女優・上戸彩さんが主演したドラマ『絶対零度』(フジテレビ系)の最新シリーズ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』が7月期に月9枠(月曜21時)で放送され、今作では沢村一樹さんが出演するほか、関ジャニ∞の横山裕さん、本田翼さん、柄本時生さん、平田満さん、伊藤淳史さん、田中道子さんらが新たにレギュラー出演することが発表されており、前作から7年ぶりの放送ということもあり注目を集めています。
9日放送予定の第1話には、タレント・武井壮さんが有名クラブを経営する裏で、グレーゾーンのビジネスを手掛けている人物を演じ、高い身体能力を活かしてアクションシーンにも挑戦しているといい、「 “無敗の百獣の王”武井壮ですが、ドラマの中では大ピンチを迎えます。果たして結末はどうなってしまうのか? 最後まで分からない展開なので楽しみにしていてくださいね!」
とアピールしています。
<↓の画像は、『絶対零度』第1話にゲスト出演数する武井壮さんの写真>
主にバラエティ番組などに出演し活躍している武井壮さんですが、2005年の実写映画『タッチ』で本人役を演じたり、実写ドラマ『ちびまる子ちゃん』、『花子とアン スピンオフスペシャル 朝市の嫁さん』、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、今年1月期放送の嵐・松本潤さん主演『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II』など、ちょい役ではあるものの俳優としても一応活動しています。
そんな武井壮さんが第1話に出演することに対してネット上では、
- 月9の初回ゲストが、なぜ武井壮?
- 武井咲の間違いかと思った
- もっと大物俳優を連れてきてほしい
などといった声が上がっています。
初回は30分拡大放送で、今後の視聴を左右する重要な第1話はインパクトを与えるゲストを呼ぶパターンが多く、4月期放送の月9『コンフィデンスマンJP』第1話には江口洋介さんが登場したことで反響を呼びました。
その一方で、シリーズ3作目となる『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』は、初回ゲストがなぜ武井壮さんなのかと困惑の声が上がるのも無理はありません。
これは月9ブランドの崩壊が大きく関係し、原因になっていると見られており、主演が上戸彩さんから沢村一樹さんに交代した理由についても、月9の凋落が大きな原因になっているとみられています。
<↓の画像が、上戸彩さんが主演していた『絶対零度』の写真>
週刊誌『週刊新潮』によれば、フジテレビ側が上戸彩さんに主演オファーを出したところ、2015年8月に誕生した長女の育児を理由に主演はできないと断られたとし、一方の『週刊文春』によると、月9のブランド力が落ちていることをうえを嫌ったようで、レギュラー出演ではなくゲスト出演という形になったとのことです。
こうしたネガティブな報道が相次いでいたため、ゲスト選びも難航しているのではないかと囁かれていたのですが、フジテレビのドラマは相変わらず不調が続いており、長澤まさみさん主演の『コンフィデンスJP』は全10話の期間平均視聴は8.9%。
坂口健太郎さんが主演の『シグナル 長期未解決事件捜査班』(火曜21時)は全10話の期間平均が7.8%、ディーン・フジオカさん主演『モンテ・クリスト伯』は全9話の期間平均が6.2%という結果に終わっていました。
ドラマ自体の評価はまずまずだった一方で視聴率は伸び悩み、フジテレビで2ケタを記録したドラマは久しく出ていないという視聴者のフジテレビ離れが深刻化しています。
そのため、かつて月9に出得した様々な役者たちが、月9への出演オファーを断っているという話がチラホラと出ており、上戸彩さんもどうやらその1人のようで、武井壮さんが第1話のゲストに抜擢されたのもこうした裏事情が多少なりとも関係しているとみられます。
上戸彩さんが主演した『絶対零度』は、2010年4月期放送のシーズン1が初回18.0%、最終回が12.8%、全11話の期間平均14.4%、2011年7月放送のスペシャルは13.9%、同期放送のシーズン2は初回15.4%、最終回は16.3%、全11話の期間平均は13.1%でした。
この頃はまだフジテレビのドラマも視聴率が取れている頃だったため、現在と比較するのは難しいですが、とりあえず初回でどれほどの数字を取れるのか注目ですね。