映画『いつまた、君と 何日君再来』興行成績が大コケ、向井理の評価落ちオワコン俳優扱い? 『神の舌を持つ男』に続く爆死で危機

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向井理

俳優・向井理さんが企画し、映像化を熱望していた映画『いつまた、君と~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』(深川栄洋監督)が24日から公開となったのですが、公開2日間の興行成績がかなり微妙な結果になっていることが明らかになっています。

『いつまた、君と~何日君再来~』は、向井理さんの祖母・芦村朋子さんが自らの半世紀を綴った手記『何日君再来』が原作で、向井さんが大学生時代に祖母の手記をパソコンで打ち直し、家族・親戚とともに自費出版し、90歳(卒寿)を迎えた時にプレゼントしたものだといいます。

向井理さんは7年前からこの手記の映画化を熱望し、企画にも参加しており、自身が出演したNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ゲゲゲの女房』の脚本を手掛けた山本むつみさんに、向井さん自ら脚本を依頼したそうです。

<向井理さんと尾野真千子さんW主演の『いつまた、君と~何日君再来~』>
向井理・尾野真千子がW主演の映画『いつまた、君と~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』

物語の主人公である芦村朋子役を尾野真千子さん、夫・芦村吾郎役を向井さんが演じ、2人がW主演という形で、6月13日に肺腺ガンのため81歳で亡くなった女優・野際陽子さんが出演しており、今作が遺作でもあります。

<↓の画像は、『いつまた、君と~何日君再来~』に出演している野際陽子さんの写真>
映画映画『いつまた、君と~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』出演の野際陽子

ストーリーは、第二次世界大戦(1939年9月~1945年9月)時の混乱期をたくましく行きた夫婦の波乱万丈の人生を描いています。

先日発表された24・25日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)によると、1位を獲得したのは藤原竜也さんと伊藤英明さんW主演の『22年目の告白-私が殺人犯です-』(公開3週目、328スクリーン)。

公開から3週連続1位獲得で、週末2日間の観客動員数は16万5,000人、興行収入は2億3,100万円、累計動員数は100万人、興行収入は14億3000万円を突破しています。

次いで2位には先週に引き続き、ディズニーの実写作品『美女と野獣』(公開10週目、372スクリーン)がランクインし、観客動員数は14万4000人、興行収入は2億700万円

累計興行収入は118.1億円を突破しており、邦画・洋画を合わせた歴代興行収入ランキングで19位に浮上しています。

3位には、上戸彩さん主演の『昼顔』(公開3週目、312スクリーン)がランクインし、観客動員数は10万7,000人、興行収入は1億5,200万円、累計観客動員数は112万3,790人、累計興行収入は14億8,762万900円となっています。

次いで4位に初登場したのは、メル・ギブソン監督の『ハクソー・リッジ』(公開1週目、252スクリーン)で、観客動員数は8万3,135人、興行収入は1億578万1,500円

5位は滝沢秀明さん初主演映画『こどもつかい』(公開2週目、250スクリーン)、6位はアニメ映画『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』(公開2週目、59スクリーン)。

これに次いで7位に初登場したのが『いつまた、君と~何日君再来~』(公開1週目、189スクリーン)でした。

観客動員数と興行収入の詳細が発表されていないため、具体的な数字は定かではありませんが、6位にランクインした『魔法科高校の劣等生』、8位にランクインしたアニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章 発進篇』(公開1週目、20スクリーン)は小規模公開の作品ということから、大々的に宣伝していた割には微妙なスタートとなっています。

ニュースサイト『サイゾーウーマン』などによると、この結果を受けて映画ファンからは「やっぱり向井は滑ったか」という声が上がっているとしています。

なお、映画の情報・レビューサイト『Yahoo!映画』でのユーザーレビューは29日16時の時点で【5点満点中3.36点】、『映画.com』では【5点満点中3.6点】と平均レベルとなっており、作品の内容に対して鑑賞者からは、

  • 戦後の過酷な時代を一生懸命に生き抜いた素敵な夫婦の姿に、見終わった後になんとも言えないあたたかい気分になりました。向井理さんの痩せ細っていく姿に胸が締め付けられ、尾野真千子さんの明るく可愛いおかあちゃんにほっこりしました。
  • 山田洋次が『家族』で描いたような、善人故の男の挫折と鬱が爽やかな家族愛と共に描かれている。主人公と家族を襲う次々の困難。NHK朝ドラだと母親の頑張りや家族愛で乗り切ったりするが、現実はそう甘くない。人は一瞬の思い出を胸に生きていけるのだということを実感。
  • 当時の日本には、いくらでもあった話。ごくごく普通の話。盛り上がりに欠ける、と言われればそれまでかもしれないけど、貧しくとも前向きに生きてきた。この映画を見ることで、どうか、家族のこと、自分のご先祖様のことを考えるきっかけになってくれたら、と思う。
  • 酒飲みで仕事もろくにできないダメ男の映画。見ていていらつきました。感動を売り物にした駄作。戦後の町中のシーンは静岡にあるら既存の撮影所(古い町並みが作ってある有名なとこ)を使って雰囲気だけは出てるけど、重要なシーンは全てナレーションで済ます低予算さがよくわかる。向井理の棒演技も進歩なし。
  • 登場人物描写が稚拙でただただ退屈でした、一時間半ぐらいにはしてほしい。これが野際陽子さんの遺作って、哀しい。

などのコメントが寄せられています。

向井理さんは、昨年12月公開の『RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編』(堤幸彦監督)でも主演しましたが、こちらは公開2日間の興行成績が観客動員数2万4,000人、興行収入3,100万円、映画ランキング初登場8位と見事な大爆死、大コケをしており、公開2週目にはTOP10から消えていました。

<大爆死した主演映画『RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編』>
向井理、佐藤二朗、木村文乃が出演の映画『RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編』

この作品は、昨年7月期に連続ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系)として放送され、初回平均視聴率は6.4%第6話で3.8%を記録し、全10話の期間平均視聴率が5.6%と見事な大コケ。

しかし、『神の舌を持つ男』は映画化ありきで製作されており、ドラマが大コケしたものの映画化もされたのですが、見事な大爆死で話題になりました。

この他にも、向井理さんが主演した様々な作品が微妙な結果になっていることから、「数字を持っていない俳優」だと言われており、『サイゾーウーマン』によると業界内では「オワコン」と言われるなど、俳優としての評価がかなり落ちてしまっているようです。

しかし、所属事務所『ホリエージェンシー』の必死の営業によるものなのか、毎年コンスタントに映画やドラマに出演しており、7月9日からWOWOWでスタートするドラマ『アキラとあきら』(日曜22時 全9話)では斎藤工さんとW主演します。

その他に、7月21日放送のKinKi Kidsが主演のスペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市2017』(日本テレビ系 21時)に出演するなど、俳優としての仕事がいくつか決まっているのですが、そろそろ結果を出さないと今後かなり厳しくなりそうですね。

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