先週末の国内映画ランキングが発表され、人気女優・有村架純さん(ありむら・かすみ 25歳)とベテラン俳優・國村隼さん(くにむら・じゅん 本名=米村嘉洋 63歳)のW主演映画『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』が、“大コケ”していることが明らかになりました。
12月1・2日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社発表)によると、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(全国358スクリーン・公開2週目)が2週連続1位、2位は『ボヘミアン・ラプソディ』(同368スクリーン・4週目)、3位は初登場の『くるみ割り人形と秘密の王国』(同439スクリーン・1週目)という結果でした。
続いて4位は『機動戦士ガンダムNT』(同91スクリーン・1週目)、5位は『スマホを落としただけなのに』(同314スクリーン・5週目)、6位は『人魚の眠る家』(327スクリーン・3週目)。
7位は『ヴェノム』(同352スクリーン・5週目)、8位は『ういらぶ。』(同215スクリーン・4週目)、9位は『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』(同209スクリーン・1週目)、10位は『Burn the Stage the Movie』(同95スクリーン・3週目)となっています。
<↓の画像は、有村架純さん・國村隼さんW主演映画『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』の写真>
有村架純さんと國村隼さんW主演の『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』は、2010年に中井貴一さんが主演した『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』、2011年に三浦友和さんが主演した『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』に続く『RAILWAYSシリーズ』の第3弾で、前作から7年ぶりの作品となっています。
この作品で有村架純さんは、青木崇高さん演じる夫と連れ子の男の子と3人暮らしをしていたものの、夫の死によって血の繋がっていない息子をシングルマザーとして育てながら、鉄道運転士を目指す女性を演じています。
<↓の画像は、『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』出演の國村隼さん、有村架純さん、歸山竜成くんの写真>
『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』の観客動員数、興行収入は明らかになっていないのですが、公開4週目で8位の『ういらぶ。』は興行収入約4800万円となっており、『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』は初週から興行収入が5000万円に届いていないとみられます。
『機動戦士ガンダムNT』は公開スクリーン数91ながら4位初登場し、倍以上の映画館で公開されている『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』は9位という結果から、大コケ、大爆死と揶揄されても仕方がないスタートになっています。
有村架純さんは、昨年放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』でヒロインを務め、今年は10月スタートの『中学聖日記』(TBS系 火曜22時)で主演を務めていますが、『中学聖日記』の平均視聴率も低迷しています。
『中学聖日記』の初回平均視聴率は6.0%、第2話は6.5%、第3話は6.2%、第4話は5.4%、第5話は6.5%、第6話は7.0%、第7話は6.3%、第8話は7.5%と、後半わずかに数字を上げているものの、一度も2ケタには届いていません。
このように主演映画もドラマも残念な結果に終わっているのですが、9月公開の主演映画『コーヒーが冷めないうちに』は、公開初週に観客動員数15万6000人、興行収入2億300万円で初登場2位、その後も数字を伸ばして公開から約2ヶ月後には14億円を超え、まずまずの数字となっていました。
なお、大コケスタートとなった『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』は、『ぴあ映画初日満足度ランキング』で1位(90.8点)を獲得しており、映画を観た人からは、
- 「感動する作品だった。表情から伝わる國村隼の演技が素晴らしかったし、電車にフォーカスした映像もよかった。有村架純は可愛かった」(41歳・会社員)
- 「鉄道を題材にこういった映画を作ってくれるのは、鉄道好きとしてありがたい。観た後に家族って何だろう?と思いを馳せることができる良い映画」(61歳・公務員)
- 「家族の愛情が繊細に描かれていて、家族とはどういうものなのか、考えさせられた。家族に限らず人間関係は大事だとも思った」(45歳・講師)
などのコメントが寄せられています。
また、映画の情報・レビューサイト『Yahoo!映画』でのユーザー評価を見てみると、ユーザーレビュー点数は【3.97点/5点満点中】(4日23時時点)とかなり高い点数を付けており、感動し泣ける映画として高い評価を受けています。
残念ながら公開初週の興行収入は伸びなかったのですが、作品自体の評価は高いことから、今後少しでも話題になって数字を伸ばしていくことに期待したいですね。