女優の杏さん(29)が主演を務めるドラマ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の第2シリーズが8日スタートし、初回の平均視聴率が14.7%だったことが明らかとなりました。
また、同じ22時から俳優の堤真一さん(51)が主演のドラマ『リスクの神様』(フジテレビ系)もスタートし、初回の平均視聴率は7.0%で、第1話の視聴率対決は『花咲舞が黙ってない』に軍配が上がりました。
『花咲舞が黙ってない』は、『半沢直樹』、『ルーズヴェルト・ゲーム』、『ようこそ、わが家へ』などの作品で知られる小説家・池井戸潤さんによる小説『不祥事』と『銀行総務特命』が原作となっているドラマ。
主演の杏さん演じる花咲舞は、メガバンク・東京第一銀行の支店統括部臨店班という問題を起こした支店へ直接出向き、業務指導し問題解決を図る部署に所属し、現金紛失や情報漏えい、融資トラブルなど、正義感が強い性格から見て見ぬふりすることが出来ず、上川隆也さん演じる臨店班調査役の相馬健と共に、こうした銀行内の様々なトラブルを解決していくという内容となっています。
第1話では、舞と相馬のコンビが様々な支店のトラブルを解決し始めて1年あまりが経ったある日に、投資信託トラブルにまつわる訴訟騒ぎが起きている日本橋支店への臨店を命じられ…という展開となっていました。
一方の『リスクの神様』は、不正利益供与や食物への異物混入、個人情報流出や偽装、隠ぺいなど、企業の様々なトラブルに立ち向かう危機管理の専門家たちを描いている硬派な社会派ドラマ。
主演の堤さんは、これまでに数々のトラブルを解決し、アメリカから日本最大商社「サンライズ物産」の危機対策室長にヘッドハンティングされた伝説の危機管理専門家・西行寺智を演じており、その他に戸田恵梨香さん、V6・森田剛さん、古田新太さん、志賀廣太郎さん、山口紗弥加さん、満島真之介さん、吉田鋼太郎さん、小日向文世さん等が出演しています。
第1話は、サンライズ物産が電機メーカー・生島電機と新素材を使った次世代型バッテリー「LIFE」を共同開発し、サンライズ物産と生島電機は新会社ライフパワー社を設立。
「LIFE」の開発責任者は戸田さん演じる東大卒の帰国子女で電機部主任・神狩かおりが務めており、かおりはライフパワー社の商品開発担当役員に抜擢されるのですが、ある家庭でLIFEバッテリーを内蔵した自走式掃除機が発火するトラブルが発生し、子どもが火傷を負ったと苦情が入り…という展開となっていました。
これにネットでは、
- 花咲舞は『勧善懲悪の痛快娯楽時代劇』なのに対して、『リスクの神様』は「社会派ドラマ」という感じ。両方ザッピングしていたが、最終的に花咲舞を観た。どっちもおもしろいけど、前評判がない分フジが不利だったんだろうな
- 視聴率では花咲舞だけど、内容としてはリスクの神様も負けてないし、はっきし言って互角だと思う。リスクの神様は脇を固める俳優・女優のキャスティングがスゴイよかった。フジテレビでまだ放送してないドラマもまだいくつかあるが、もしかしたらフジテレビの中では今作で1番面白いドラマかもしんない。
- 『リスクの神様』は結構面白かったと思うけど…視聴率がイマイチなのはフジテレビのドラマだからなのかな…危機管理の分野は今社会のニーズが高いので、これから視聴率も上がって行くと思う。
- 花咲とザッピングしながら見たけど 『リスクの神様』は結構面白かった。フジテレビはやる時間帯を間違えてるよ。AKIRAのドラマ『HEAT』の爆死はやる前から分かってたんだから、そっちを花咲の裏にしてこっちを火10にやれば良かったんだよ!編成がアホだよ!
- 花咲舞は期待通り安定の面白さだったね。リスクの神様は個人的には花咲舞より面白かったなー。今後の展開が楽しみ。
などのコメントがありました。
昨年放送された『花咲舞が黙ってない』の第1話平均視聴率は17.2%を記録しており、第2シリーズは若干数字を下げる結果となってしまいましたが、これは杏さんが主演を務めたNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』が終了した翌月からのスタートだったことが影響しており、第2シリーズに対する視聴者の反応も良いため、今期もまずまずの数字を記録することになるでしょうね。
一方の『リスクの神様』は、堤さんが約16年ぶりに連続ドラマで主演を務めることから注目されていたものの、初回から2ケタに届かずこの先が心配になるのですが、視聴者からの反応を見てみると面白いドラマだったという声が多く寄せられており、第1話は『花咲舞が黙ってない』を観てこちらは録画をしたという方も多くいるようですので、徐々に数字が上がっていく可能性もあり、今後も両者の視聴率対決は楽しみなところです。