お笑いタレント・有吉弘行さん(ありよし・ひろいき 47歳)が15日、生放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(略称:サンドリ JFN系)に出演し、11日に急死した『ダチョウ倶楽部』の上島竜兵さん(享年61)を追悼しました。
有吉弘行さんは14日に営まれた葬儀にも参列しましたが、上島竜兵さんについてコメントすることなく、10日午後には5日ぶりにツイッターを更新しましたが、「本日ラジオ。梅雨入り間近。」と番組出演を告知するのみでした。
そして、有吉弘行さんは番組の冒頭で、「いやー参ったね、しかし。驚いたよ。結構元気出たつもりだったんだけど、そういうの繰り返すね。元気出たり、また落ち込んだりっていう感じで。お通夜とかお葬式前に、亡くなった日の夕方に、ちょっと特別に顔を見せてもらえて。2人…なんか悲しいな」
と心境を吐露しました。
この番組は毎年、新年一発目の放送に上島竜兵さんをゲストに迎えるのが恒例となっており、「上島さんが来てくれる放送が、1年で一番つまんない回で。そっから、ちょっとずつ面白い回になっていって。1年の一番最初の上島さんのゲストの回が一番つまんない放送ってなってるんだけど、今日が一番つまんないだろうな。どう考えてもな。あの人のせいだしな」
と、涙をこらえながら語りました。
<↓の画像は、毎年ラジオで共演していた有吉弘行さん、上島竜兵さん、デンジャラス・安田和博さんの写真>
続けて、上島竜兵さんの通夜・葬儀については、「みんなに気を使ってもらって、亡くなった上島さんと2人っきりにしてもらった」「お通夜も葬式も最後は火葬場まで。家族扱いしてもらって、参加してもらって、お通夜の時もお葬式の時もちょこちょこ、笑っちゃうこともあって。なんか上島さんのお葬式らしいなとかね」「2人っきりにしてもらったときも、お礼の言葉しか言えなかったね。なんか、ちょっとツッコんでやろうかなとか、茶化したりとか、バカだなとか言おうと思ったけど、やっぱりお礼しか出なかったね。『本当にありがとうございます』ってういことしかなかった」
と明かしていました。
また、番組では上島竜兵さんが好きだった中島みゆきさんの楽曲『ホームにて』を1曲目に流し、上島さんを追悼していました。
有吉弘行さんは様々な場で芸能界の大先輩である上島竜兵さんをイジり倒し、芸人としての振る舞いを酷評することも少なくありませんでしたが、実際のところは上島さんを尊敬し、仕事がほとんどなくドン底の時期に支えてもらい、大きな恩義を感じていることを明かしていました。
自身のツイッター上でも度々、上島竜兵さんについてツイートをしており、毒舌混じりにイジりながらも、フォロワーから「どん底時期に上島さんいなかったら 有吉さんはどうなっていたのかな」とのコメントが寄せられると、「とっくに野たれ死んでますよ。。。」と返し、「恩義っていうやつを感じちゃうと、中々に厄介だなぁ。間違いを指摘できない。そういう意味で、恩義を感じてるのに指摘しまくれる上島さんはスゴイ。。。」と綴っていました。
2013年4月には「涙をこぼすのは上島さんの葬式だけ。と決めているのだが、年齢のせいか危うい時がある。。。」とツイートし、上島竜兵さんからは「俺の葬式の時には、俺の顔に熱湯をブッかけてくれよ!」と言われたことを明かしていました。
有吉弘行さんにとって上島竜兵さんは、唯一無二の芸人として尊敬する先輩だっただけに、涙ながらに上島竜兵さんの死を悼み、非常に大きなショックを受けていることが感じ取れましたが、これから上島さんの分まで芸人として活躍する姿を見せてほしいですし、またいつか上島さんの面白エピソードなどを聞かせてほしいです。