情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)が、昨年3月から北関東の山奥で狩猟生活を送っている俳優・東出昌大さん(35)に密着取材を行い、初めてテレビ番組で狩猟生活の様子を公開したことで、良くも悪くも大きな反響を呼んでいます。
東出昌大さんは密着取材の中で、週刊誌『週刊文春』に不倫スキャンダルをスクープされて以降にマスコミの餌食となり、「あの人、こっち見てるけど記者なんじゃないかとか、疑心暗鬼になったり、後ろから人が歩いてきたら、記者なんじゃないかって」
と、当時の状況を振り返っていたのですが、こうした発言に対してネット上では、「自業自得」「被害者面するな」「杏さんの方がもっと大変な思いをしてる」といった批判が噴出していました。
<↓の画像が、めざまし8の密着取材を受けた東出昌大さんの写真>
東出昌大さんの特集を告知していた、めざまし8の公式ツイッターアカウントに対しても、
- 朝からとても不快
- 朝一の話題ではないと思います。他にやる話題なかったの?
- で、この密着になんの意味が
- 朝から時間を割いてこの方の特集する意味が解らなすぎます
- スキャンダルでメディアにあまり出なくなった人をなぜ取り上げたのかわかりません
などと、特集を組んでまで東出昌大さんの暮らしぶりを放送したことへの批判、疑問の声などが数多く寄せられているのですが、フジテレビがわざわざこのタイミングで密着取材をした背景には、同局が製作を手掛ける『コンフィデンスマンJP』シリーズの続編製作があると囁かれています。
長澤まさみさん主演で、東出昌大さんや小日向文世さん等がレギュラー出演している『コンフィデンスマンJP』シリーズは、2018年4月期に月9枠(月曜21時)で連続ドラマが放送され、世帯平均視聴率は8.9%(全10話)と微妙な結果だったものの、2019年5月公開の劇場版1作目「ロマンス編」は最終興行収入29.7億円の大ヒットを記録。
<↓の画像は、『コンフィデンスマンJP』出演の東出昌大さん、長澤まさみさん、小日向文世さんの写真>
続けて2020年7月公開の2作目「プリンセス編」は、コロナ禍での公開ながら最終興行収入は前作超えの38.4億円、昨年1月公開の3作目「英雄編」は28.9億円を稼いでおり、フジテレビにとっては貴重なドル箱コンテンツとなっています。
そのため4作目の製作も確実視されており、ニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』によれば、今回のめざまし8の密着特集は「映画『コンフィデンスマンJP』の続編を見据えたものでは」と、業界内でも話題になっているそうです。
制作会社関係者は、「劇場版第4弾は2024年の公開を目指しているようです。そうなるとクランクインは今年中ということになる」「続編の製作は決定しているといいますが、映画サイドもここまで東出さんが“国民的不人気“で嫌悪感が続くのであれば、考えるところもあるのでは」「もしかしたら今回の『めざまし8』の密着は“観測気球”のようなもので、今の東出さんが持たれている視聴者感情、嫌われ度を計るという意味合いもあったのではないか、とも思えてきます」
と語っています。
先月には、フジテレビと同じくフジサンケイグループの産経新聞が東出昌大さんに密着取材をしていたのですが、もしかするとこれも『コンフィデンスマンJP』の続編製作と関係しているのかもしれないですね。
東出昌大さんは『コンフィデンスマンJP』で主要キャラクターの1人・ボクちゃんを演じ、不倫スキャンダル後も同作のファンからは出演継続を希望する声が比較的多く上がり、不倫報道後に公開された劇場版2作目と3作目は騒動による影響も無く、大ヒットを記録していました。
そのため、製作サイドが世間の反応を見た上で、4作目には登場させないという判断はしないのではとも思いますが、主演の長澤まさみさんサイドが前作のプロモーション活動時に、東出昌大さんとの2ショットをNGにしていたという不穏な情報もあります。
また、テレビ朝日は4月期放送の木曜ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』で、前作で桐谷健太さんとW主演した東出昌大さんを外すという対応を取っており、フジテレビも状況によっては東出さんを起用しないことも検討しているのでしょうかね…。