フジテレビ系で3年ぶりに復帰した日曜日21時台のドラマ枠で、第1弾として放送された『OUR HOUSE』は、第1話の平均視聴率が4.8%と初回から数字獲得に苦戦し、その後も5%前後の数字を連発、最終回で自己ワースト視聴率となる3.3%を記録して終了となりました。
なお、テレビ東京系で同日19時54分~21時48分に放送されていたバラエティ番組『日曜ビッグバラエティ~ニッポン大行列の名店~並んでみたらスゴかった!~』は、平均視聴率3.6%を記録しており、『OUR HOUSE』は全9話中7話で、同時間帯にテレ東で放送された番組より低い視聴率を記録。
その結果、全9話の期間平均視聴率は4.5%となっており、昨年7月期に放送され、最低視聴率は2.8%、全9話の期間平均視聴率は4.1%と大コケしたEXILE・AKIRAさん主演のドラマ『HEAT』(フジテレビ系)とほぼ変わらない数字となっていました。
このドラマで主演を務めたのは、2011年4月に同時間帯に放送された『マルモのおきて』でブレークした人気子役・芦田愛菜さん(11)、さらに2014年度下半期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『マッサン』で、外国人初のヒロインを務めたアメリカ出身の女優シャーロット・ケイト・フォックスさん(30)の2人。
<シャーロットさんと芦田さんがW主演の『OUR HOUSE』>
お2人が共演するとのことで放送開始前から話題にはなっていたのですが、このような結果となり、お互いに完全に黒歴史ドラマとして闇に葬り去ることが予想されるのですが、今回の大コケでより深刻なダメージを受けることになるのはシャーロットさんだといいます。
朝ドラでブレークした後には、テレビ局の間で争奪戦が行われていたと言われており、まず最初に出演権を獲得したのはテレビ朝日で、昨年9月放送のスペシャルドラマ『名探偵キャサリ』で主演を務めていました。
その後、アメリカでミュージカル『CHICAGO』の主演に大抜擢され、日本でも東京都と大阪で公演が行われるほどの盛況ぶりでした。
しかし、あっという間に飽きられてしまい、今年3月に放送された『名探偵キャサリン』の第2弾の平均視聴率は7.4%と2ケタに届かず、この結果から「需要なし」「一発屋」と言われる可能性があると指摘されています。
そんなシャーロットさんは、4日より公開されている綾瀬はるかさん主演の映画『高台家の人々』に出演し、綾瀬さんの相手役を演じている斎藤工さんの祖母役で邦画デビューを果たしています。
しかし、この映画も微妙な結果になっており、公開初週末の数字を集計した映画ランキングでは初登場5位。
13日に発表された公開から2週目の結果は、先週より2ランクダウンして7位となっています。
『マッサン』終了後、作品に恵まれなかったこともあり、かなり厳しい数字が続いていて結果を残せていないシャーロットさんですが、『マッサン』の他に代表作となるような作品と出会うことが出来るのか、それとも出会うことが出来ずにアメリカに戻ることになるのか、果たしてどちらになるのでしょうか…。