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NHKが朝ドラ視聴率獲得のために出演者を使い回し? ヒロインの起用傾向に変化を不安視する声も

朝ドラ『とと姉ちゃん』ヒロインが高畑充希に内定し出来レース疑惑? 視聴率低迷でNHKに焦り? 出演者重視の傾向に危惧

女優の高畑充希さん(23)が、来年4月よりスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』の主演に内定したと24日に日刊スポーツが報じました。

高畑さんは、2013年9月末より放送された杏さんが主演の朝ドラ『ごちそうさん』に出演し、東出昌大演じるヒロインの夫・西門悠太郎の妹・西門希子を演じ、高い歌唱力を活かして劇中歌の『焼氷有り〼の唄』などを担当し大きな注目を集め、2014年より放送されたV6・岡田准一さんが主演のNHHK大河ドラマ『軍師官兵衛』にも出演を果たしました。

そんな高畑さんが『とと姉ちゃん』の主演に内定したことが報じられ、ネット上では「この子が主演なら演技力もあるし安心して観られる」「正統派の朝ドラ女優って雰囲気がするし、これは期待できるな」など、絶賛する声が多く寄せられています。

ですが、昨今の朝ドラで主演を務める女優に対し、マスコミ関係者の間では疑問の声が出ているとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。

それによると、最近の朝ドラで主演を務めた吉高由里子さん、杏さん、堀北真希さんの他、波瑠さん、土屋太鳳さん、夏菜さんなど、朝ドラに出演する前からある程度の作品に出演し、名前が知られている女優ばかりで、かつては新人女優の登竜門としてほぼ素人の若手女優がヒロインに起用され、視聴者もその女優が成長していく姿を見守っていたとしています。

しかし、最近では視聴率が獲れて演技力にも定評のある女優が起用される傾向にあり、以前の様な起用は無くなりつつあるとのこと。

さらに、朝ドラ出演歴がある俳優の使い回しも「新鮮味が失くなる」と問題視されているそうで、現在放送中の朝ドラ『まれ』で主演を務めている土屋太鳳さんは、『花子とアン』で吉高由里子さんが演じたはなの妹役を演じており、朝ドラのヒロインはオーディションによって選ばれるのが通常ですが、『まれ』で主役に抜擢されたことから、ネット上では「出来レース」を指摘する声も上がっており、新人女優の芽を摘む可能性があると危惧しています。

(↓の画像は、『まれ』で主演を務めている土屋太鳳さんの写真)

そして、高畑さんが主演に起用された理由は、若手女優の中では演技力が高く評価されていることや、視聴率アップを期待できるということから起用されたと考えられるものの、2009年に放送の朝ドラ『つばさ』で主演を務めた多部未華子さんは当時、『山田太郎ものがたり』(TBS系)、『鹿男あをによし』(フジテレビ系)、『ヤスコとケンジ』(日本テレビ系)など、民放のプライム・ゴールデン帯(19時~23時)のドラマにて主要キャストを演じるなどしており、高い知名度を誇っていたものの、『つばさ』の平均視聴率は13.8%となっており、当時は“朝ドラ史上最も悪い数字”だとして話題に。

(↓の画像は、『つばさ』で主演を務めた多部未華子さんの写真)

こうしたこともあるため、女優として知名度が高く評価が高かったとしても、それが直接数字に繋がるわけではないということが明らかとなっており、キャスティングばかりに気を取られてしまい、肝心の脚本や演出のクオリティが下がってしまうのではないかと不安視する声も上がっているようです。

3月末よりスタートした『まれ』の第21週の平均視聴率が24日に発表され、19.1%と8週連続で20%を下回ったことが明らかとなっており、視聴者からは脚本や演出に対して批判の声が殺到しています。

また、9月28日よりスタートする波瑠さんが主演の『あさが来た』は、先日AKB48が主題歌を担当することが発表され、ネット上では数多くの批判の声が上がっており、放送開始前であるものの『あさが来た』は観ないなどといった声も寄せられていました。

そのため、早くも『とと姉ちゃん』に期待する声が上がっており、キャスティング重視ではなく脚本や演出に力を入れ、朝ドラの視聴者が納得するような作品に仕上げてほしいものですが、果たして放送開始後どのような反応が出ることになるでしょうか…。

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