女優・長澤まさみさんが主演する月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系 月曜21時)の豪華ゲストが12日に正式発表され、ウッチャンナンチャン・内村光良さん、俳優・江口洋介さん、女優・吉瀬美智子さんが登場することが明らかになったのですが、「またキャスト頼りか……」という声が上がっているとニュースサイト『日刊サイゾー』が報じています。
『コンフィデンスマンJP』は、長澤まさみさん演じる信用詐欺師(コンフィデンスマン)たちが、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る姿を描いた痛快エンターテインメントコメディドラマで、長澤さんの他に、東出昌大さん、小日向文世さんが詐欺師役を演じます。
<↓の画像が、『コンフィデンスマンJP』出演の東出昌大さん(左)、長澤まさみさん(中央)、小日向文世さん(右)の写真>
そして、12日に発表された豪華ゲスト3人は詐欺のターゲットとして登場するそうで、第1話に登場するのが15年ぶりの月9出演となる江口洋介さんで、私利私欲にまみれた悪徳公益財団『あかぼし』の会長で“日本のゴッドファーザー”という異名を持つ赤星栄介役を演じます。
<↓の画像が、『コンフィデンスマンJP』出演の江口洋介さんの写真>
内村光良さんと吉瀬美智子さんはそれぞれ第2話以降に登場するそうで、内村さんが演じるのは町おこしプロジェクトを名目に安い価格で土地を購入し、それを業者と結託して即転売することで私腹を肥やしている悪徳コンサルタントを演じます。
<↓の画像が、『コンフィデンスマンJP』出演の内村光良さんの写真>
吉瀬美智子さんは、収賄や談合、地上げなどを使って日本の観光業界を牛耳ろうとしているリゾート会社の女社長役を演じます。
<↓の画像が、『コンフィデンスマンJP』出演の吉瀬美智子さんの写真>
『コンフィデンスマンJP』の公式ツイッターでは、「毎週豪華すぎるゲストです さぁ彼らつわものたちから大金を奪いとれ!! 怒涛のだまし合い、勃発」とPRしており、3人の他にも毎週様々な豪華ゲストが登場するとみられるのですが、現時点でこのドラマに対する反応はというと、
これにネットでは、
- 無駄に金かけてるだけの作品
- 視聴率7パーくらいかな
- またフジテレビの犠牲者が誕生するのか
- 出演俳優より、脚本が全て
- フジは番組作りを変えると言いながらいまだに俳優の名前に頼ってる。誰がディレクションしてるか知らないが、まず当たりそうな俳優連れて来るようなやつはクビ切った方がいい。
- 内容じゃなくて名声タレントで視聴率を獲ろうとしてるのはフジだけ。
- 江口にとってはイメージダウン。ハイリスクノーリターン。月9なんてやめた方がいい。
- これで月9がこけたら、マジでフジテレビは終焉だね。
- フジの月9って事か残念。えぐっちゃん悪くないのに視聴率取れなさそう。
などと冷ややかなコメントが多く寄せられています。
かつて月9はフジテレビの看板ドラマ枠と呼ばれ、平均視聴率が30%を記録することもありましたが、今では10%を取るのすら難しくなっています。
今年1月期放送の『海月姫(くらげひめ)』は、ドラマの内容自体はそこそこの評価を得ているものの、幅広い層に受けにくい内容ということもあり、初回平均視聴率は8.6%、第7話で自己最低の4.9%を記録し、第8話終了時点での期間平均視聴率は約6.2%となっています。
現時点で昨年1月期放送の西内まりやさん主演『突然ですが、明日結婚します』を下回っており、1年ぶりに月9ワースト視聴率を更新する可能性が高まっています。
ドラマに限らず全体の視聴率が低迷しているフジテレビは、キャストで数字が取りづらくなっていると久しいにも関わらず、昔と変わらずキャストばかりにお金を掛けて話題作りを行っており、脚本・演出は二の次という作品が少なくありません。
昨年4月期放送の『貴族探偵』は嵐・相葉雅紀さんを主演に据え、武井咲さんがヒロインを務め、他に生瀬勝久さん、中山美穂さん、井川遥さん、滝藤賢一さん、松重豊さん、木南晴夏さん、仲間由紀恵さんが出演。
さらに、各話にも様々なゲストが登場し、第3話は橋本環奈さん、第4話は釈由美子さん、第5話は加藤あいさん、第7話は広末涼子さん、第8話は上原多香子さん、第9話は中村俊介さんなどが登場し、話題作りをしていました。
<↓の画像は、相葉雅紀さんが主演した月9ドラマ『貴族探偵』の写真>
しかし、『貴族探偵』の視聴率は初回に11.8%を記録して以降、7~9%台の視聴率で推移し、全11話の期間平均視聴率は8.6%と2ケタに届かず、月9ドラマ30周年を飾る作品としてかなり微妙な結果となりました。
そして、同7月期放送の山下智久さん主演『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rdシーズン』が高視聴率を記録し、初回は16.3%、最終回で自己最高の16.4%、全10話の期間平均が14.6%を獲得し、今年7月27日には劇場版が公開されます。
フジテレビとしては新たなヒットドラマを生み出し、『踊る大捜査線』や『海猿』などのように劇場版を制作し多くの利益を得たいと考えていると言われ、週刊誌『週刊文春』などの報道によると、『コンフィデンスマンJP』もすでに来年秋公開に向けた計画が進んでいるといいます。
そのためフジテレビにとって『コンフィデンスマンJP』は絶対コケられない作品で、第1話から江口洋介さんをゲスト出演させるなど話題作りを行っているのだと思いますが、初回放送後にどれほどの反響を呼ぶかに注目ですね。
脚本は、堺雅人さんと新垣結衣さん共演のドラマ『リーガルハイ』シリーズ(フジテレビ系)など、コメディタッチの作品に定評がある人気脚本家・古沢良太さんが担当するので、酷評されるような作品にはなる可能性は低そうなのですが、果たしてどのような評価を受け、初回でどれほどの数字を獲得できるのか楽しみなところです。