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サザエさん新スポンサー決定、アマゾン参入し三河屋のサブちゃん消える? パソコン・スマホでネット注文、東芝撤退で内容が変化か

東芝降板後『サザエさん』内容に異変? アマゾンら新スポンサーでネット通販利用? 時代設定に影響無し?

来年で放送開始50年目を迎える国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系 日曜18時30分)がスタートした1969年から番組のスポンサーを務め、番組を支えてきた大手電機メーカー『東芝』が3月をもってスポンサーから降りることが決定しました。

次期スポンサーもすでに決定しており、4月からは『日産』がメインスポンサーとなり、新たなスポンサーとして、大手ネット通販サイト『アマゾンジャパン』、乳幼児用品・雑貨専門店『西松屋チェーン』、建設会社『大和ハウス工業』が加わり、スポンサー企業は10社程度になると見込まれています。

ちなみに、現在スポンサー契約中の企業は『日産』のほか、『アース製薬』、『JAバンク』、『宝くじ』、『味の素』、『日清食品』、『花王』となっています。

週刊誌『週刊新潮』の報道によると、これまで筆頭スポンサーだった『東芝』が支払っていたスポンサー料は「年間23億円」にも上るという話で、広告代理店関係者はさらに「東芝が1社提供だった頃は高視聴率もあり、年間で30億円ほどといわれていました。今回の入札でも、1社当たり月額で7000万円、年で8億円は下らないとのもっぱらの噂です」と語っています。

ちなみに、新たに行われたスポンサー入札には3社の他に、大手美容形成外科『高須クリニック』、無料通信アプリ『LINE』なども参加していましたが敗れています。

今でこそ『サザエさん』の平均視聴率は10%前後にまで低迷しているものの、1979年9月には平均視聴率39.4%を記録している国民的アニメで、番組の影響力も大きくイメージアップにも繋がることから、スポンサー企業にとっては非常に魅力的な番組のようです。

3月をもってスポンサーを降板する『東芝』は、放送がスタートした1969年10月~1998年10月まで一社提供という形で番組を支え、「サザエさん=東芝=家電のイメージ」が視聴者にも定着していました。

それだけに『東芝』がスポンサーから撤退するという話が昨年持ち上がると大きな話題になり、1月末には『アマゾン』などがスポンサーとして新たに加わることが判明し、番組の演出にも大きな影響が出るのではないかという話も出ています。

『東京スポーツ』(東スポ)によると、スポンサー企業に配慮した番組展開の有無が注目を集めているといい、『東芝』の一社提供時代にはテレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機といった家電に限っては、同社の最新商品が作品に登場していたといいます。

そのため、4月以降の『サザエさん』ではスポンサーを意識したモノが登場する可能性が高いとしており、広告代理店関係者は「まず磯野家(サザエさん一家)が車を買う可能性が出てくる。家を新築したりリフォームすることもある。極め付きはアマゾンでしょう。宅配便でアマゾン配送の商品が届くなどのシーンも必要になる。今まではなかったけど、スマホで注文するシーンも出てくるのでは」と推測しています。

そして、これに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

『サザエさん』の時代設定は1970~1980年代とも言われているのですが、時代設定は一応現代としているそうで、2013年リリースのCD『サザエさん音楽大全』内の解説ではスタッフが、「あの世界は現代でありながら昭和の時間が流れているんですね。つまり、昭和の匂いをいかに残すかが大事なことだと思っていて、だから波平やマスオはいまだに携帯電話も持っていないんです」と説明しているとのことです。

そのため、作中には緑色の二槽式洗濯機や冷蔵庫、ブラウン管テレビ、黒電話など昭和を彷彿とされるモノが多く登場する一方、平成以降に登場した携帯電話や東京スカイツリーなどの建造物なども登場し、1964年に開催の東京五輪を50年以上も前の事として扱ったり、1970年開催の大阪万博に関しても、磯野カツオたちが生まれるずっと前に開催された万博だと話をするシーンもあります。

<↓の画像は、『サザエさん』が現代の設定を取り入れているシーン>

(最新の電気シェーバー)


(1964年の東京五輪硬貨)


(携帯電話)


(薄型の液晶テレビ)


(東京スカイツリー)


(デジカメ)

このようにあくまでも現代という設定になっていることもありネット上では、『アマゾン』に配慮して磯野家もネットでの注文を始め、一家が酒などを注文していた「三河屋のサブちゃん」が必要なくなるのではないかとして、「サブちゃんがAmazonに転職してしまう!三河屋がなくなる!」という声や、「サブちゃん絶対Amazonの配達員なるやん」「サブちゃん、デリバリープロバイダになって裏口からダンボール運び込んで来るのか」という声も上がっていました。

今後ネット通販を利用するという描写が登場したとしても不思議ではないものの、筆頭スポンサーでもない企業に対してそこまで配慮する可能性は低いのではないかと思いますが、4月以降の放送でどのような変化が起こるのか注目していきたいですね。

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