俳優・舘ひろしさんと柴田恭兵さんがW主演の人気シリーズ『あぶない刑事』の劇場版8作目『帰ってきた あぶない刑事』が、来年5月24日に前作から8年ぶりに公開されることが正式発表され、シリーズのファンから歓喜の声が上がっています。
そうした中で、シリーズ1作目から出演の女優・木の実ナナさん(本名=池田鞠子 77歳)が、ひっそりと作品から卒業していたことを週刊誌『週刊女性』やニュースサイト『NEWSポストセブン』が報じており、木の実さんは2019年を最後に目立った活動が無いことで芸能界引退説も浮上しているのですが、芸能活動休止状態にある理由や今後についても伝えています。
木の実ナナさんは1986年放送のシリーズ1作目となるドラマ『あぶない刑事』から出演し、舘ひろしさん演じる“タカ”こと鷹山敏樹、柴田恭兵さん演じる“ユージ”こと大下勇次の上司で、2人の良き理解者である松村優子役を演じていました。
脇役ながら派手な格好で大きな存在感を放ち、作品には欠かせない存在となっており、2016年公開の『さらば あぶない刑事』まで出演し、前作では神奈川県警察横浜港警察署の署長を経て、NPO法人『横浜港を守る会』の会長に就任、県警本部の要請を受けて輸入品の監視業務をしているという設定になっていました。
<↓の画像は、前作『さらば あぶない刑事』公開時の木の実ナナさん等の写真>
しかし、NEWSポストセブンと週刊女性、最新作に木の実ナナさんが出演しないことを伝えており、2019年1月放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)を最後にテレビ出演が無いそうで、芸能界引退説が浮上しています。
<↓の画像は、2019年放送『徹子の部屋』出演時の木の実ナナさんの写真>
元役者仲間は週刊女性の取材に木の実ナナさんの近況を明かし、「年齢のせいもあって、芸能界で活動するのは厳しいけど、生活は普通にできていますよ。ただ、去年のクリスマスに仲の良かったスタッフと一緒にご飯に行った時、その人が階段から転落して亡くなってしまったんです。店の外に出た後、全然戻ってこないから見にいったら倒れていたみたいで……。そういうのもあって、気落ちしてるんじゃないかと思います」
と語っています。
木の実ナナさんのマネージャーは週刊女性の取材に、「今年6月に転んで骨折しました。入院しましたが、現在は退院してリハビリ中。外出はあまりしていませんが、家でボイストレーニングをしています。コンサートを再開することが今の目標なので、引退は考えていませんよ」
と語り、芸能界引退はキッパリと否定しています。
また、NEWSポストセブンの取材に木の実ナナさんの所属事務所は、来年公開の『帰ってきた あぶない刑事』に出演しない理由について、「前作の時に、これで“卒業”という話をさせていただいています。彼女が演じてきた役も、もう年齢的にはとっくに定年を迎えていますからね。」
と回答しています。
このように『あぶない刑事』シリーズからの卒業を明らかにし、現在は活動再開に向けて、ケガのリハビリやボイストレーニングをしているとのことですが、週刊女性の取材に知人は、「ナナさんは先月も倒れたって聞きました。かなり危ない状況だったとも。マネージャーがナナさんの自宅近くに引っ越してきたのは、介護的な面もあるんですかね」
と語り、現在も健康が不安視されているとしています。
この報道を受けてネット上では、
- 年を取ってからの足の骨折はヤバい 一気に介護要件になる
- そっか…出ないのかかっこいい役で大好きだった。前作のあぶ刑事映画館に見に行って相変わらず抜群のスタイルでかっこよかったから今回も楽しみにしてたけど、体大事にして欲しい。
- 更年期以降、女性は骨が脆くなっていきがち。ダンサーとして華々しかったナナさんも例外ではなく、、お元気なお姿しか記憶にない。お大事になさってください。
などの声が上がっています。
あぶない刑事シリーズのレギュラーメンバーである舘ひろしさんが今年で73歳、柴田恭兵さんが72歳、浅野温子さんが62歳、仲村トオルさんが58歳、そして木の実ナナさんは今年77歳で喜寿を迎えており、これまでに負った様々なケガや病気によって満身創痍の状態にあるようなので、シリーズからの卒業は寂しいものの仕方がないとも思います。
<↓の画像は、『帰ってきた あぶない刑事』出演の浅野温子さん、舘ひろしさん、柴田恭兵さん、仲村トオルさんの写真>
NEWSポストセブンの取材によると、木の実ナナさんは6月に負ったケガでしばらく車椅子生活となり、要介護認定を受けたといい、現在は自分の足で歩けるまでに回復しているものの、精神的に大きなダメージを負っているとしています。
この他にも週刊女性は、昨年12月に親しかったスタッフが階段からの転落事故で急死したことによるショックを伝えているのですが、昨年8月には1982~2007年放送の『土曜ワイド劇場 混浴露天風呂連続殺人』シリーズ(テレビ朝日系)等で共演し、公私共に親交が深かった古谷一行さんが78歳で急死し、非常に大きなショックを受けていることを『週刊ポスト』に寄せた手紙で明かしています。
また、1998~2011年放送の『万引きGメン・二階堂雪』シリーズ(TBS系)で共演のあき竹城さんが、昨年12月に大腸ガンで亡くなるなど、親しかった仕事仲間が相次いでこの世を去っていて、精神的ダメージはかなり大きいとみられるだけに、今後も無理して仕事復帰しようとせず、身体を最優先に考えてもらいたいですね。