昨年12月に芸能界引退を突然発表し騒動になったものの、その後撤回して現在も活動を続けているお笑い芸人・星田英利さん(旧芸名=ほっしゃん。 46歳)が26日、トークバラエティ番組『八方・陣内・方正の黄金列伝』(読売テレビ)に出演し、芸能界引退を考えた理由を告白しました。
星田英利さんは昨年12月6日早朝に自身のインスタグラムにて、「デビューからお世話になった大先輩方々を裏切る、っていうか、お世話になり過ぎて、その方々にご相談できへんかったけど、年内の引退を夏からずっと会社と相談してて、そうしようかなと思います。27年。・・・凄い。」「あ、今やってる仕事は、3月までやから、それは絶対、手ぇ抜かんと死ぬ気でやるから。」と、芸能界から引退する意向であることを突然発表しました。
<↓の画像が、インスタグラムに投稿した引退宣言>
しかし、所属事務所『吉本興業』はこの発表に対して、「芸能界なのか、芸人なのか、なにを引退するのかも分からない。現在、確認中」などとコメントし、情報が錯綜していました。
その後、星田英利さんは引退について綴った投稿を削除、さらにその日の夜に再びインスタグラムを更新し、「心配かけてすみません。いろいろ考えましたが、続けさせてもらおうと思います。ひたむきに頑張ります。」と引退を撤回し、この謎の引退宣言・撤回騒動は物議を醸すことになりました。
そして、今回番組に出演した星田英利さんは、番組MCの陣内智則さんから「突然だったんですか?お酒飲んだ勢いでやってしまったのでは」と聞かれると、「突然じゃないです。みんなそうおっしゃるんですけどアルコールはまったく入れてない」と否定した上で、昨年夏から吉本興業のある幹部には芸能界引退について相談していたことを明かし、「ゲリラ的なものをやらないと退路を断たないと、辞められないんじゃないかと思った」と、インスタグラムで芸能界引退を宣言した理由を説明。
また、引退を考えた理由について聞かれると、「2年くらい前から芸人としての衰えをすごい感じていて」「反応が遅くなったりとか、共演者の女の子がいても名前を知らなかったり。後で聞いたらすっごい有名な子なのに」と語り、これに対して陣内智則さんが「その日の反省というのは誰にでもある」と返すと、「その量と回数が増えたのかな」と話していました。
この日の番組には、お笑いコンビ『チュパチャップス』として星田英利さんと活動し、コンビ解散後はピンで活躍中の元相方・宮川大輔さん(44)がVTR出演し、星田さんの引退宣言について「びっくりしたんですけど。他の人には分からない、ほっしゃんの性格、一番分かってるんで。『またか』じゃないですけど昔からあったんですよ」「ふわっといなくなって連絡がつかなくなったり。電話したら、理由は作ってるんですけど100%ウソなんです」と告白。
<↓の画像が、元相方・宮川大輔さんの写真>
さらに、星田英利さんの引退宣言を聞いた時の心境については、「なんでやろとは思いました。再婚もして子供もいるし。あてもなかったらおせっかいだけど心配になる。『ここまでやってきてやから相当考えたんかな』と思ったりとか」と振り返り、星田さん本人にすぐ連絡したことも明かした上で、「テレビで言うことでもないですけど、2人の会話で。同期で入ってコンビも組むことになって別れて。自分の中では最大のライバルじゃないですけど同志なんで。その人が辞めてしまうのは寂しい。いないのは寂しい。そこだけです」と語っていました。
<↓の画像は、『チュパチャップス』時代の写真>
そして、これに対してネット上では、
- もともと低空飛行だったので、衰えてるかどうかもわかないな〜。
- 衰えも何も芸人として何か実績を残してたっけ?尾野真千子との不倫のイメージしかない。
- 俳優業をやり出してからアホな事が出来なくなる…片岡鶴太郎パターンやね。そして某女優と噂になったり、そら鼻からうどんは出せんわな〜
- 役者を志してコンビ解散して芸人辞めた大輔の方が今や芸人として売れてるからなあ。
- ほっしゃん、悩むほど(衰えるほど)笑いを極めてる訳じゃないでしょ?根がマジメなのかな?気楽にやった方が面白いと思うよ。名前も戻した方が良いと思うし。
などのコメントが寄せられています。
7月1日放送の『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ)に出演した際にも、星田英利さんは引退宣言騒動の内情につい言及しており、「いろんなことがあったんですよ。家族のこととか自分の事とか」「夜中にウワーってなって、ゲリラ的にバン!って言わんと、ウジウジしてしまうと…」と説明し、「夏ごろから、仕事で知り合いになった人に漁船に乗せてもらったり。体を使った仕事の後って、よく寝られるんですね」と、芸能界引退後の人生を模索していたことを明かしていました。
星田英利さんと宮川大輔さんは1999年7月に『チュパチャップス』を解散し、星田さんは2005年の『第3回R-1ぐらんぷり』で初優勝を果たした際には、号泣しながら「優勝できなければ芸人を辞めるつもりだった」と語っており、以前から芸人としての活動を悩んでいたようです。
しかし、その後はお笑いタレントとして活動しながら、俳優としての活動も積極的に行っており、様々なドラマや映画に出演はしていたのですが、かつて『吉本印天然素材』というグループで共に活動していた雨上がり決死隊、ナインティナイン、FUJIWARA、そして宮川大輔さんと比較すると、仕事量は少ないと感じられたため、これも芸能界引退を考えた原因なのかもしれません。
芸人としての力量などは確かに、宮川大輔さんらに比べて劣るようには感じられますが、他の芸人とは違い俳優としての活動量が豊富なので、今後もその部分を活かしながら活動の幅をさらに拡げていってほしいですね。