなが『すばらしい経験よね』って喜んでいて、明るくて、気遣い合って、プリンセスをやった人の優しさに溢れてます。なるほど、こういう人たちがやってたんだと勉強させてもらいました」
と語っていました。
<↓の画像は、世界9ヶ国のエルサ役女優等の写真>
ちなみに、『アナと雪の女王2』の日本での興行成績は、2月5日までに累計観客動員数1018万人、累計興行収入130億円を突破するほどの大ヒットを記録しています。
そして、松たか子さんがアカデミー賞で日本人初の歌唱パフォーマンスを披露したことにネット上では、
- 子供にエルサってバレたって話だし、もう思う存分歌えた事でしょうね。
それにしても、松さんとても凄い事ですよねコレ…そして素晴らし舞台での素敵な企画 - これは生涯に一度あるかないか?というくらいの素晴らしく・夢のような経験。
幸せな時間を過ごされたみたいで、なんだか自分の事のように嬉しい - 他の国のエルザの一番手で、イディナにバトンを渡す役目も松さんだったのでビックリしたと同時になぜか誇らしくなりました。
- 松さんだけ2箇所歌ってたねー、声量あって綺麗な声で正直もっと聴きたかった。
- 素敵なステージでした。各国エルサのなかで、一番手で歌ってましたし、ステージ中央でパフォーマンスしてたし、日本人がアカデミーのステージで歌っているなんて……。テレビ前で拍手しました。
- これは誇らしいですね。たとえグループの一人だったとしても、これまでのアナ雪への貢献が認められての参加だと思うし、アナ雪は様々な音楽とアーティストが参加してるけど、松さんの歌と歌声が一番好きです。
- この大舞台の歌唱は日本にとっても名誉な事だと思います。本当に嬉しいです。
松さんがこんなに歌唱力のある方とはロンバケの頃には想像もつかなかった。お疲れ様です。ありがとう。
などの声が上がっています。
2014年に日本公開された前作では、主題歌『レット・イット・ゴー(Let It Go)』を歌った世界各国のエルサ役声優陣が、同曲を歌い繋ぐ映像がYouTubeで公開され、日本でも大きな反響を呼びました。
それに続いて今度はアカデミー賞でのステージ上で『イントゥ・ジ・アンノウン(Into the Unknown)』を松たか子さん等が歌唱し、ソロパートはわずかでしたが存在感を放っており、世界の声優陣に負けず劣らずの姿に感動したという声が多く上がっています。
また、レッドカーペット登場時の着物姿も美しいと絶賛の声が上がっていますね。
日本人として初となるアカデミー賞での歌唱パフォーマンスを披露し、改めて大きな注目を集めている松たか子さんは、今年1月公開の映画『ラストレター』(岩井俊二監督)で主演を務めているほか、今年公開予定の役所広司さん主演『峠 最後のサムライ』、今年8月上演予定の長塚圭史さん作・演出舞台への出演などが決定しています。
今後のさらなる活躍が楽しみなところで、女優業だけでなく歌手活動にも期待したいですね。